イッピン 選「城下町からうまれたカワイイ器〜石川 金沢のガラス〜」

イッピンは、2012年10月2日に放送が開始されたNHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年10月29日(日) 4:30~ 5:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
04:30~

オープニング映像。

城下町からうまれたカワイイ器〜石川 金沢のガラス〜 (バラエティ/情報)
04:30~

今回は石川県金沢市のガラス職人・辻和美さんを取材する。辻さんの器は、その黒をたくみに活かした可愛らしい意匠や使いやすいサイズ、中の食材を美しく見せるデザインから 、工房を立ち上げて12年となった現在も7種類あるデザインすべてで半年待ちの状態だ。金沢では現在、辻さんのガラス作品のような個性あふれるガラスの器が人気を集めている。

アメリカでガラスを学び、故郷の金沢に戻った辻さんが自身の工房を開いたのはいまからおよそ18年前のこと。洗練されたデザインと色使いとを特徴にしながらも、暮らしに寄り添って使う人を楽しい気分にさせてくれる器は多くの支持を集めている。中でも人気は黒の器で、おおらかで優しく、どこか楽しげな見た目が印象的だ。

辻さんのガラス作りをを見学した。 はじめに炉で溶かした透明ガラスを竿で取り出し、空気を吹き込んでふくらませる。次に、ふくらませたガラスの表面に黒ガラスを粉末状にしたガラスパウダーをまんべんなくつけ1200度の熱で温めながら成形する。こうすることで、黒ガラスの膜が透明ガラスの表面を覆う形になり、最終的に黒一色となる。黒くなった器は徐冷炉で冷やし、取り出したあと、切断機で格子柄を描いたりマスキングテープを貼った上からサンドブラストの手法で削ったりなどして表面に模様をつけていく。その後、器を8秒ほど炉へくぐらせる”ファイアーポリッシュ”という方法を用い滑らかに磨き上げれば完成だ。

金沢卯辰山工芸工房の館長・川本敦久さんが館内を案内した。35歳未満であれば県外からも入所できるが倍率は高く、研修までの2年間厳しいカリキュラムがある。市から月10万円が支給され、優秀者は期間を1年延長できる。ガラスを学ぶのは現在7名。河野千種さんは美術大学卒業後に入所し、今年で3年目、ガラスを自在に溶かし形にする技を身に付け、展示会に出すオブジェを製作中。富永一真さんは今年大阪の芸術大学を卒業してやってきた。骨董店に卒業者の作品が展示されている。店主・石黒太朗さんが展示してある六角形のグラスを解説。江戸・明治時代に作られた日本製の古いガラスの作品を現代風に表現しているとのこと。

金沢市牧山町の牧山ガラス工房を訪ねた。ガラス作家・西山芳浩さんを紹介した。牧山ガラス工房は自前で工房を構えられない若手のためのレンタル施設で、ある程度の経験者であれば1日約8,000円で設備を使うことが出来る。六角形のグラスの作り方を紹介。吹き竿の先に巻きつけた熱々の透明ガラスを鉄製の型に入れ一気に空気を送り込む。取り出してみると表面がゴツゴツしたグラスになっていた。約5分で完成。ゴツゴツする仕組みは、暑いガラスが冷たい鉄板に触れたことでシワができたのだという。息を素早く吹き込むことでシャープな形を生み出した。特徴であるカラフルな色は、色ガラスの破片を使用し、上から透明ガラスを巻きつけて2層にする。鉄製の型に入れて一気に息を吹き込むと緑のグラスが現れた。表面の透明ガラスにしわができ、独特の味わいを醸し出している。グラスの大きさに切る作業は切り口がひび割れ無いよう慎重に進める。飲みくちはバーナーを当てて滑らかにしていく。江戸時代のものは技術は稚拙だが創意工夫がなされていてどうやって作られているかを想像しながら形にしていると、西山芳浩さん。

牧山ガラス工房で、ガラス作家・大迫友紀さんが製作しているグラスを紹介。自作の透明グラスに当たり線を引く。研磨機にグラスを押し当て削っていく。30分半円を重ねていくと綺麗なダイヤモンドカット模様に仕上がった。サンドブラスト作業で全体が白くなった。炉を使って淵の周辺を透明にした。金沢の冬のイメージが生んだ清らかなグラスが完成した。

キーワード
金沢(石川)
ガラス
サンドブラスト
ファイアーポリッシュ
加賀友禅
九谷焼
輪島塗
金沢卯辰山工芸工房
金沢市(石川)
牧山町(石川)
牧山ガラス工房

エンディング (その他)
04:58~

伝統工芸の街・金沢から今続々と誕生している魅力的なガラス製品。ものづくりを大切にする遺伝子は若い作家達に着実に受け継がれている。

キーワード
金沢市(石川)
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