地球イチバン セレクション「地球最古のイーグルハンター」

地球イチバン(ちきゅう- )は、NHK総合テレビが2010年8月16日に放送を開始した海外紀行番組である。不定期でシリーズ化される。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年3月20日(日) 1:40~ 2:30
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
01:40~

時速200キロで獲物を狙う最強の鳥であるイヌワシを自在に操るモンゴルの鷹匠たち。飛ばすのも呼び寄せるのも自在。その歴史は4000年にもおよぶ。

キーワード
イヌワシ

地球最古のイーグルハンター (バラエティ/情報)
01:41~

いてつくモンゴルの大平原には西の果てに世界最古の鷹匠の民カザフ族が住んでいる。4000年の歴史を誇る彼らの世界に去年初めて女性の鷹匠が誕生した。しかも若干13歳の女の子だという。今回の旅人は、女優の佐津川愛美。佐津川愛美は14歳の頃から映画「蝉しぐれ」でこの仕事をはじめた。日本を旅立ってから2日が経った。気温は氷点下、冬の大平原をひた走る。モンゴルは世界一人口密度の低い国。いくら進んでも人っ子一人出会わない。出会ったのは巨大なラクダ。ラクダは遊牧民達の必需品、1頭8万円だという。

再び丸一日走る。鷹匠が暮らすのは山岳地帯。3日目、目的地が近づくに連れ標高は上がり気温は氷点下20度に。たどり着いたのは標高1800メートルの高知。山際にぽつんと白い家が見えてきた。家の外にはあの鳥が鎮座していた。家の前には目隠しされたイヌワシがポツンといた。家の中に入ると代々続く鷹匠の末裔である父のアグライさんが挨拶をした。また初の女性鷹匠であるアイ・チョルパンも挨拶をした。アイ・チョルパンは「日本の方々が来てくれてとれも嬉しいです」と話した。

鷹匠のパートナーとなるイヌワシはそれぞれ決まっている。普段は人を襲わないように目隠しをして飼っている。狩りに使うのは全てメス。オスよりも体が大きく狩りのセンスもあるという。イヌワシの体重は6キロで日本の鷹匠が使うオオタカの5倍もある。イヌワシは翼を広げると2メートルを超える。鷹匠達はこのイヌワシと共に生き抜いてきた。

この大平原で生きる糧となっているのは牧畜。羊やヤギを飼う遊牧生活を送っている。この大切な家畜を守るためにはイヌワシが欠かせない。狼などの外敵を仕留めるのもその大事な役割。祖父のイリスさんの映像。鷹狩のもう一つの目的はキツネやウサギなどの毛皮を取ること。冬には氷点下40度を下回ることもあるという極寒の地。動物の毛皮は何にも代えがたい防寒具。昔から9枚の服を着るより獣の毛皮を1枚着るほうがいいといわれているという。鷹匠は地域の長として尊敬を集め、4000年もの間その伝統を受け継いできた。父のアグライさんはモンゴルで一番優秀な鷹匠に贈られるメダルを持っていた。アイ・チョルパンは偉大な父に憧れて鷹匠になることを決意した。去年の夏にアイ・チョルパンは初めて自分のイヌワシを持った。鷹匠となったもののまだ狩りに成功したことがない。狩りを成功させるため最も大切なのが餌の管理。餌は獲物となるキツネやうさぎの肉。鷹匠に従えば好物がもらえることを植え付ける。しかし飼いならし過ぎると野生を失ってしまう。食欲をそそる脂肪分などをあえて落とす。イヌワシの狩猟本能を呼び覚ます。

翌朝一族の鷹狩に同行した。鷹狩は動物の毛が伸びる冬が本番。やってきたのは標高200メートルの岩山。気温は氷点下10度を下回っている。眼科に広がる無機質な茶色の世界のどこかにキツネやウサギが息を潜めている。鷹匠と麓で獲物を追いかける勢子との呼吸が大切。勢子は石を投げ、大きな声で獲物を威嚇する。山の両脇から追いかけ、鷹匠が身構える真下に獲物をおびき寄せる。キツネやウサギが姿をあらわすのは岩から岩へと飛び移る一瞬。それを逃さずにイヌワシを放てるかが勝負。

ウサギが現れると、アイちゃんは反応できず、代わりにお父さんが飛ばした。お父さんは「逃げられた、行ってしまった。もうだめだな」と声をあげた。放つのが遅れたわずか3秒の間にウサギは岩の下に逃げ込んでしまった。アイちゃんは千載一遇のチャンスを逃してしまった。わずか数秒の遅れが半人前と一人前を隔てる大きな溝。

午後になると猛烈な風がふき、体感温度はマイナス30度に。父は「寒すぎて無理だ。なかなか獲物も見つからないし。風が強くてイヌワシも元気がなくなってきた」と話した。この日も狩りを諦めることになった。帰宅したアイちゃんは寒さで指が凍傷になりかけていた。氷を当て急激に温めすぎないようにするのがカザフ族に伝わるやり方。唯一の女性鷹匠となった娘について母のアルマさんは「落馬しないかと本当は不安でたまらない」と話した。

カザフ族と共に生活することにし、彼らの家のとなりにゲルを建てた。一家の仕事は家畜の世話から始まる。遊牧民は自分の馬を持っている。イヌワシはカザフ族の守り神とされてきた。今もイヌワシを5年で野生に帰す決まりが守られている。

アイちゃんは現在中学1年で月曜から金曜までは学校の寮で生活している。教科書は同級生で共有している。モンゴルでは遊牧生活を続ける人は半分に減った。子供達は貧乏だからなりたくない、冷害になると家畜がいなくなると嫌がっていた。鷹匠の数も減っているだけにアイちゃんにかかる期待も大きい。

家族に大事件が発生。大切な家畜となる羊が10匹食べられてしまった。祖父のイリスさん82歳は、落ち込むよ、一晩で羊10匹(8万円)の財産がなくなったと語っていた。ここで8万円は一家の年収の約半分となると説明。現金収入は家畜の毛皮を売ることでしか得られない事が伝えられた。また生活にかかせない水についても平原の真ん中まで取りに行く事が必須である。その場所はかつて牧草地があり20世帯が暮らしていたが、街での便利な暮らしを求め、この土地を去って行った事が伝えられた。しかし、ご主人は他に仕事もないし手に職もない行く場所もない、今の生活に慣れている、自分たちは、ここで充分と語っていた。

ある週末、学校の寮に子供たちを迎えに来るお父さんの姿が紹介。アイちゃんも中学生から鷹匠へと戻る事になる。アイちゃんも学校にいてもイヌワシの事がきになり心配になる、山や川がる、自分の家は自然が豊かで大好きと語っていた。そして翌日、鷹狩りに山に向かうと最初に捉えたのは防寒で毛皮となるキツネだった。初めて成功したアイちゃんに家族も喜びの様子が映っていた。その様子を見ていた佐津川愛美にお父さんは毛皮をプレゼントすると言われ、正直に戸惑いの言葉を述べていた。

お別れの朝、愛美はキツネの毛皮をプレゼントにと渡されたが、大切に皆で使ってくださいお気持ちだけ貰って帰りますと受け取らなかった。愛美は日本に帰ったらどうやって生きていこうかなって今思ってると話した。

キーワード
イヌワシ
鷹匠

エンディング (その他)
02:26~

エンディング映像。

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