超絶 凄(すご)ワザ! 極限の薄切りを目指せ〜手ノコ編〜

放送日 2015年1月26日(月) 16:30~16:55
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
16:30~

世界遺産法隆寺は現存する世界最古の木造建築。東寺は木造ながら55mの高さを誇る。世界が認めた日本の歴史的木造建築は何百年経ってもびくともしない。それを守っているのが大工の高度な技術だ。今宵はその匠たちがさらなる技の高みを目指す。用いるのは鋸、切るのは30cm角の巨大なヒノキ。正確無比に鋸を操る技術が求められる。極限まで技術が高まれば、文化財の修復では不要な部分だけを切断、接合し、元の貴重な木材を最大限に残せる。木材同士をより密着させることは我々の住宅の強度を高める。専門家は「建築技術全体の向上につながる。災害に強い住宅が増え、多くの命を守ることになる。」と語る。挑むのは手挽き鋸チーム、電動丸ノコチーム。人は鋸でどこまで薄く切れるのか。

極限の薄切りを目指せ!手ノコ編 (バラエティ/情報)
16:32~

出演者の挨拶とオープニングトーク。千原ジュニアが「オープニングのVTRでもう面白いじゃないですか。絶対おもしろい」「手挽きと電ノコ・・・ゴジラ対メカゴジラみたいな」と語った。対決に使うヒノキを紹介。1辺が1尺(30.3cm)のヒノキで「尺角」。いかに形を崩さずに薄く切れるか、究極の技を競う。

手挽きノコギリチームの紹介。甲州市の雨宮国広は「一刀一刀全く真剣勝負ですよ」と語り、機械化が進む現代でも手仕事にこだわる。これまでに武田信玄の眠る恵林寺など歴史的建築物の修復に腕を発揮してきた。雨宮の真骨頂が正確なノコギリ挽き。幅5mmの墨の線のぎりぎり外を切る「墨残し」、線上で切る「墨半分」、線を残さない「墨消し」と0.1mm単位で切り分け、「髪の毛5本分とかいう世界でノコで切り進む」と語る。雨宮は今回、己の技術の限界を知りたいと挑戦を決めた。雨宮とチームを組む職人は京都にいる。ノコギリの刃を研ぐこと65年、研ぎ師、長津勝一で「砥の神様」と称される。試し切りでは釘を打った木材を釘ごと切ってしまい「同じノコでも全て研ぎ方で変化する。悪ければ使い物にならない」と語る。長津は切る木に合わせて刃の形状を研ぎ方も変える。自らの技を極限まで高めてみたいと参加を決めた。

手挽きノコギリチームの2人がスタジオに登場。千原ジュニアが雨宮に「重要文化財の修復では緊張しますよね」と聞くと、雨宮は「先人の心に触れて、気持ちが全部わかります。材料に刻まれた道具の跡で」と語った。池田が「現役の大工30人に聞いたところ、手挽きでの薄切りは3から5mm程度が限界だとわかった」と発表。

今回のルールは「面積の98%以上を残す」「薄さは12か所の平均値」

手挽きノコギリチームが挑戦する。雨宮が「強い気持ちを持って挑戦します」と宣言して開始。池田が「最初に0.2度ずれると、30cm先では1mmのズレになります」と解説。薄切りで重要なのは真っ直ぐに垂直に切ること、とナレーションでの解説。

長津はノコギリに何を施したのか。本番の1ヶ月前、挑戦に向けて長津はノコギリを研ぎ始める。長津は「薄切りに挑戦ならアサリゼロ」と語る。ノコギリの刃先で左右に飛び出しているのが「アサリ」。アサリがある分、木との間に隙間が生まれて切り口が曲がりやすくなる。しかし、アサリを無くすと隙間がなくなり、木との摩擦が増え、木くずの逃げ場もなくなる。ノコギリの加工をはじめた長津は、刃ににU字の切り込みをいくつも入れ始める。研ぎ終わったノコギリを試し引きすると摩擦と木くずの問題が感じられない。U字の切り込みでその問題を解決したのだ。真っ直ぐに切れてるノコギリが完成した。

建築時技術史研究所所長の渡邉昌が「ノコギリの柄も切る段階でどう持つか変わる。それを体得しているのが名人」と解説。雨宮のノコギリが中心部に近づいていくが、最大の難関は中心部ににある。

1辺が30cmを超える巨大ヒノキを本番前に切ってみた雨宮は、その中心部でこれまでに経験したことがない感覚を味わった。「中へ刃が入っていく」「中が見えない分コントロールが非常に難しい」と語る。これがノコギリの直進を阻む「尺角の闇地獄」。結果、板の中心部では3mm以上の厚さになった。2日後、雨宮は京都の長津の元に向かい「外側に行くように」「今度は刃先で調節する」、と「尺角の闇地獄」への対抗策を話したが、長津は「本来はノコギリは外に向かう。中に向かうのは、逃げないように、と無意識に中へ食い込んでいる」と説明。長津は「そのノコは曲がらない。無心に挽くっていうことだ」と雨宮に語った。

45分経過し、ノコギリが中心部に達する。雨宮が挑戦前に「最近の住宅は事前に材料を切断するプレカット工法が多く、現場でノコが使われることが少ない。この番組を通じて手挽きノコギリの魅力を伝えたい」と語っていたことが紹介される。開始50分、ノコギリを入れなおそうとした雨宮が刃先を引っ掛けて亀裂を入れてしまう。雨宮はヒノキを回転させ、反対側から切ることにして解決するが、切り口がずれた場合には切断面に大きな段差が出来てしまうリスクを抱えることになった。開始から1時間15分、ノコギリは先程割った所に達し、切り終わった。切断面に段差はなく、雨宮が凄ワザを見せた。板の面積を測定すると、面積は99.7%でクリア。薄さは12か所の平均値で1.93mmだった。雨宮は「2.5mmくらいと思っていたので嬉しい。全てにありがとうと言いたい」、長津は「私の研ぎの技術を雨宮さんに発揮していただいた賜物だと思います。ありがとうございました」と語った。

板の面積を測定すると、面積は99.7%でクリア。現役大工30人に聞いた薄切りの限界は「3~5mm」だっただ、雨宮の挑戦結果は、12か所の平均値薄さは1.93mmだった。雨宮は「2.5mmくらいと思っていたので嬉しい。全てにありがとうと言いたい」、長津は「私の研ぎの技術を雨宮さんが遺憾なく発揮していただいた賜物だと思います。ありがとうございました」と語った。

キーワード
甲州市(山梨)
京都市(京都)

エンディング (その他)
16:54~

「超絶 凄ワザ!」の次回予告。

番組HPにて挑戦者募集の告知テロップが表示。

キーワード
超絶 凄ワザ! 公式サイト
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