探検バクモン 外務省 外交史料館

『探検バクモン』(たんけんバクモン)は、NHK総合テレビジョンで2012年5月2日から2019年3月13日まで放送された教養番組である。爆笑問題の冠番組。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年4月25日(水) 20:15~20:43
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
20:15~

昭和20年9月2日に戦艦ミズーリ号で日本の降伏文書の調印式が行われ、その文書は外務省の外交史料館に保存されている。今回はその外交史料館の裏側を見る。

オープニング映像が流れた。

キーワード
戦艦ミズーリ号
外務省
外交史料館

外務省の公文書館 外交史料館 (バラエティ/情報)
20:16~

外交史料館は日本の外交において歴史的価値のある記録文書を保存・管理して利用してもらうための施設。まずは立ち入り禁止の書庫へ。外交史料館は幕末以降の外交記録約12万件を保管していて、外務省は作成・取得から30年経った重要な外交記録を外交史料館へ移管して原則公開している。

チャールズ英国皇太子とダイアナ妃が来日した際の資料は去年の終わりに公開された。30年前の昭和61年は、ダイアナ妃の美貌やファッションに男女問わず注目し、ダイアナ フィーバーを巻き起こした。実はこの来日は直前まで東京サミットがあったため十分の準備ができないと当時の外務省で大きな懸案事項となっていた。資料には日英関係は良好だが円レートなど経済関係でギクシャクしていると書かれていた。

そんな時、河野太郎外務大臣がフラッと現れた。ここで「ダイアナ妃殿下の英語の正式呼称は?」という問題が出された。答えは「Her Royal Highness The Princess of Wales」。大臣に対して田中が国会で資料が無くなることが多いと質問すると、河野大臣は資料館があるくらいだから外務省は大丈夫だと答えた。また黒塗りのものについては、外交に直接関わるものを出すわけには行かないと話した。

続いてはパンダの話題。昭和47年にパンダのカンカンとランランの一般公開が始まり、1日に5万人が上野動物園に詰めかけた。その際日本側はパンダの生態がわかっていないため、パンダのエサや生育条件について中国側に問い合わせた結果が文書に書かれていた。そこには「雪の降った場合は運動場で雪と戯れるのを好む」といった情報もあった。

明治45年に約1500人が犠牲になったタイタニック号の沈没事故について。この時外務省はロンドンの日本大使館に英国に対して深い同情を英国に表すことや事故に邦人がいなかったかの確認を指示していた。そして、細野晴臣さんのおじいさんがいたことという返事が書かれていた。

国家間の合意を示した条約書が登場。普段はめったに公開しないという資料を特別に見せてもらえることになった。まずは日米和親条約の批准書交換証書。条約を結ぶにあたって最後に作ったもので、条約発効のための手続きが完了したことを証明する。和親条約は日本でとても重要なものだが、この交換後に江戸城で火災があったため日本に和親条約の条約書はない。そして関連では批准書交換証書しか残っておらず、重要文化財に指定されている。

次は日米修好通商条約の原本。関東大震災で火災に遭い、傷みが酷いためこれまで一度しか公開したことがない。条約を結ぶ目的が初めに書かれていて、親睦をすることと民間貿易を設定するとされている。そのためここから日本が国際社会に組み込まれていくと考えるととても重要だと冨塚さんは話した。第6条には日本国内でアメリカ人が問題を起こした場合はアメリカの法で裁かれるという領事裁判権について規定されていた。これが撤廃されるまで36年かかった。

続いて登場したのが、第二次世界大戦が終わった際の1945年9月2日に調印された降伏文書。日本側には当時の外務大臣の重光葵と梅津美治郎の署名があり、連合国側にはダグラス・マッカーサーの署名がある。また文書には午前9時4分に署名したと時間まできっちりと入っている。玉音放送が流れた8月15日が日本では一般的な終戦の日だが、世界史的に見ると第二次世界大戦が終わった日は降伏文書が署名された9月2日とされている。マッカーサーに続いて連合国の各国代表が署名しているが、カナダ代表の欄だけ空白になっている。これは誤ってカナダ代表が1段下に書いてしまったため。これに最初に気づいたのが同席していた岡崎勝男だった。そしてサザーランド参謀長に書き直しをお願いしたため、横にはサインが入っている。

記録を残すべく格闘した歴史を探る!

20世紀はじめまで欧米諸国の多くの条約についていたのが蝋缶。日英通商航海条約の蝋缶を開けると、ヴィクトリア女王時代のイギリスの国のしるしが描かれていた。使われているのはミツバチの巣から採れる蜜蝋。蝋缶は条約の綴紐を抜いて中を差し替えられないようにするためのもの。そのため綴紐は蝋の中を通っている。

戦争は日本中に被害をもたらし、外交記録も危機的な状況にあった。終戦後にアメリカによって手が加えられた満州事変に関する史料を見ると、ページ番号に横に数字が振られていた。これは占領中にアメリカが1枚1枚をカメラに収めて持って帰った時のナンバリングで、占領中でも日本を知る必要があったということを示している。

大正時代に外務大臣を務めた石井菊次郎は「書類整備ノ完否ハ結局、外交ノ勝敗ヲ決スル」という言葉を遺している。つまり書類を残し整理し分析して初めて状況に適した外交政策が立てられると考えていた。

江戸時代の役人たちには、すでに書類の重要性に気づいていた者もいた。彼らがまとめていた記録である重要文化財に指定されている「通信全覧」は全320巻あり、 幕末の2年間で作られたという。江戸城での火災が非常に多かったため、焼けた重要な書類を外国の領事館をまわって補填してバックアップするという目的があった。幕府の役人が書類を大事にする理由が書かれた記録があり、そこには日本の歴史の一部として重要なものということや、先々まで参照できる先例として使える材料がなくなってしまうと主張していた。

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第二次世界大戦
降伏文書
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梅津美治郎
ダグラス・マッカーサー
玉音放送
岡崎勝男
日英通商航海条約
ヴィクトリア女王
ミツバチ
国際連盟
石井菊次郎
通信全覧

エンディング (その他)
20:42~

エンディング映像が流れた。

探検バクモンの次回予告。

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