明日へ-支えあおう- 復興サポート 故郷のため自分たちで出来ること〜岩手・大槌町

放送日 2013年1月27日(日) 10:05~10:53
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

一昨年3月に津波によりまちの中心部がまるごと流された岩手県大槌町の2013年元旦には伝統の虎舞が披露された。しかし街の復興は思うように進んでおらず、職員の4分の1が亡くなった町役場は深刻な人手不足が続いている。被災した大槌病院は入院設備はなく公共サービスの復旧に時間がかかっている。また仮設住宅は48箇所に点在していて住民は不安を抱えている。こうしたなか住民が立ち上がりボランティア団体とともに復興の礎になろうとしている。

今回の復興サポーター中村さんは、岩手・大槌町へ向かった。阪神淡路大震災で被災した中村さんは住民ボランティアのリーダーとして奔走、さらに地域の高齢者を助け住民自身が助け合う仕組みに取り組んできた。東日本大震災のあとは大槌町にたびたび訪れ復興にあたって住民自身が動き出すことが大切だと訴えてきた。今回は岩手県大槌町で住民が安心して暮らし続けるために何が必要かを話し合う。

キーワード
東日本大震災
大槌町(岩手)
阪神淡路大震災
虎舞

故郷のため自分たちで出来ること〜岩手・大槌町 (バラエティ/情報)
10:11~

今回の復興サポーター中村さんと大槌町の住民との間で話し合いが行われた。中村さんは阪神淡路大震災での体験を通じて、いのちを守るのはコミュニティだと語った。話し合いでは住民から、仕組みを作っていくことが大事、街の状況に関心を持っていくことをした方がいいという意見が出た。

その後、グループに分かれ地域の課題を出しあった。中村さんが提示した課題に参加者は住民の誰が取り組むべきかを考えた。

そしてグループごとに発表を行い課題を共有した。発表では近隣地域が担う課題として日曜大工などが上がり、バスの本数を増やすという課題も提案された。またいい町にするためには世代間交流が大事だという意見が出た。発表を聞いた中村さんは「近隣地域で出来ること」をみんなで考えていきたいと話した。

岩手・大槌町の復興に立ち上がろうとする住民たちに大槌町役場も期待している。総務部長の平野さんは町民の合意形成が一番だと語る。

前半の話し合いで挙げられた近隣地域の課題について住民に何が出来るか考える。阪神淡路大震災の時の神戸市東灘区での中村さんの活動を映像で紹介。中村さんは炊き出し、洗濯代行、病院への送迎などの課題に住民同士で取り組んだ。また人々が交流できるサロン作りも行った。

中村さんが務めるNPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸では茶話やかサロンを作り、今でも地域住民の交流が続けられている。また病院への送迎は移送サービスへと発展、利用者は年会費1000円でタクシーの半額程度で送迎サービスを受けることが出来る。

さらに阪神淡路大震災の時にボランティアで始めた炊き出しは、高齢者や障害者にオベントを配るひとつのコミュニティ事業となった。震災当時から参加している太美さんは、震災のおかげでこうして動いていられるから今は幸せだと語った。

阪神淡路大震災での中村さんの取り組みを見て、大槌町の住民が、まず行動に移すことが大事だなどと感想を述べた。中村さんは震災であぶりだされたニーズは普段の生活でも必要なサービスだと話した。

再び岩手・大槌町の住民が近隣地域で出来ることを考える。地域パトロール、手作り品の制作・販売、生活支援、車の送迎サービスの4つの課題を取り上げる。地域パトロールについては下校時に必要、手当が出る仕組みを作っていく、手作り品の制作・販売については、子どもたちと一緒におこなうといいなどの意見が出た。

さらに生活支援について、登録制にする・対象をだれにするかを考える、車の送迎サービスについては、登録制にして会員になって利用する、運転手にどれだけ手当があるかなどの意見が出た。

そしてそれぞれの課題に対して話し合った意見の発表を行った。これを聞いて中村さんはこの課題がサービスとなり誰が行うのかが見えてきたと語った。

また中村さんは震災がニーズ(課題)をあぶり出し、シーズ(仕事のアイデア・人材)も見えてくると語った。そして今回の話し合いが将来の町の夢につながったとおもうと話した。

1月17日阪神大震災から18年を迎えた神戸市に大槌町の人々と中村さんの姿があった。大槌町の人々は震災をきっかけに開かれた住民たちのサロンを訪れた。被災地から被災地へ地域づくりの知恵が受け継がれている。

キーワード
大槌町(岩手)
阪神淡路大震災
東日本大震災
東灘区(兵庫)
神戸市(兵庫)

明日へ-支えあおう- (バラエティ/情報)
10:48~

「震災が地域の課題を浮き彫りにしそれを住民が考えることにより地域づくり、復興に繋がっていく」と三宅民夫が語った。

公開復興サポート「明日へ」開催のお知らせ。

福島市にある保育園では原発事故以降外で遊べない子どもたちのために移動保育プロジェクトが行われている。そこで移動保育のための支援金を送る募集を行った。さらに岩手県山田町で行われている移動図書館プロジェクトの支援金を募集した。あなたも復興サポーターをホームページで募集していると三宅民夫アナが伝えた。

福島県本宮市の人々の今の声を紹介。

キーワード
公開復興サポート「明日へ」
福島市(福島)
山田町(岩手)
あなたも復興サポーター
東日本大震災
本宮市(福島)
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