サキどり↑ 目を覚ませ!休眠特許

『サキどり↑』(Sakidori)は、NHK総合テレビジョンにて2011年4月10日から2017年3月26日までされていた日曜日朝の情報番組である。公式サイトによると、「最先端の現場で見つけてきた、暮らしを良くする『種』となる『サキどり』情報」について、司会やゲストが話をかわして「明るい未来のヒント」を探るというもの。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年2月15日(日) 8:25~ 8:57
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
08:25~

オープニング映像。今回は休眠している特許技術、いわゆる「休眠特許」を特集。

休眠特許を特集。特許とは独自の発明が国の認定により、独占的に活用できる仕組みのこと。現在の特許は約145万件。しかし70万件が休眠特許となっている。

キーワード
休眠特許
特許

目を覚ませ!休眠特許 (バラエティ/情報)
08:27~

神奈川・川崎市にある金属加工会社ではバブル崩壊後、業績が低迷していた。しかし、地震の揺れを抑える足台を開発。地震が起きるとすり鉢状のお皿の中で金具がスライドし、揺れを抑える特許技術が組み込まれている。この技術で1000万円を売り上げたが、金属加工会社社長の星野妃世子さんは、他社から貰った技術だと明かした。この特許を紹介したのは川崎市役所。市内の大手企業に協力を求め、休眠特許を把握。中小企業に紹介し、商品開発を行い、経営を助ける狙いだ。川崎市経済労働局企画課の木村佳司さんは「中小企業はなにか開発しようと思ってもアイデアが見つからないので、大企業の特許から見出して商品化に結びつけていこう」と語った。

川崎市知的財産コーディネータの西谷亨さんなどが休眠特許を中小企業に紹介する。大企業側としては、特許を維持するために莫大な維持費用がかかり、中小企業の新しいビジネスが成功すればロイヤリティを貰えて新たな研究開発費に回せると、大手電機メーカー知的財産本部の吾妻勝浩さんは述べた。これまでに12件が製品化したという。

生活用品の考案多数で、自ら特許取得の経験もある松居一代さんがスタジオに登場。休眠特許はとてももったいない、特許を取るまでに労力を使ったので日本経済のためにも活かすべきだと語った。特許を取るにはアイデアや発明を特許庁に出願。審査・登録を経て独占使用20年間の権利が貰える。しかし特許取得までには最低でも13万7000円かかり、登録までの期間は1年~2年かかり、維持費もあるという。筑波大学大学院 准教授の立本博文さんは休眠特許の棚卸しが始まっている、新たな使い方を模索していると語った。

大手電機メーカー主任研究員の若村正人さんは15年前、ユニークな新素材を開発し念願の特許を取得した。開発したのは光触媒チタンアパタイト。細菌やウイルスを吸着し、分解する性質をもっている。休眠特許となっていたが、異業種の企業から依頼があり、製品化し広がっていった。現在では抗菌マスクなどに使用されている。若村正人さんは「これからどのように役立つのかは楽しみでもあるしモチベーション維持にもつながっている」と語った。

休眠特許を活かすことで新たな金銭的余裕が生まれるので幸せになれると松居一代は語った。立本博文さんは現在は特許技術を自社だけで囲い込むのではなく、社外とイノベーションすることが広まっていると語った。

宮崎県の浜本陽一郎さんは自転車の特殊ギアを開発。ゴムの反発力を使った開発でペダルを漕ぐ力を楽にしてくれる。8年前にこの技術を開発し日本だけではなく、中国や台湾の特許も取得した。技術を製品化したいとの思いで、今まで300万円程の費用をつぎ込んだが、自転車メーカーから全く相手にされなかったという。

そんな浜本さんの救世主として現れたのが、休眠特許を活かしビジネスに繋げる、特許運用会社ライセンシングディレクターの吉村岳雄さん。この開発は電機に頼らない、構造が単純で原理がわかりやすく壊れにくい構造なので実用化に耐えるレベルと思ったという。吉村岳雄さんの特許運用会社は休眠特許を買い取り、活用できそうな企業に貸し出し、ライセンス料を受け取る仕組み。吉井重治さんは知財で必要とされている地方にお金が入ってくる仕組みを作るのは大切なことと語った。

先月、吉村岳雄さんが自転車のギアを調べに宮崎県を訪れた。自転車ギアの使用感を試すと、「面白いとしか言い様がない、不思議な感じ」とコメント。ギアの可能性を革新し、商談を行った。吉村さんは買い取りを薦めていたが、思い入れのある特許のため、共有という形で収まった。

松居一代は自転車ギアの開発に興味があると語った。立本博文さんは日本は技術開発に対する熱意があるが、中小企業だとどうしても製品化が難しいので専門の企業と組んで行うのも一つの手だと語った。新興国は20年ぐらいのタイムラグがあるので他国に目を向けるのも大切と語った。松居一代は主婦はたくさんアイデアがあるので特許を公開すれば主婦たちから良いアイデアが生まれるかもしれないとコメントした。

キーワード
川崎市(神奈川)
休眠特許
特許
特許庁
光触媒チタンアパタイト
宮崎県
千代田区(東京)

エンディング (その他)
08:55~

サキどり↑のホームページとTwitterアカウント表示。

休眠特許を他社からのアイデアを貰うことで、新たなヒット商品が生まれるかもしれないと片山が語った。

エンディング映像と、今回休眠特許の特集で紹介した人々のその後を紹介。大手電機メーカー知的財産本部の吾妻勝浩さんは技術はお金の流れまで考えないとダメとコメント。またチタンアパタイトを使い、新たな商品開発を行っていた。(Music:“Treasure”(2012)/Bruno Mars)

「サキどり↑」の次回予告。

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Treasure
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吾妻勝浩さん
チタンアパタイト
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