時論公論 2013年11月29日放送回

放送日 2013年11月29日(金) 0:00~ 0:10
放送局 NHK総合

番組概要

参院選無効判決 問われる国会の自浄能力 (ニュース)
00:00~

参議院選挙の1票の格差をめぐり、広島高等裁判所岡山支部は憲法違反と判断。参議院では初めて選挙無効の判決を言い渡した。今夜は、踏み込んだ判決が出た背景や、問われる国会の対応について考える。広島高等裁判所岡山支部の片野悟好裁判長は、見過ごせない著しい不平等状態だと指摘、選挙制度の見直しについて国会が真剣に改革に取り組んだか疑問が残るとして憲法違反と判断した。その上で、格差を放置することの弊害が大きいとして岡山選挙区の選挙を無効とした。

最高裁は、参議院の1票の格差に対して衆議院よりも寛容だったと言われていた。その背景には、参議院が3年ごとに半数が改選されるということがあり、今の制度を維持する限り技術的に格差を4倍以内に縮小するのは困難とする専門家の報告もある。去年の10月、最高裁は平成22年の参院選を違憲状態と判決した。この時の最高裁判決では、衆院とほぼ同じ権限を与えられていることや、参院の役割が増大していることを挙げ、参院を特別扱いしないという考えを示した。そして、格差を抜本的に是正する為に、選挙制度自体の見直しを求めた。

参議院の選挙制度改革の動きはまだ入り口の段階で、平成28年度の選挙へ向けて改革を進めている。衆議院の1票の格差について今月20日に最高裁が言い渡した判決は、平成24年衆院選を違憲状態とはしたものの、選挙制度の見直しは容易ではないと国会に一定の理解を示し、0増5減は現実的な選択肢だと評価を与えた。参議院の4増4減も現実的な選択肢と判断される可能性も出てきた。今回の判決は、高等裁判所と最高裁の認識の違いを改めて際だたせたと言える。

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エンディング (その他)
00:09~

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