時論公論 「大阪で震度6弱 今後の地震活動に警戒を」松本浩司解説委員

放送日 2018年6月18日(月) 23:40~23:50
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
23:40~

オープニング映像。

大阪で震度6弱 今後の地震活動に警戒を (ニュース)
23:40~

今朝の大阪の地震の規模はマグニチュード6.1だった。阪神淡路大震災と比べても地震のエネルギーは60分の1ほどだったが震源が浅かったために一部で震度6弱の激しい揺れが起き、被害が広がった大阪で震度6弱以上が観測されたのは初めてで鉄道の運転見合わせやライフラインの停止で夜になっても混乱と影響が続き、大都市の弱点が露呈した。建物の倒壊や火災は多くはなかったが、沢山の人が行き交う市街地の建物のガラスや外壁煙突が壊れて落下すると言う被害が相次いだ。茨木市では天井から吊り下がっていた表示版が落下。中でも一番被害が大きかったのはブロック塀の倒壊。大阪府高槻市では小学校のプールの周りにある塀が倒れ小学校4年生の女の子が亡くなった。その他多くのけが人が出ている。

ブロック塀の安全対策は9人が犠牲になった昭和53年の宮城県沖地震の後、基準を厳しくした。その後も阪神淡路大震災などでも死者が出ており、被害が繰り返されている。熊本地震では258カ所中230箇所が基準を満たしておらず175箇所が倒壊した。今回の地震では体育館の照明が落ちて生徒が怪我をし、市役所の内装版が剥がれ落ち落下すると言った被害も繰り返された。今朝のマグニチュード6.1の震源地は大阪府の北部で有馬・高槻断層帯と言う活断層の橋付近に位置している。今朝のこの地震が断層帯の一部が動いたものかどうかは分かっていないが危険な断層帯が数多くありそれらへの影響が懸念されている。

上町断層は大阪市から岸和田市にかけて渡る長さ42キロの断層。この活断層が動くとマグニチュード7.6の大地震を引き起こして最悪の場合97万棟の建物が全壊し死者は4万2千人を登るとされている。今朝の震源地をおいてみると北東の橋に位置している。この地震の影響で上町断層はシュミレーションの結果ひずみが生じ地震を引き起こす方に力が加わったと示している。過去の地震でも活断層のひづみで地震が引き起こされたケースもあった。

今後は大阪府の北部では余震とみられる地震が相次いでいる。多くの場合初めに起きる地震より後からの地震の方が小さいことが多いが稀に同等かそれ以上の地震が起こることがある。気象庁は揺れの大きかった地域では1週間程度震度6程度の地震に注意と呼びかけている。明日も大阪は雨が予想されており、揺れが激しかったところでは土砂災害にも注意が必要。今回の地震では大都市の弱さをあぶり出し、対策の不備が人の命を傷つけたり奪ったりした。一人一人がこれを受け止めなければならないことは言うまでもないと松本浩司解説委員が解説した。

キーワード
新大阪駅
茨木市駅
枚方市(大阪)
高槻市(大阪)
東淀川区(東京)
遠田晋次

エンディング (その他)
23:49~

エンディング映像。

解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURL。NHKオンデマンドの告知テロップ。

キーワード
NHKオンデマンド
解説委員室ホームページ

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