クローズアップ現代 2012年11月13日放送回

放送日 2012年11月13日(火) 19:30~19:58
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

眠れる日本の宝の山~林業再生への挑戦~

眠れる日本の宝の山 林業再生への挑戦 (バラエティ/情報)
19:31~

大分県日田市。日田市森林組合ではセリが行われていたが、まったく木材が売れないでいた。関係者らは国産材が売れないために価格が暴落し、危機感をつのらせている。そんな中、国は林業の再興に力を入れ始めた。この背景には、戦後植林されてきたものが収穫期を迎え、莫大な林業資源となっていることがあった。

日本でも日田市などでドイツに習って様々な取り組みを行っているが思うように進んでいない。国産材の需要拡大や流通の改革がまだ行われておらず、生産拡大された木材が、行き場をなくし、さらなる価格の下落を後押ししている。伊万里木材市場の林さんも、木材の規格の精密さを求められる現在の需要の中では、技術の高さで負けているため、外国の木材にシェアをとられているのが現状だと語った。

岡山県・西粟倉村では新たに林業を活性化させようという動きが始まっており、なかでも牧大介さんは地域全体をあげて、森から商品を生み出そうとしている。牧さんは、最大の問題は、木材生産が買い手の求める品質レベルに達していないことだと考え、新たな機械を導入した。更に行ったのは、住宅メーカーなどを訪れ、販路の開拓を自ら行った。こうした取り組みで、村の林業の意識が大きく変わり、無駄な切り捨てや売れ残りを出すこともなくなり、今年、生産量3割アップを実現した。美作東備森林組合の中蔦さんも、前進していると実感していた。

日本は、日本で使用される木材の74%が輸入されており、競争力がないことが問題になっている。現在、林業が衰退の一途をたどっている中、国は林業を基幹産業として育てようとしはじめた。ちなみにドイツでは、林業が機械や電気事業と肩を並べるほどの力があり、日本も学ぶべきところが多い。

日本の林業再生のモデルとされたのはドイツ。ドイツはこの10年で林業を先端産業に生まれ変わらせた。そのキーマンとなっているのが、森林官という仕事。一定面積の森ごとに配置されており、ITの専用端末で各地の製材業者らと常に連絡を取ることで、売買のスピードアップを図ってきた。そして製材所では分刻みのスケジュールで木材を管理している。森林官は、需要側や製材所など常に交流することで、様々なニーズを確認・ 生み出している。

富士通総研の梶山恵司氏とスタジオトーク。国内の木材の価格が下落していることについて、梶山氏は、現在の流通のあり方に限界が来ていると語る。一方、ドイツではきちんとした運搬用の道路があったり、森林の状態を把握した情報が管理されていたりすることで、流通システムがしっかりしていると話した。また、植林した森林が育ってきたのでこれからがチャンスだから、木材を運び出せるような道路の完備などが必要だと述べた。

梶山氏とスタジオトーク。梶山氏は、林業は高度な技術が必要なため、人材育成を積極的に行う必要があり、現在、職業訓練用のテキストなども行われていることを話した。そして、地産地消のシステムをつくり、地域を支えるコアな産業に育てていくべきだと述べた。

梶原氏は、植林された森林が利用できる段階になっており、これを宝の山にするか無駄にするか、今がその瀬戸際になっていると話した。

クローズアップ現代のホームページ案内テロップ。

キーワード
牧大介さん
ドイツ
日田市(大分)
森林官
西粟倉村(岡山)
西栗倉 森の学校
クローズアップ現代

明日へ1min (その他)
19:56~

岩手県・釜石市を舞台にしたアニメで、「大丈夫という大人を説得」することが津波を回避するポイントだと伝えた。

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キーワード
津波
釜石市(岩手)
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