マイケル・サンデルの白熱教室 2015年5月31日放送回

放送日 2015年5月31日(日) 2:28~ 3:17
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
02:28~

オープニング映像。

公共放送の未来を考えよう (バラエティ/情報)
02:28~

今月、東京で世界公共放送番組会議が開催。インターネット時代の今、テレビはどのような役割を担えばよいか議論された。この会議に参加した27人がNHKのスタジオに集まりマイケル・サンデルが難問をぶつける。

マイケル・サンデルが登場し公共放送が直面している課題について個人としての立場から自由に意見を語ってもらうと説明。ゲストのテリー伊藤と杉本誠司を紹介した。

「公共放送にとってテレビとインターネットの融合は?」好ましいか、好ましくないか討論。番組を提供する場が一つになってしまうことを懸念する声があった。また役に立つ公共サービスをつくり上げていくチャンス、公共放送の使命に沿った枠組みの中で魅力的なコンテンツを制作すれば若者たちはインターネット上から見つけてくれるなどの意見があった。

「視聴率の低くても社会福祉や文化などをテーマにしたまじめな番組と視聴率の高い娯楽番組のどちらの番組を増やすべきか?」について討論。どうすれば両方を達成できるかが大切、デジタル時代には多くの人たちに見てもえるような仕掛けが必要。テリー伊藤は可愛い子が司会をするだけで数字は上がる、批判はあると思うが若い人が見てくればそれでよいと話した。またある一つのタイプの番組だけで全ての人に訴えかけることはできないなどの意見があった。

ノルウェーの公共放送デジタル化について国民の88%が1日に1回はコンテンツに接していると紹介。テレビ公共放送は国民を結びつける接着剤、人々のコミュニティを作り出すような共通体験の場となる役割を果たしてきた。マイケル・サンデルがオンデマンドで思いのままの視聴が可能になる将来、公共放送はその機能を果たせなくなるのでないかと問題提起した。視聴者が受け身ではなく参加し交流が増える。市民の参加から共に作っていく覚悟で作り方を変えていく必要があるなどの意見があった。

「国民としての共同体意識を作るのも公共放送の使命?」について討論。一つのあり方しか提示しないと多様な意見をもつ人たちで国が構成されていることを無視してしまうことになるなどの意見があった。マイケル・サンデルが政府にとって不利な情報を得たとき報道に踏みきか質問した。エイドリアン・ヴァン・クレヴァレンはBBCは事実を尊重し権力に立ち向かうのが原則だが実際の事件のときいくつか問題があった。概ね事実だが100%ではない報道を出してしまい政府の追求をかわしきれず会長らが辞任することになったと話した。

マイケル・サンデルが政府の方針に反する報道をし追求を受けた後に再度、また物議を醸し出すテーマを扱うことになった場合は自主規制が働くことが考えられるかと質問。フランスのアンドレ・デ・マージャリーはシャルリ・エブド襲撃事件で全貌が明らかになる前に様々な情報が生放送で伝えられた。メディアは放送倫理を監督する委員会から警告を受けたと話した。自分たちが取材した事実自身を持っていれば自主規制する恐れはないなどの意見があった。またセウォル号沈没 事故について韓国の多くの人々がなぜインターネットに出回っている事実を報道しないのかと、テレビ番組よりインターネットの情報を信用するよになった。政府にとって都合の悪い情報を流さないようKBS社長が報道現場に圧力をかけたと内部告発があり社長は辞任した。

BBCでは戦時に「わが軍」「わが国」という表現は避けるべきという原則があった。オリンピック報道では「わが国」と表現してよいかと質問した。戦争とスポーツだろうが中立でなければならない。スポーツは戦争や政治とは違うなどの意見があった。

マイケル・サンデルが公共のための報道とはどういうことなのか、国民世論に沿った報道をすることなのかと問題提起。公共放送は中立を保ち続けるべきという意見の一方で政治権力や企業に挑む役割があるという意見があった。そしてル・サンデルが今日の議論の根底にあるのは公共とは何を指すのかという問いだった。公共放送にとって難しいが挑戦しがいのある使命だといえると話した。

キーワード
世界公共放送番組会議
シャルリ・エブド襲撃事件
セウォル号沈没 事故

エンディング (その他)
03:16~

エンディング映像。

スポット

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