ニュース深読み 2012年10月20日放送回

放送日 2012年10月20日(土) 8:15~ 9:30
放送局 NHK総合

番組概要

ニュース (ニュース)
08:15~

兵庫県尼崎市で発生した、住宅の床下から3人の遺体が発見された事件について、高井アナが現場となった住宅を取材。10年ほど前から空家になっており、それ以前はお年寄りの女性が居住していたという。近所の住民に話を聞くと住民は、ある日突然夜中に罵声がしたり物音がしたりしており、その翌日くらいから女性の姿が見えなくなったと語った。

今回の事件が明らかになったのは、昨年11月に市内にある貸し倉庫で女性の遺体が発見されたことがきっかけ。当時66歳の女性で、この女性と知り合いだった女らが死体遺棄などの罪で起訴された。そして今回、新たに3人の遺体が発見され、遺体はこの家に住む家族と親族だった。近所の人の話によると、女らは8人ほどのグループで行動をともにしていたという。また、市内の商店街には女の家に行ったことがあるという男性がおり、この男性に家の中の状況を聞くと、高級なグラスや酒、家具などが並んでいたと語った。

今回の事件で発見された被害者の関係を、スタジオでおさらい。

発見された遺体のうち、1人は女の親族。高松に住むこの被害者の男性の弟夫婦の家に、10年ほど前女は義理のいとこを「まともな人間になるように面倒をみてほしい」と預けるが、弟夫婦は尼崎へと帰したが「約束が違う」と押しかけて居座ったという。思い通りにならないと、家族同士で殴り合いをさせたりしていたと親族は語った。遺体で見つかった男性は、弟が女からせがまれた費用の肩代わりのため、現金200万円を工面。行方不明になったのは、その後しばらくしてからだったという。

感染すると風邪と似たような症状がでるが、生後間もない赤ちゃんがかかった場合肺炎などを引き起こして思い症状になる可能性があるRSウイルスだが、例年だと患者の増加は冬がピークになるが今年は昨年を上回るペースで増え続けている。大人は感染しても軽い風邪のような症状がでるだけのため、気づかないうちに親や兄弟から赤ちゃんへ感染してしまうケースもある。

どんな対策をしたらいいのか、都内にある保育所をのぞいてみると、子ども達に徹底して手洗いを指導し、さらに専用の危機を使いきちんと手洗いができているのかをチェックしている。

オランダ・ロッテルダムにあるクンストハル美術館で、ピカソやマチスなど、いずれも価値は1億円以上とも言われる名画が何者かに盗まれてしまった。被害総額は数億円と見られる。美術館では会館20周年を記念し、特別展を開催していた。

ヨーロッパではかつて、ムンクの「叫び」といった誰でも知っている名画が盗まれる事件が起こった。8年前に白昼に奪われ、その2年後に一部が破損した状態で美術館に返された。同様ににレオナルド・ダビンチの「モナリザ」も101年前に盗難被害に遭い、およそ2年間行方不明になった。国際刑事警察機構のホームページをのぞくと、盗難されたものがデータベース化されており、3万8000点以上の美術品が掲載されている。しかし、盗まれた作品が突然戻ってくるケースもあり、マグリットの「オランピア」は無条件で返したいと返還してきた。

沖縄本島中部の駐車場で20代女性に乱暴し怪我をさせたとして、いずれも23歳のアメリカ海軍兵2人が逮捕された。このことについて仲井真知事は、森本防衛相に強い憤りを示した。

遠隔操作ウイルスに感染したパソコンなどから犯行予告が書き込まれ、逮捕された男性らが相次いで釈放された事件について、犯行声明とされるメールが東京の弁護士らに届いていたことが明らかになった。メールには犯人しか知り得ない事実が多く含まれており、このメールの人物が真犯人の可能性がある。逮捕された男性らについて容疑を認めたケースもあったが、これについて警察庁の片桐長官は「真犯人ではない人を逮捕した可能性は高いと考えている。そうだとすれば、おわびを含めた適切な対応をする」と述べ、三重県警察本部では誤認逮捕を認めて28歳の男性に謝罪した。

今週月曜日、北朝鮮による拉致被害者のうち5人が帰国してから10年を迎えた。しかしその後の10年間具体的な進展はなく、被害者家族たちは強い危機感を抱いている。

一昨年7月の参院選挙で、選挙区ごとの格差で1票の価値に最大で5倍の格差があったことについての裁判について、最高裁大法廷の裁判長は一票の格差はいちじるしい不平等格差だったとし、違憲状態だったという判断をした。

キーワード
尼崎市(兵庫)
高松市(香川)
RSウイルス
荒川区(東京)
ピカソ
マチス
モネ
ゴーギャン
クンストハル美術館
ムンク
レオナルド・ダビンチ
マグリット
国際刑事警察機構
叫び
モナリザ
オランピア
仲井真知事
森本防衛相
片桐長官
警察庁
大阪地検
三重県警察本部
遠隔操作ウイルス
拉致問題
竹崎博允裁判長
1票の格差

気象情報 (ニュース)
08:40~

全国の気象情報を伝えた。

知ってトクする!知らないとコワ~い!?ことばの話 (バラエティ/情報)
08:43~

先月文化庁が発表した国語に関する世論調査によると、多くの人が本来とは違う意味で言葉を使っていることが分かった。この調査では、ネット社会で日本人のコミュニケーションまで変わってきたということまで現れている。そこで今回は、ことばについて深読みする。

国語に関する世論調査について、人形を使って説明。国語に関する世論調査では敬語の意識調査もおこなっており、敬語を使うのは「目上の人」だが、今これが変化し「知らない人」と答える人が79%となっている。また「○○的には」という言葉を使う人もこの5年で2倍となり、30代では30%となっている。そして若者言葉を使う人も多く、「むかつく」や「ビミョー」という言葉を使う人は50代でも50%となっていることがわかった。こうした言葉遣いについて、「他人の言葉遣いが気になる」と答えた人は60代で78%いることが分かった。

「エアーイン」「おわコン」という言葉を知っているか、ゲストたちに出題。「エアーイン」はその場の雰囲気に入ること、「おわコン」は時代遅れのものや人のことで“終わったコンテンツ”の略。国語に関する世論調査が行われ始めてからの17年でのことばの激変について、三宅和子は「ネット環境が増えたことで、多分若者の言葉が増殖。また簡単で足も速く、そしてそれをみて発言する大人の場も出てきたことが大きい」と語った。

視聴者からの意見を紹介。番組では意見を募集中。番組ホームページまで。

古市憲寿は「ぼかし語って日本語の伝統だと思う。昔からぼかし語が多く、現代語がたまたまぼかし語と呼ばれるだけであって、日本の伝統を受け継いでいるのではないか?」と語った。

今年の「国語に関する世論調査」の冊子を紹介。今年はコミュニケーションの部分でかなりのページを割いており、その中では「言えば済むことでもメールを使う」と回答した人がこの10年で17%から30%に増加、そして「人と会って話すのが面倒」と答えた人は40代男性で30%にのぼっている。

また、「初対面の人と話すのが苦手」と答える人は56%となり、そのうち30代が6割を占めている。こうしたことから、直接話すのを避けたがる人が増えているのではないかと見られる。

本当は怒っているにも関わらず、相手に不快感を与えたくない考えている人は51%いることがわかった。自由席なのに食堂などで「ここ、いいですか?」と言う人は79%、電車などで「降ります」と言う人は72%に増えている。こうしたことから、周りに気を使いすぎなのではないかという風に見られる。

三宅和子が、日本人の対人意識を図で解説。自分を中心にウチ(家族・親友)→ソト(会社の同僚・隣人)→ヨソ(あかの他人)という順に広がっており、一番大変なのはソトの世界である程度年期が必要であると語った。

サイバー犯罪相談窓口に寄せられたネット上のひぼう中傷・名誉毀損の相談件数を見てみると、2003年は2600件くらいだったが2011年になると1万件を超えている。塩田雄大は「これからみんなが議論して違う世代と付き合い、そこから新しいエチケットをつくっていかなければならない」と語り、三宅和子は「顔をあわせたコミュニケーションが少なくなっている世代が増えてきているので、それをちゃんと見極めることが必要」と語った。

エンドテーマ:フカヨミ feat.初音ミク

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国語に関する世論調査
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