小さな旅 砂に咲く夢〜千葉県館山市平砂浦〜

『小さな旅』(ちいさなたび)は、NHKで放送している紀行番組である。字幕放送実施。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年4月25日(土) 5:15~ 5:40
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
05:15~

オープニング映像。(テーマ音楽:大野雄二)

キーワード
大野雄二

砂に咲く夢〜千葉県館山市平砂浦〜 (バラエティ/情報)
05:16~

房総半島の南の端、5キロにわたって弧を描く砂浜は館山市平砂浦である。林に囲まれ風を避けるようにハウスが並んでいる。1300世帯が暮らす西岬地区では136軒が花の栽培に取り組んでいる。山田滋さんが栽培しているのは切り花用のひまわり、2月末から9月にかけて70万本を東京の市場に出荷している。

西岬地区のひまわりは水を吸い上げる道管が太く、茎が丈夫で花が長くもつと言われている。丈夫なひまわりを育てるのは浜から続く砂の土壌で、砂地では水や養分が流れてしまいヒマワリは大きくなれないが、厳しい環境だからこそ必死に根や道管を発達させる。山田さんの家の裏手には巨大な砂の斜面が広がっている。高さはおよそ100m、1キロ先の海岸から風で吹き寄せられた砂が年月とともに積もった。

住民の要望をうけて昭和24年に始まった千葉県の砂防工事、地元の農家も加わり松の苗木を植え続けた。砂山と海との間に植えた木々は60年経って大きな緑の壁となった。防風林は海岸線4.5キロにわたって立ち並び、暮らしを守っている。5月下旬、地元の人達が苗木を植えていた。防風林の一角で松枯れが起こり、伐採したところを緑に戻す。苗をいたわるために根本には藁を敷く、大木に育つまで50年、次の世代のために取り組みは受け継がれていく。砂山を部活動の場にしているのは地元の中学校の陸上部、伝統の特訓であるという。

平砂浦の弓なりの海岸線と強い風は多彩な波を生み出す、ここで生まれ育った粟田海さんの夢はプロサーファー、サーフィン教室を手伝いながら国内外の大会で腕を磨いている。幼い頃から平砂浦で経験を積み、中学2年の時、16歳以下の国内大会で準優勝をした。練習の合間に足を運んだのが砂山、砂を波に見立てて何度も滑り降りたという。今月末にはプロサーファーも参加する伊豆での大会に出場するという。

花農家・山田さんのハウスではヒマワリの出荷に追われていた。涼しいうちに切り取った花は直ちに選別する。花に近い葉だけを残して丁寧に取り除き、届いた先で一番華やかになるようにする。大きさが合わず、出荷できなかったヒマワリは大切に玄関先に飾るという。

防風林に囲まれた神戸地区の砂の田んぼには絶え間なく水をひき、畑では砂地に強い作物を育ててきた。ここでトウモロコシの栽培に力を入れているのは安西さん、養分の砂地に植えることでトウモロコシは実に栄養を蓄えようとする、そのため甘みが増してくるという。安西さんが土に向かうようになったのは18年前、地元の高校を卒業後、東京の百貨店で働いていたが28歳のとき父親が脳梗塞で倒れ、突然、故郷の畑を継ぐことになった。とりわけ苦労したのが風から作物を守ることで、風除けをはっても倒され、収獲間際のトウモロコシが折れることもしばしばあったという。大量の竹を自分で切り出しては何本も支柱を立て、補強していった。

安西さんが訪ねたのは仲間の畑、幼なじみの田邊さんとは砂に強い品種選びから栽培・出荷まで何でも話し合える仲だという。風と砂に仲間とともに立ち向かいながら、トウモロコシの収獲はまもなくである。

キーワード
館山市平砂浦(千葉)
房州砂漠
伊豆大島
鵜渡根島
利島

次回予告 (その他)
05:39~

「小さな旅」の番組宣伝。

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