くらし☆解説 生かせ!新しい洪水ハザードマップ

『くらし☆解説』(くらしきらりかいせつ)は、2012年4月3日より、NHK総合テレビジョンで放送を開始した報道・教養番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年6月17日(金) 10:05~10:15
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:05~

オープニング映像。

キーワード
洪水ハザードマップ

くらし☆解説 (バラエティ/情報)
10:05~

去年、茨城・鬼怒川が決壊し大きな被害が出たことを受け、今後、洪水の危険が迫ったら直ちに避難する区域が分かるようにした新たな洪水ハザードマップが全国で作られることになった。山崎登解説委員が、関東北部のダムの貯水量が少なく首都圏の水不足が危ぶまれるが、今後は雨の降りやすい日が多くなる可能性があり、今の時期に雨の備えをしておくことが重要、最近、大きな洪水被害が目立つようになり、昨年9月には、茨城・常総市で濁流に住宅が押し流され、約4300人の住民がヘリコプターやボートなどで救助される事態になったと説明した。

昨年、常総市での洪水で避難が遅れた理由について説明。1つには「自分は大丈夫だ」と思っていた人が多かったことが挙げられる。2つ目は、常総市の避難勧告が、堤防の決壊した場所には出されなかったこと。災害時の混乱の中で、職員の伝達などがあったという。そして3つ目は、ハザードマップが生かされなかったこと。従来の鬼怒川の洪水ハザードマップでは、川の堤防近くで住宅が濁流で壊れたり押し流されたりする危険性の情報は分からない。そこで、国交省による新たなハザードマップが考えられた。今後、各地で作られるイメージを表示しながら、堤防が決壊すると木造家屋倒壊の恐れがある地区が濃い赤の線で、地形の影響で早期立ち退き避難が必要な地区は同じく濃い赤の斜線で示されていると説明した。さらに、最終的にいつどう避難するかは、自分の地域の地形や家の造り、雨の降り方を考え自分で判断することが重要で、自治体からの避難勧告に頼らず周囲の状況を見て早めに避難するべきと指摘。

洪水の危険性について。山崎解説委員が、大規模な一級河川が最近、たびたび決壊するようになったとして平成16年の円山川、平成24年の矢部川、そして去年の鬼怒川など最近決壊した一級河川の分布を図示しながら説明した。一級河川の決壊の大きな背景としては地球温暖化の影響があると見られるが、かつてなかった猛烈な雨が頻繁に降るようになったことを挙げ、気象庁による、1時間に50mm以上の滝のような雨が1年間に降った頻度をグラフ表示し、右肩上がりと説明。こうした状況を受け、国は全国の主な河川で最大規模の洪水を想定した防災対策を進めていくことにし、その一環として新たな洪水のハザードマップを作ろうとしていると伝えた。

去年の鬼怒川の災害が投げかけた大きな課題の1つである、ハザードマップが生かされなかったことについて。中央大学が災害後の常総市で実施したアンケート調査で、「ハザードマップを見たことがありますか?」との問いに、「知らない/見たことがない」との回答が61%を占め、「家族で内容を確認している」「自分の家がどの程度浸水するか分かっている」との回答はわずかだった。山崎解説委員が、まず、自治体が作ったハザードマップをただ配るだけでなく、生かす取り組みをすることが必要と指摘。愛知・名古屋市では地域の集まりに市の担当者が出向いて出前講座を行っているほか、避難訓練に活用、小学校の社会科の授業に活用などの例を紹介した。

まるごとまちごとハザードマップの取り組みについて。東京都江戸川区役所前には、大潮の満潮位、キティ台風の最高潮位など過去にどのくらいのところまで浸水があったかを示す荒川の水位計があり、ほかにも町の中の電柱や壁に、地域の川の水位が過去、どこまで来たかを示すステッカーを貼ることで町を歩いているだけでハザードマップの内容が分かるようにしている自治体があるなどと説明。防災の第一歩は、自分の住んでいる場所、住宅の特徴と危険性を知ることであり、さらに、いざというときにどこへ避難すればいいかを把握していれば災害時の対応が早くなる、従って自治体は、住民の防災意識が高まるようなハザードマップを作成し、きちんと周知してほしい、住民はハザードマップを地域や家族で見ながら事前で避難場所を話し合ってほしいと、山崎解説委員が伝えた。

キーワード
ハザードマップ
洪水ハザードマップ
常総市(茨城)
国土交通省
円山川
天竜川
子吉川
相野谷川
矢部川
渋井川
鬼怒川
一級河川
気象庁
中央大学
洪水
名古屋市
燕市
荒川
東京都江戸川区役所

エンディング (その他)
10:14~

次回の「くらし☆解説」の予告。「地球10万周!国際宇宙ステーションがみた宇宙」(解説委員:室山哲也)。

キーワード
国際宇宙ステーション
室山哲也
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