耳をすませば こだわりの人生 楽しんで 米倉斉加年・赤瀬川原平

『耳をすませば』(みみをすませば、英題:Whisper of the Heart)は、柊あおいの漫画作品、およびそれを原作とした近藤喜文監督、スタジオジブリ製作の劇場アニメ作品。

出典:goo Wikipedia

放送日 2014年12月30日(火) 7:20~ 7:45
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
07:20~

独特な演技で人気を博した米倉斉加年さんは絵本作家としても知られており、作品では普通に生きること平和に生きることの大切さを描いた。前衛芸術家・作家として活躍した赤瀬川原平さんは人の意表をつくユニークな発想で世の中を驚かせた。この両者が今年亡くなった。

オープニング映像。

キーワード
米倉斉加年さん
赤瀬川原平さん
ちりとてちん

こだわりの人生 楽しんで 米倉斉加年・赤瀬川原平 (バラエティ/情報)
07:22~

米倉斉加年さんは「放浪記」「男はつらいよ」など舞台・映画問わず様々な作品に出演した。芝居好きの祖母の影響で子供の頃か演劇に親しんだ。20のとき、本格的に俳優を目指し福岡から上京し、「劇団民藝」に研究生として入団した。27歳のときにはドラマ「口笛が冬の空に・・・」で感情の起伏が激しい難しい役に挑戦した。このドラマで父親役を演じたのが米倉さんが師と仰ぐ宇野重吉さんで、「普通に言え」と普通に演技することの大切さを指南された。舞台「ゴドーを待ちながら」ではこの教えを学び取ろうとした。

宇野重吉さんは米倉斉加年さんにとって目標なのか、と問われ米倉さんは「僕は僕になりたい。宇野重吉という座標軸があってそれを見ながら僕の道を歩く」と述べた。「ちりとてちん」では息子との葛藤を抱える父親をどう自然に演じるか、米倉斉加年さんは大ベテランになっても自分の演技を追い求めた。

米倉さんのもう一つの顔は絵本作家で、絵の世界でも普通に生きる大切さを訴えた。なかでも「多毛留」は海外でも高い評価を受けた。また戦争中、幼い弟を栄養失調で失ったつらい経験をもとに「おとなになれなかった弟たちに・・・」は描かれ、イタリア・ボローニャでこの作品を子どもたちに読み聞かせた。そして、73歳になり自分の劇団「海流座」を旗揚げした。

何気ない日常の中に芸術を見出す、それが赤瀬川原平さんの芸術の出発点だった。そして鋭い観察眼で世の中に一石を投じ続けた。赤瀬川さんは幼少期の貧乏生活の中、身の回りに面白いことを発見しては家族を楽しませる少年だった。兄の赤瀬川隼さんは源平さんについて「ちびの時から何気なく言うことが非常に絵画的だった」と述べた。赤瀬川さんは高校を出ると武蔵野美術学校へ進学した。そして学校で知り合った仲間たちと前衛芸術グループを結成し、さまざまな芸術で既成概念の破壊を試み、首都圏清掃整理促進運動では東京五輪のさなか国をあげての美化運動を皮肉った。またパフォーマンス「シェルタープラン」にはオノ・ヨーコさんも参加した。

作品名「復習の形態学(殺す前に相手をよく見る)」には、観察を極めようとする精神で横1.8mに模写した千円札が描かれている。赤瀬川さんは「千円札を誰も描いたりはしない虫眼鏡で見たり分析をしているうちに線が見えてきて、やれば出来るかもしれないと思って描いた」と述べた。ところが、展覧会の案内状などに千円札を原寸大で印刷したことが問題になり、通貨模造の容疑で起訴されてしまう。5年に渡る裁判で執行猶予付きの有罪判決が確定。しかしこのことがきっかけで作品を言葉にすることの面白さに目覚めた。

赤瀬川さんは尾辻克彦というペンネームで純文学小説に挑むことになる。そして「父が消えた」で芥川賞を受賞した。その後小説やエッセイを次々発表し著作は120作を超えた。49歳の時には「路上観察学会」を発足させ、美しいものではなく意表をつく景観を探した。

エッセイ「老人力」では自分の老いを観察しそれを前向きに認め、逆に楽しんでしまおうという発想で書かれベストセラーになった。平成10年の流行語大賞にも選ばれた。

こだわりの人生を生き抜いた2人のメッセージを紹介。米倉斉加年さんは「普通というのは大変なこと。普通に言うは最初にもらったダメだけど、僕にはやっぱり一生かかってもできないことかな」と述べた。赤瀬川原平さんは「気が付かないことを気がついた時の面白さってある。自分の中にまだ秘密がいっぱいある」と述べた。

キーワード
米倉斉加年さん
放浪記
男はつらいよ 葛飾立志篇
口笛が冬の空に
宇野重吉
ゴドーを待ちながら
風と雲と虹と
ちりとてちん
多毛留
おとなになれなかった弟たちに・・・
父歸る
海流座
米倉斉加年
赤瀬川原平さん
赤瀬川隼
ドロッピング・ショー
首都圏清掃整理促進運動
宇宙の罐詰
シェルタープラン
オノ・ヨーコさん
復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)
赤瀬川原平
父が消えた
芥川賞
尾辻克彦
路上観察学会
四谷祥平館純粋階段
凹んだ凸・両性具有
動植物
愛の狛犬
老人力
ボローニャ(イタリア)

エンディング (その他)
07:44~

エンディング映像。明日は「信じる道を歩んで 未来へ伝えたい言葉 宇沢弘文・菅原文太」を放送。

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