『サキどり↑』(Sakidori)は、NHK総合テレビジョンにて2011年4月10日から2017年3月26日までされていた日曜日朝の情報番組である。公式サイトによると、「最先端の現場で見つけてきた、暮らしを良くする『種』となる『サキどり』情報」について、司会やゲストが話をかわして「明るい未来のヒント」を探るというもの。
放送日 | 2013年10月27日(日) 8:25~ 8:57 |
---|---|
放送局 | NHK総合 |
今回は「足育」のアンコールスペシャル。子供からお年寄りまで転倒防止に効果がある「足育」を再放送し、更に足に良いウォーキング法を新たに調査する。
今回は子供からお年寄りまで転倒防止に効果がある「足育」について特集する。そこで、ゲストに理学療法士の湯浅慶朗を迎え、この後足の指の体操を教えてもらう。
福岡県柳川市では足育の一環として、毎日足の指体操をしており、つかま歩きができるようになった人や、杖がないと歩けなかった人が杖なしで歩けるようになるなど成果が出ていた。東京都立川市の小学校では番組を見た校長の勧めで足の指体操を行った。
横浜市で行われた、理学療法士・湯浅慶朗さんの「足育講演会」を取材。湯浅さんはまず参加者の足の指チェックを始め、外反ぼしや内反しょうし、かがみ指等を発見。湯浅さんは、足の指の間に手の指を入れて感覚を伸ばし、掴んだ指を甲の方や足裏の方にグーっと伸ばすひろのば体操を教えていた。この体操を行う事で、足元が安定してふんばり力がアップする。
「ひろのば体操」の第一人者である湯浅さんの元には、転倒や歩行障害に悩む方達が毎日訪れる。18年前に頚椎の手術をしたという中尾和子さんは3年前から杖無しで歩けなくなり、日常生活もままならない状態だったが、「ひろのば体操」を行うと杖なしでも歩く事が出来た。
前回放送から1か月がたち、自宅でひろのば体操をしてきたというカビラの足のをェックすると、曲がってい他部分が少し真っ直ぐになっており、前回足の変形で痛かったアキレス腱はマッサージのように気持ちが良かったという。採点結果は50点。
福岡・久留米市の保育園を訪れると、子供達が「ひろのば体操」を行っていた。桜美林大学の阿久根英昭教授によると、400人の小学生を調査すると9割に指の異常が確認されているそうで、阿久根教授は「立てなくなってしまうという事も永井将来では言えるかもしれない」と語っている。
新宿区にあるシューズメーカーの津端裕さんは、最近の子供達は運動不足で足の肉が薄く細くなった為、従来の靴ではブカブカになってしまっている事が増えていると話す。そこで津端さんの会社では靴全体を1cm程細くして足をしっかり固定出来る様にして、更に爪先部分を幅広くして指が自由に動かせる様にする等、設計変更をしたという。
かけっこで転びそうになっていた橋口善くんは、1年間「ひろのば体操」に取り組んできた。すると善くんの指の変形は改善され、しっかり走れる様になっていた。また、他の園児たちにも運動能力の向上が見られた。
理学療法士の浅沼さんがひろのば体操を際市区説明しながら実演した。足に指を入れるときは根本から入れると入れやすく、足の指の間を空けておくことなどポイントも紹介。最低3ヶ月はやってみると良い。
湯浅さんは靴には隙間ができるのが理想だが、靴紐が緩く空間が開きすぎてしまうと足がつま先に連れ込み、足先が曲がってしまう可能性を指摘。また、指先の狭いところに足が押し込められてしまう。靴をはくときは靴べらを使い、かかとトントンで靴と足を密着させるなど正しい靴の履き方を紹介した。
湯浅さんオススメの歩き方は、小股で指前回を使い地面をつかむような歩き方。湯浅慶朗が、きちんと歩くとスタイリッシュに歩けるとして、様々な土地での歩き方の違いを披露した。
Music:fingertips / Stevie Wonder
カビラは足の形が良くなってきていたことを喜んだ。足育を取り入れた幼稚園では園児らが祖父らと共にひろのば体操を体験した。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
© 2019 Wire Action Inc. All right reserved.