解説スタジアム 広域豪雨災害から人々をどう守るのか

解説スタジアム(かいせつスタジアム)は、NHK総合テレビジョンで、主に祝日や土曜日(不定期)の午前中を中心に生放送で行っている討論番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年7月16日(月) 11:00~11:54
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
11:00~

西日本豪雨災害から10日が経ったが、被災地は今も厳しい暑さに見舞われていて、4800人余が避難所での生活を強いられている。今回の豪雨では大雨特別警報が非常に広い範囲で出されていて、これまでに210人が死亡し、22人の安否が未だに不明となっていて、現地では今も捜索が続いている。

キーワード
西日本豪雨災害
大雨特別警報
岡山県
愛媛県
広島県

解説スタジアム (バラエティ/情報)
11:01~

今回の豪雨では数十年に一度の重大な危機を示す特別警報が11の府県に発表されていて、広い範囲に非常に激しい雨や、土砂災害が同時に多発し、川の決壊・氾濫も1000近い地域で引き起こされる形となった。

現在解説委員室のホームページから視聴者からのご意見・ご質問を受け付けていて、これまで来た意見からは足の悪い高齢者が2階に上がることが出来ずに亡くなってしまったケースが多くなってしまったという意見や、避難指示のメールが午前1時に来たが外が真っ暗で何も出来なかったという意見、地元の被害はあまり報じられずにボランティアも来てくれないという投稿が視聴者からは寄せられていた。

今回の災害について、西予市の野村町で肱川が氾濫して被災した人はあっという間に2階に水が上がり避難する時間もなかったと話していて、ボランティアの人も手伝ってくれたが暑くて砂が舞い上がり非常に厳しい状況となっていると話していた。松本さんはここ数年では広島豪雨や関東・東北豪雨で鬼怒川が氾濫し、台風10号が北海道で猛威を奮ったことや、九州北部豪雨がこれまでには起きていて、豪雨の激しさの段階があがったと松本さんは話していた。

今被災地に必要なことについて。飯野奈津子は暑さ対策は国が支援をして体育館などの集団生活が難しい人たちは教室にいる。そこはクーラーもなく非常に大変な状況。そういう人たちのところには支援がまだ届いていない。避難所で気になったのは高齢者などに役割を与えるなどの環境を整えていくということを考えないといけないなと感じたとした。清永聡は水だと思う、断水しているところがたくさんある。被災者の方々が相当疲弊しているなと感じたと話した。松本浩司は広域災害として分散している。大事になるのは行政、国の支援だとした。

清水さんは広島県三原市の本河内区の災害を取り上げていて、病院んの医療器具が浸水でだめになったことで外来受診はしばらく出来ない状況になり、ボランティアが来なかったことから1人ぐらしの女性もほとんど自分自身で捨てていて、ごみ処理も追いついていない状態となっていた。避難所では30人が現在も泊まっていて資源はNGOなどが提供していたものの、これを配布する人材が不足していると話していた。

飯野さんは避難所の様子を取材したが、暑さや将来への不安から高齢者が体調を崩すケースが多くなっていると話していて、災害に弱い人が倒れるのをどう防ぐかが今後の焦点になると話した。また、真備町では足が動かせない人が多く亡くなったと話していて、これまでは体の不自由な人は住み慣れた自宅で過ごすようにする方針となっているが、このような人たちは増えていることから、災害時に介護が必要な人をどう支えるのかが課題だと話した。

なぜ甚大な被害になったのかについて。大きく分けて2つ理由がある。土屋敏之はこの2、3年の間に豪雨が起きる頻度、1日に降る最大の量が増えていることが確かめられている。バックビルディング現象が起きているとした。清永聡は特別警報だけでも11の府県という桁違いな凄さ。今回は長いところだと10日に渡って断続的に雨が降り続いた、それが要因の1つではないかとした。土屋敏之は土石流が起きた後にも大量の雨が降り、崩れた土砂や石をさらに遠くまで運んだこと。新しい現象だとし、土砂洪水氾濫という呼び方をしている。

三輪さんは通信網の遮断を気にしていてインターネットでは多くの情報がすでに飛び交っているが、このようなコミュニケーションは力になると話した。気象予報士の資格を持つ土屋さんは観測史上例がない雨量となっていて、高知県~岐阜県などの広い範囲で1000ミリを超える雨が降っていて、これは水蒸気が問題となっているものの、西日本豪雨では去年の九州北部豪雨よりも広い範囲で水蒸気が大気に混じっていて、これが大雨に繋がったと話した。

去年災害対策基本法に基づいて、指定公共機関に指定されたコンビニなどの施設に適応されていて、セブン&アイではどの店が特別警報や避難指示の場所にあるのか・どこで車が動かないのかを把握する地図を導入して指示を行っていたが、それでもすべての地域の商品を陳列することは出来ておらず、必要なときに必要な物資を送り届けるための方法はさらに検証していくべきだと今井さんは話していた。

今回の豪雨では広い範囲で緊急な事態であることを示す特別警報が11の府県に発表されるという異常な事態となった。質問「豪雨の時、あなたはどのタイミングで避難を始めますか」。視聴者の声、埼玉30代女性「あまりにも広範囲に特別警報が出すぎて逆に嘘でしょと疑いたくなり、緊張感を感じられなくなってしまった」などを紹介。アンケートの結果は避難指示を受けてが41.3%などとなった。

「ご意見受付中 解説委員室HPより」のテロップが流れた。

清永聡は大雨などに関する情報について解説。注意報が出され、最後に特別警報となる。非常に事態になる可能性がある、あるいはなっている可能性がある恐れがあるとしひなが難しくなっていることも。避難に関する情報について。大事なのは災害の発生する恐れがあるとして出される避難勧告の段階までに速やかに避難をするということ。避難指示の場合は災害の危険が差し迫る緊急事態、避難を終えていることが望ましい。土屋敏之は2つだけ意識してほしいことがある。避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告の2つ。避難準備になったらすぐに逃げられるように体勢をとること。避難勧告が出たらすべての人が避難することとしている。

いま被災地に必要なことについて各人の意見が出された。避難所の環境を整える、避難所に行く経験で判断を早く出来る、消防庁が音頭を取って日本全国から応援に入る仕組みを更に勧めることが必要などと語られた。またボランティアについて熱中症で倒れた人もいるため、無理をしない、情報を確認してから入るなどの意見が出た。ボランティアに行けずとも義援金の募金をたくさんやっているので義援金詐欺にならないよう信頼できる企業や団体に確認して積極的に応援したいと語られた。「色んな応援の仕方がありますね」などと語られた。

飯野奈津子は自宅にいて、介護などを必要にする人が非常に多いという事を考えると避難準備の段階で日常的には介護サービスを使っている人たち。その段階でサービスをする事業者の人たちが避難するためにピックアップするということも考えたほうがいいのではないかとした。三輪誠司は昔からある情報を伝えるというツール。屋外のスピーカーなどは雨が降ると聞こえない。そのため、受信機をできるだけ早く全世帯に配布するべきとした。

自治体の人たちのバックアップも考えていかなければいけないと語られた。支援物資も必要なものがよく変わるので自治体のホームページなどにある情報をチェックする事が大事だという。今回ははじめて災害時健康危機管理支援チームが派遣され、主に保健所の機能を支援しているという。また、被害の大きな地域に目が行きがちだが小さなところにも目を向けてもらいたいと本河内区を取材して思ったなどと語られた。これから台風シーズンを迎えるため、応急復旧を急ぐ必要があり、行政に連携して急いで取り組んでもらいたいなどと語られた。

熊本の女性などから断水について「食器はラップを敷いて使用したり割り箸を洗うなど洗い物を極力減らしてください」などの意見が出た。最後に出演者から被災者にまずは自身の体調管理に気をつけるよう伝えられた。

キーワード
特別警報
平成30年7月豪雨
解説委員室
しまなみ海道
岐阜県
岡山県
福岡県
広域豪雨災害
広島豪雨
平成27年9月関東・東北豪雨
台風10号
九州北部豪雨
野村町(愛媛)
広島県
北海道
肱川
鬼怒川
三原市(広島)
真備町(倉敷市)
バックビルディング現象
西日本豪雨
名古屋大学
呉市(広島)
高知県
徳島県
長野県
災害対策基本法
セブン&アイ
避難指示
避難準備・高齢者等避難開始情報
避難勧告
阪神大震災
菅官房長官
義援金詐欺
松山市(愛媛)
倉敷市(岡山)
奈良県
大分県
熊本県
東日本大震災
関西広域連合
災害時健康危機管理支援チーム
本河内区(長崎)
愛知県
滋賀県
福島県

エンディング (その他)
11:52~

励まし、応援のメッセージが多く寄せられていると語られた。これまで大丈夫だったは通じないと強く感じ、最近の災害は新たなフェーズに入ったと証明されたものとして見直していく必要があるなどと語られた。

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