解説スタジアム 相次ぐテロ・紛争 日本人の安全は

解説スタジアム(かいせつスタジアム)は、NHK総合テレビジョンで、主に祝日や土曜日(不定期)の午前中を中心に生放送で行っている討論番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年7月18日(月) 11:03~11:54
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
11:03~

15日、トルコ・イスタンブールで軍の一部がクーデターを企て銃撃戦が相次いだ。2日、バングラデシュ・ダッカのレストランでは日本人7人が犠牲になった。そこで今回は「相次ぐテロ・紛争 日本人の安全」はというテーマで解説していく。

オープニング映像。

西川吉郎らによる始まりの挨拶。今回のテーマは「相次ぐテロ・紛争 日本人の安全は」。番組へのご意見・質問は「解説スタジアム」で検索。または「世界で相次ぐテロと紛争 日本人の安全に関して現状や対策をどう思うか」も募集中。

キーワード
解説スタジアム
イスタンブール(トルコ)
ダッカ(バングラデシュ)
テロ

相次ぐテロ・紛争 日本人の安全は (バラエティ/情報)
11:05~

現地では震度1以上の地震は14日から1000回を超えた。死者49人、行方不明者1人で、熊本県と大分県で3万3000人余りが避難している。現地の様子について、まずは二宮徹が解説。避難者が一時20万人に上ったというのが異例であり、異例の連鎖地震ということで自宅が壊れた人だけではなく、地震が怖くて家に居られない人や家に備蓄がなくて避難所に行く人が相次いだ。最初の段階では車で避難している人などの数を数えきれなかったのもあり、避難者はもう少し多かったと思われる。健康やストレスの問題が避難所でこれから課題になってくるとした。

続いて、医療支援や避難者の健康問題を中心に見てきた土屋敏之が解説。気になったのが、今も郡部を中心にして断水が続いている環境がまだ多い点。水が使えないことが感染症の拡にも原因になってくるため、衛生面の環境をどう改善していけるのか。一方、熊本市内でもゴミが生ごみを含めて山積みになっている環境も多く、この辺りをいかに早く改善していけるかが重大になってくるとした。

山崎登が解説。今回は避難しているスペースに比べて人の数が多いことを感じたという。避難所の数が足りないことに加え、指定されている一部の避難所で体育館の天井が落ちたりして使えなくなったりしているところがあり、使えるところの一部の避難所に人が集まっている。避難所のエントランスのような入口のスペースとか通路のような所にもダンボール・毛布を敷いて寝ている人がいた。話を伺ったところ、私達は普段便利な生活をしている中で、プライバシーのない環境が辛いという声があった。これだけ豊かな日本でもそういう環境で避難生活を送らなければならないのは、二次災害の側面があるんじゃないかと指摘した。

現地では震度1以上の地震は14日から1000回を超えた。死者49人、行方不明者1人で、熊本県と大分県で3万3000人余りが避難している。現地の様子について、まずは二宮徹が解説。避難者が一時20万人に上ったというのが異例であり、異例の連鎖地震ということで自宅が壊れた人だけではなく、地震が怖くて家に居られない人や家に備蓄がなくて避難所に行く人が相次いだ。最初の段階では車で避難している人などの数を数えきれなかったのもあり、避難者はもう少し多かったと思われる。健康やストレスの問題が避難所でこれから課題になってくるとした。

続いて、医療支援や避難者の健康問題を中心に見てきた土屋敏之が解説。気になったのが、今も郡部を中心にして断水が続いている環境がまだ多い点。水が使えないことが感染症の拡にも原因になってくるため、衛生面の環境をどう改善していけるのか。一方、熊本市内でもゴミが生ごみを含めて山積みになっている環境も多く、この辺りをいかに早く改善していけるかが重大になってくるとした。

山崎登が解説。今回は避難しているスペースに比べて人の数が多いことを感じたという。避難所の数が足りないことに加え、指定されている一部の避難所で体育館の天井が落ちたりして使えなくなったりしているところがあり、使えるところの一部の避難所に人が集まっている。避難所のエントランスのような入口のスペースとか通路のような所にもダンボール・毛布を敷いて寝ている人がいた。話を伺ったところ、私達は普段便利な生活をしている中で、プライバシーのない環境が辛いという声があった。これだけ豊かな日本でもそういう環境で避難生活を送らなければならないのは、二次災害の側面があるんじゃないかと指摘した。

今回のテーマは「相次ぐテロ・紛争 日本人の安全は」。バングラデシュでのテロでは7人の日本人が犠牲となった。広瀬公巳は「バングラデシュは親日的な国だが、日本人なら大丈夫という考えは通じない」とコメントするなど、解説員が意見を述べた。

番組視聴者に「テロなどの危険はあなたに迫っていると感じますか?」というアンケートを行なったところ、「感じる」が63%、「感じない」が24%となった。

バングラデシュの事件から読み取れる教訓について考える。二村伸は「今回の事件は想定外だったが、予兆がありながら見過ごしていた事実もあった。テロ組織にとって日本人も敵側の一員」、広瀬公巳は「バングラデシュのハシナ首相は一部の過激派がソフトターゲットを狙っていると話している。テロが予測不可能になっている。」と述べるなど、解説員が意見を述べた。

バングラデシュの事件から読み取れる教訓について考える。出川展恒は「犠牲になったのはバングラデシュのために現地で汗を流していた人たち。日本人の善意が過激派組織には全く通じない現実を思い知らされた」、関口博之は「自分たちの味方か敵かという分け方しかないとすると気がかり」と述べるなど、解説員が意見を述べた。

フランス・ニースのテロ事件について。広瀬公巳は「乗り物を使ったテロは犯人の動きを制御するのが難しい。米同時多発テロでも飛行機が使用された。テロの形式という意味でも警戒を強める必要がある。道は究極のソフトターゲット」、二村伸は「ISは『手段を選ばず殺害しろ』というメッセージを世界に送っている。そのメッセージを受けて、武器がなくてもテロが起こせる事を知らしめてしまった」と述べるなど、解説員が意見を述べた。

トルコ・イスタンブールのテロ事件などについて。出川展恒は「たまたま日本人の犠牲者は出なかったが、トルコに観光旅行に行く人は多いので、巻き込まれる可能性は高かった。旅行先でテロや騒乱に遭遇する点も、徹底的に考え直さないとといけない」と述べるなど、解説員各々が意見を述べた。

視聴者からの意見。「テロ対策のため多少の不便は仕方ない」「日本の若者がテロに洗脳されて凶行する可能性があるのでは」「テロがあるだろうから対策するという気持ちでやってほしい」といった意見が挙がった。

板橋功氏によると、最近のテロの傾向として外国人がいる場所が狙われやすいという。また2020年に東京オリンピック・パラリンピックがあるため、テロのターゲットになる可能性も高い。サリン事件などに携わったオウム真理教の死刑囚は「裁判と関係のない第三者がしっかりと事件を検証するべきではないか」と話している。

「解説スタジアム」の番組宣伝。

かつてはテロを起こす場所に集まっていたが、今は自分がいる場所でテロを起こすようになっている。いかに危険を防ぐことだけではなく、事が起きたときにいかに対処するかが問われている。例として南スーダンでは危険な地域であることがわかっていながら日本人が活躍している。こうした地域ではいかに安全に避難できるかが重要である。南スーダンから脱出した日本人によると、地元では式典を遅らせるなど察知していたという。

政府の対応について議論した。政府はバングラデシュ事件を受けて、国際協力事業安全対策会議の設置を決めた。またパリ同時テロ事件を受けて、国際テロ情報収集ユニットを設置することになった。15日安倍首相がバングラデシュ ハシナ首相と会談でバングラデシュ側にもテロ対策強化を求めた。ユニットは各省庁から情報を集めて情報収集を行なっていく。

バングラデシュ事件では国外犯という言葉が流れた。これは日本国外において日本国民に対して殺人などの罪を犯した日本国民以外の者に適用される。外国での強制捜査は困難であり、情報ユニットの存在は重要度を増してきている。海外の情報機関との情報シェアや専門家の育成も急務である。また企業がとるべき対策としてマニュアルの策定・更新、安全対策を経営課題として位置づけることなどをあげた。企業がとるべき対策として常に警戒を怠らないことを狙う側にアピールすること。また地元社会との良好な関係を構築することが重要である。さらに欧米の進出企業との情報交換も必要である。

すべても外務省の基準で行動するのではなく、現地の声を聞くことも大切である。情勢は刻一刻と変化していくものであり、これまでの情勢と同じであるという考えは危険である。そのためにも情報収集を怠らないことが重要になってくる。個人としても情報収集が大切である。

外務省による海外渡航者登録システム「たびレジ」を紹介した。旅行や出張などで短期間、海外を訪れる人が現地の危険情報をメールで受け取れるようにするサービスである。これからは観光やグルメだけではなく安全情報にも関心を持たなくてはならない。

世界でのテロは1万件以上起きている。全体の数は一昨年よりは減っているものの、フィリピンやバングラデシュなどアジアにも広がってきているのが問題。また死者の数はこの数年で激増しており、ホームグロウンテロやソフトターゲットを狙ったテロが増えている。

視聴者の意見を紹介した。「渡航者には注意喚起を」「企業も撤退が必要」「海外派遣にはより慎重に」など、海外で活動するのに不安があり様々な対応を求めている声が多かった。

ISの活動が変化している。イラクでは45%、シリアでは20%支配地域を失っているが、最近はイスラム国領土に集まれという号令をかけていたのをやめて有志連合など外国への攻撃を企てている。また裕福で教育水準が高い若者も参加しており、今までの格差や貧困、就職難といったキーワードからは程遠い人もリクルートできるような土壌をISは作っているという。さらにアジアはテロ組織にとって「新興市場」で、潜在的なテロ予備軍も少なくない。以前はアルカイダに忠誠を誓っていた組織がISに忠誠を使うようになっているといい、ISのメッセージを受けてテロを起こす団体も多いという。またインターネットをリクルートの重要な手段として使っており、世界各地の若者がそれを見て過激思想に染められていく。

フランス・ニースで起きた事件でも裕福な若者がテロに及んだ。パリやベルギーでの事件ではテロ組織のネットワークが背後にあったというが、最近は一匹狼的な犯行も増えてきているという。車や銃を使った犯行であれば個人でもできてしまうことも一因。スタジオからは「動機を徹底的に解明してほしい」といった意見が出た。またこういったテロが起きることで、極右政党などがそれ見たことかと批判を始めることも少なくなく、悪循環が起こっている。

鎌田が警察庁に取材したところ、警察庁はテロ思想に感化された日本人がテロを行うことに対する警戒を強めているという。また政治家はポピュリズムに走りがちだが、もっと相互理解をしていく必要があるといった意見も出た。

テロの危険が増す一方、多様性を尊重する空気も薄れてきているのではとまとめた。

キーワード
熊本地震
エコノミークラス症候群
ノロウイルス
ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件
テロ
ハシナ首相
ソフトターゲット
同時多発テロ
東京オリンピック
東京パラリンピック
板橋功研究センター長
南スーダン
パリ同時テロ事件
バングラデシュ事件
国際協力事業安全対策会議
国際テロ情報収集ユニット
集めて
国外犯
外務省
たびレジ
IS
アメリカ国務省
ホームグロウンテロ
イラク
シリア
ナイジェリア
アフガニスタン
フランス
チュニジア
ケニア
アルカイダ
バングラデシュ
インド
パキスタン
インドネシア
マレーシア
フィリピン
ニース(フランス)
パリ(フランス)
ベルギー
オウム真理教
トルコ
警察庁
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