時論公論 「横綱・日馬富士 暴行事件の衝撃」刈屋富士雄解説委員

放送日 2017年11月16日(木) 23:55~ 0:05
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
23:55~

オープニング映像。

日馬富士 暴行事件の衝撃 (ニュース)
23:55~

今回は横綱・日馬富士の暴行問題について考える。今回は3点で衝撃が大きく、1つは、時津風部屋の力士暴行死事件をきっかけに協会が暴力追放に取り組んできたが、朝青龍の暴行事件や、熊ヶ谷親方傷害事件など成果は上がらなかったが、ここ数年は警察関係者など講師に招き、研修会を開催して社会人としての自覚を促すなど成果が出始めたところだった。今年は21年ぶりに年6場所、90日間満員御礼が見込まれるなど人気は回復してきた。2つ目は横綱なの暴行である点で、横綱は協会の顔でもあり社会的にも責任を負っている。常に品格を問われ、協会の信頼回復に先頭に立つ存在である。3つ目は日馬富士だったことで、日馬富士は力士の鑑といわれ支持されてきた。法政大学大学院で勉強するなど社会的影響力も自覚し、モンゴルの子どもへの医療支援の計画に参加したり、資格・聴覚障害者のための雇用施設を運用するなど精力的だった。

今回の疑問点を整理。先月26日に鳥取市内で貴ノ岩に暴行、その日の巡業で日馬富士が貴ノ岩に謝罪し、貴ノ岩も大丈夫ですと答えた。26~29日まで貴ノ岩は巡業に参加し、29日に被害届を提出した。11月2日に鳥取県警から協会に連絡があり、3日に協会が両力士の師匠に事情を聞くと、貴乃花親方は転んだと聞いていた。5日から9日まで貴ノ岩が入院、10日の休場届に診断書をつけず、13日に診断書が提出され発覚した。なzせ3日後に被害届を提出したか、協会に報告しなかったか、貴乃花がなぜわからないと答えたか、なぜ診断書をつけず場所が始まって提出したか疑問がある。また診断書は頭蓋骨骨折と髄液漏について疑いとし、実際のケガの状態はどうだったか、暴行時の道具も含め調査する必要がある。日馬富士と伊勢ヶ濱親方との認識とは異なる診断書だったことがわかる。

今回の問題で協会の課題は2つ、公益法人としての自覚欠如とインテグリティーの欠落である。日本相撲協会は3年前に公益法人に移行した。それまで不祥事には部屋・師匠が責任を負うべきとの認識があり、組織としての対応ができず、不祥事のたびに相撲界と一般社会の常識のギャップに混乱した。横綱は他のスポーツの模範の1つとみられてきて、スポーツ界にとっても残念な出来事である。信頼回復には、調査し責任の所在を明確にし適正な処分、そして納得できる説明をし、再発防止策を発表することである。

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朝青龍
熊ヶ谷親方
日本相撲協会
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両国(東京)
貴ノ岩
相撲協会
鳥取県警
貴乃花親方
伊勢ヶ濱親方
鳥取市(鳥取)
田川市(福岡)

エンディング (その他)
00:04~

エンディング映像。解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURLと、NHKオンデマンドの告知テロップが表示された。

解説スタジアムの番組宣伝テロップ。

キーワード
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