いつか来る日のために 「雨季到来!いますぐ役立つ 豪雨対策」

放送日 2019年6月29日(土) 2:10~ 3:00
放送局 NHK総合

番組概要

証言記録スペシャル 「雨季到来!いますぐ役立つ 豪雨対策」 (バラエティ/情報)
02:10~

今年もやってきた雨の季節、5月には50年に一度の記録的な大雨が相次いだ。思い出されるのは去年7月の西日本豪雨、1府13県に及ぶ広範囲で245人の死者行方不明者が出た。その脅威はあっという間で、1時間で町は水に溢れ、車が流された。平和な暮らしに突然襲い来る大雨、番組ではいつ、どこへ、どのように避難すればいいかを特集。これまでの証言からそのヒントを探る。

岡山・倉敷市出身のMEGUMIは西日本豪雨の際に駆けつけると友人宅が無くなってしまっていたという。山下は「他人事じゃない、東京にいてもわからない」とコメント。

豪雨から1年、6000棟近くが浸水した岡山・真備町を訪れた。町では浸水で使えなくなった家屋を取り壊す作業が今でも続いている。決壊した小田川の堤防では壊れた箇所を修復し、川の水位を下げる工事が進んでいる。町で6か所ある仮設住宅ではまだ多くの住民が暮らしている。住民らは「あんな水が来るとは」などと話す。去年7月6日の夜、倉敷市では雨が激しさを増していた。洋服店を営む秦さん夫婦の家は浸水想定区域に指摘されていた。夜10時には避難勧告が出されたが、秦さん夫婦は浸水することはないと考え床についていた。午前3時過ぎに川は決壊、町の水位は1時間で1mに上昇。午前5時頃、秦さん夫婦は雨の中屋根へ避難。近くに住む秦さん夫婦の両親は2階に避難したが既に天井にまで浸水し死を覚悟していた。そこへ救助が来て紙一重で助かったという。同じく紙一重で助かったという人は「経験がなかったから避難は多分しないと思う」などと語る。

スタジオでは避難にあたり困ったことなどを説明した。一番多かった意見は「避難をいつ行ったらいいのか判断できなかった」と47%も。命を守るポイントについて、矢守さんは「”いつ逃げるか”」を考えることとのこと。

避難を始める時期を出演者らがスタジオで体験した。いつ避難を始めればいいかについては、正解はないとのこと。避難に伴う危険はそう簡単にはなく、いつ逃げるかは事前に考えておくべきと矢守さんは言う。また家庭により避難スイッチの時差もあるなどと話す。

豪雨対策に役立つ情報を紹介した。家庭で避難スイッチを決めておくことが大切で、自分の避難スイッチを作って助かった人々の証言を紹介した。

西日本豪雨で大規模な土石流が発生した広島県呉市では12人の住人が犠牲となった。吉田茂苗さんは天気予報を確認しあと家の前の側溝を確認した。吉田さんは知人男性から土石流のまえに大量の土が側溝に流れることを聞かされいたため、避難勧告が出る2時間前に避難して身を守ることができた。

2017年7月の九州北部豪雨では大分県日田市上宮町は豪雨のため消防車などがたどり着くことができず孤立した。大規模な土石流が発生したが、けが人はでなかったとのこと。自治会に所属している藤井は川の大きな岩を避難スイッチとし、岩が水で隠れたことを確認し避難を呼びかけたという。

避難スイッチについて矢守さんは「身の回りの異変に気づく!」というポイントを紹介した。ただし、今までと違った雨の降り方をすることもあるので「雨の情報」、「川の情報」を避難スイッチにすることも大切とのこと。矢守さんは雨の情報を得ることができるサイトに「高解像度降水ナウキャスト」とを紹介した。次に川の水の情報を得ることができるサイトとして「川の防災情報」を紹介した。「川の防災情報」は川が上昇していか下降しているかしることができ、危ない状態をを色で表示してくれる。MEGUMIさんは「赤になったら避難したほうがいいですか」と質問したところ矢守さんは「そこは前もって決めておくほうがいい」と話した。また、テレビや防災無線の避難勧告や指示も参考にすることを矢守さんは進めた。国は先月末から災害情報を5段階のレベルに分けて伝えることを実施した。

豪雨災害時の避難について。山間の集落、木造2階建て住宅在住、近くには沢があり、家族構成は夫婦と杖をついて歩く祖母、2人の子供。雨が振り続けて3日、日曜日の午後3時過ぎ、次第に雨が強くなり沢の水に土砂が混ざるようになった。避難勧告が出たが、指定避難所は歩いて1時間かかる隣町の公民館。家の前の道路は冠水。難しい問題だが皆で仲良くしっかり考える事も大事と矢守。水深30cm以上で車は動かなくなる可能性があり、徒歩避難も危ない。最良の手段を1つに限らず日頃から別の選択肢を考えておく事も必要との事。

2017年7月の九州北部豪雨で、福岡・朝倉市では死者・行方不明者は35人にのぼった。本村集落では25世帯、約60人全員が無事だった。大雨で川が氾濫し、坂道にも水が溢れた。避難所の小学校は集落から1キロ離れており、道沿いには川があるため、2012年の豪雨の際には溢れて多くの避難者は避難所にたどり着けなかった。住民たちは高さ3mの土台の上に建つ民家を家主と相談して避難場所とした。2017年の災害時は2日間道路が寸断され集落は孤立したが、住民たちは食料を避難所となった民家に持ち寄り炊き出しをして救助を待つ事が出来た。

愛媛・大洲市では去年の豪雨で市内を流れる肱川が氾濫、4人が死亡、約3000棟が浸水した。上流にある森山地区では、予てからの備えにより全員が避難できた。大雨の度に浸水被害を受けており、避難場所として決められていた公民館まで浸水した場合には裏山にある神社を避難場所とする事を決めていた。しかし神社へ向かうには急な階段しかなかった為、4年前から住民たちで神社へ続く避難路を整備していた。なだらかな傾斜で車も通れるようになっている。

セカンドベストはどこに逃げるかがポイントとなるが、地域の高い所にある家などを普段から探る作業を皆ですることが大事だと矢守さんは語る。またセカンドベストであるため、避難勧告が出た段階で指定の避難場所に行けるタイミングを大事にしてほしいとも話す。また探す場合は消防団や防災士に相談すると良いとのこと。

スタジオに登場した避難スタイルのモデルのどこが間違いかという問題。矢守さんによると傘と長靴であるという。傘はいらないといい、使うのであれば杖にした方が良いとのこと。もう1つは長靴で、水深が深いと靴の中に水が入り歩きづらいという。

西日本豪雨の年齢別死者数では70第以上の高齢者が死亡者の半数を占めており、中には動けない人もいた。そういった人々の命をどうすれば守ることができるのか考える。広島・三原市にはいち早く避難することができた91歳の女性がいた。

広島・三原市小坂町に住む秋山さんは当時91歳だった。去年の豪雨の際には避難袋を用意していたものの避難できず自宅に留まっていた。3日間降り続いた雨で川は氾濫、家の周りには足が掬われるほどの水が押し寄せていた。夜9時に安否確認の電話が入り、秋山さんは避難所まで同行してもらったという。秋山さんを救助できたのは避難に手助けが必要な高齢者の状況を住民たちがリスト化していたからだった。リストは市が作った災害時要支援者リストをベースに情報を集めていた。この備えによって自力で避難できなかった高齢者を送り届けることができた。

広島・小坂町では避難に手助けが必要な高齢者の方がどういう状態か日頃から月に1回民生員が訪問しているという。東日本大震災の際に国が要支援者リスト作成を市町村に義務付けている。矢守さんは「リストだけできても仕方がない、普段からの付き合いの中で高齢者を気にしてあげるところから始めると良い」などと語る。また「逃げなきゃコール」は災害の危険が迫った時に遠隔地にいる高齢の両親などに災害情報を伝える取り組みで、NHKや国土交通省が協同で行っている。NHKニュース・防災アプリで地域を設定すると家族の家の近くで災害の危険が迫った時に通知を受けることができる。山下は「最後は自分で意識を持つことが大切」などとコメントした。

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