“不思議の庭”の野菜たち 2013年1月3日放送回

放送日 2013年1月3日(木) 10:05~10:55
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

オープニング映像。40年以上北海道の自然を見つめ続けてきた写真家・奥田實さんは、命を想像しながら自然と向き合うまなざしを今身近なものに向けている。今回は、庭先の野菜たちが繰り広げる命の営みを覗いてみる。

キーワード
アスパラガス
シソ
ルバーブ
ニンジン

“不思議の庭”の野菜たち (バラエティ/情報)
10:09~

北海道・大雪山系をの町に奥田實さんの庭がある。300坪ほどの庭で50種類ほどの野菜を育てており、朝庭を見回るのが日課となっている。

越冬ニンジンは、普通は雪解けとともに収穫。奥田さんはそのままにしておいたところ、気持ちよく若葉を伸ばし始めた。土の中ではどのようになっているのか、傷つけないように掘り出してみたところ、ニンジンから白いヒゲが生えていた。

奥田さんは、撮影した野菜は感謝をこめていただいている。奥田さんは妻との二人暮らしで、一人娘はすでに独立。庭先では、巣を作ったエゾリスを見ることができる。

カッコウが鳴くころ、奥田さんは夏野菜を植え始めた。畑に勝手に芽を出していたキャベツは大きくなり、太くて立派なアスパラガスができていた。アスパラガスはときに1日に10cm以上のびることがあり、長時間かけて根ごと丁寧に掘り起こした奥田さんは「もう二度とやりたくないね」と語った。

収穫したアスパラガスを妻・洋子さんがゆで、奥田さんが食べた。このとき食べずに植えておいたアスパラガスは、その後高さ1mを超えてしまった。ニンジンたちも花を咲かせた。

奥田さんが写真家の道を歩みだしたのは20代の頃。きれいな風景を求めて全国各地を渡り歩いた。そして北海道にたどりつき、雄大さにあこがれて38歳のときに埼玉から移り住んだ。

50歳を過ぎていつものように森を歩いているとき、奥田さんは高さ30mを超える大きなオニグルミの木を発見。その先には小さな赤い花が咲いており、この花が種となって芽をだし、やがてこの木のように大きく成長させるとおもいをめぐらせたとき、小さな花が輝いて見えたという。そんな樹木の命のサイクルを見つめたいと、奥田さんは「生命樹」を発表した。

奥田さんが気になっていた野菜・ルバーブは、葉っぱの根元を食べる野菜。酸味があり、砂糖と煮込んでつくるジャムはさわやかな初夏の味覚となっている。奥田さんはこのルバーブの花に興味をもち、花を撮影。

奥田さんの家の庭に植えられていたブドウの木は、数え切れないほどの緑のつぼみをつけていた。

奥田さんは、読者からの手紙を励みにしている。中でも、多くの命を奪った東日本大震災を経験した人からの手紙が心に残っていると、その手紙を紹介。奥田さんは「自然はかけがえのないすごいものだということを、メッセージとして僕は出していきたい」と語った。

夏の終わりを迎えると、庭に童話の世界が広がっていた。ムラサキハナマメが育ち、「ジャックと豆の木」に出てくる豆の木のように高く育っていた。

一方で、命のサイクルを終えようとしていた野菜がいた。見事な花を咲かせていた越冬ニンジンは、風にふかれて種を飛ばし、朽ちていった。奥田さんが根元を掘り出してみると、わずかだがオレンジ色は健在、しかし立派だった白いヒゲははなかった。

冬になると、奥田さんは毎日薪を割るのが日課となる。薪ストーブに今季初の火を入れたとき、ワインをお神酒をささげて火の神様に冬の無事を祈った。

また、まもなくやってくる冬で霜が降りる前にリンゴを収穫。収穫したばかりのリンゴはハチミツを入れて焼きリンゴにし、また収穫した野菜でご馳走を楽しんだ。

そして奥田さんは、撮りためた写真を組み合わせて命の輝きを表現し始めた。また、庭では新しいブドウの木を植えた。

キーワード
リンゴ
ワサビ
キャベツ
レタス
越冬ニンジン
エゾリス
アスパラガス
ニンジン
チンゲンサイ
エゾネギ
ゴボウ
生命樹
ルバーブ
ブドウ
東日本大震災
ムラサキハナマメ
ジャックと豆の木
トウモロコシ
トマト
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