イッピン 選「革に輝く小粋な文様〜山梨 甲州印伝〜」

イッピンは、2012年10月2日に放送が開始されたNHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年11月6日(日) 4:30~ 5:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
04:30~

オープニング映像。

革に輝く小粋な文様〜山梨 甲州印伝〜 (バラエティ/情報)
04:30~

開業100周年を迎えた東京駅には甲州印伝という革製品の小物店があり、手触りが良く、オシャレで品の良さが特徴。鹿の革に漆で文様が施され、現代でもユニークな製品が開発されている。発祥の地は山梨・甲府市で、リサーチャーを務めるのは生方ななえ。

生方ななえは色彩豊かでポップなデザインが特徴的な小物店を訪れた。山本裕輔さんと法行さんが製作した革の鮮やかな色合と複雑な文様を組み合わせた甲州印伝が人気を博している。

甲州印伝の合切袋が人気となっていて、職人の山本裕輔さんは鹿革の裁断からスタート。文様が彫られた伊勢型紙を鹿革に当てはめ、ヘラで漆を塗りこんでいった。甲州印伝において最も重要な工程とされ、伊勢型紙から剥がすと鹿革に見事な文様が映しだされた。文様を鹿革にぷっくりと浮かび上がらせるには漆に特殊な加工を施す必要があり、色漆よりも粘り気がある。だがその分だけ卓越した技術が必要で、ヘラの角度と力、塗りこむ際の一定の速度も重要となる。生方ななえも挑戦したところ、細かい点で文様は歪んだり、霞んだりしていた。

山本裕輔さんと弟の法行さんの成長を見守っている父の誠さんは甲州印伝の唯一の伝統工芸士で、息子たちには漆を加工する際にも周囲の湿度や気候などを考慮する必要があるので一生勉強と教え込んでいる。

生方ななえは1582年創業の甲州印伝の老舗を訪れた。店では数百年も連綿と受け継がれてきた柄の入った小物類が陳列され、生方は小桜柄の印鑑ケースを愛用していた。散り際の美学を表す小桜柄、勝ち虫と呼ばれるとんぼの柄は戦国武将たちにも好んで使われたという。甲州印伝は鹿革に装飾を施した武具や甲冑に始まり、時代が進むにつれて職人はその時代に適した身の回りの小物類を作り上げていった。

甲州印伝と気鋭のデザイナーによるコラボレーション作品は男性らに定評がある。数百年の歴史を持つ甲州印伝は今も流行の最先端を歩み続けようとしている。

生方ななえは老舗小物店で繊細優美な財布やバッグなどを発見。革は茶色やベージュにふんわりと染まっていて、触り心地も抜群。1000年以上前の技法によって作られた一品。

鹿革は天然素材であるために表面に傷などがあり、熱した小手で擦り、機械で研磨すると表面が滑らかになる。そして燻べという技法で鹿革に色をつけ、その際にタコ糸を巻き付けることで縞模様が浮かび上がる。やり直しはきかないため糸の巻きつけは一発勝負。燻べでは煙を多くだすために藁を不完全燃焼にする必要があり、そこで出た炭素の微粒子を鹿革に均等に定着させる手法。時間をかけて色を定着させ、タコ糸を切断すると鹿革に美しい三盆縞が現れた。また燻べによって鹿革には抜群な手触り感も生まれる。

甲州印伝職人の山本裕輔さんは生方ななえのデザインに基いて、オリジナル小物を製作。感激した生方は大切に使わせていただきますとコメント。

キーワード
甲州印伝
東京駅
甲府市(山梨)
漆塗提莨入
斜格子更紗腰差莨入

エンディング (その他)
04:58~

エンディング映像。

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