先どり きょうの健康 選▽最新科学で迫る!肥満改善の秘策 徹底追跡!太る原因

放送日 2019年6月21日(金) 10:40~10:55
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
10:40~

オープニング映像。

先どり きょうの健康 (バラエティ/情報)
10:40~

今回のテーマは肥満。肥満は糖尿病や高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、がん、認知症などにつながる。最近注目されているのは腸内細菌。ある種類の腸内細菌が少ないと太りやすくなることがわかってきた。ダイエットの新常識「3%ダイエット」も。体重を3%減らすだけで血圧、コレステロール、血糖が改善できることがわかってきた。最新科学で迫る、肥満改善の秘策を伝える。

肥満はBMI25以上の人を指し、肥満は糖尿病、高血圧、心筋梗塞など様々な病気を起こす可能性がある。日本肥満学会前副理事長で総合健診推進センター所長の宮崎滋を迎えた。肥満の人の割合は男性31.3%、女性20.6%。徐々に男性が増え、最近数年は横ばい。女性は若干減少。日本人など東アジア人は軽度の肥満でも内臓脂肪が増えやすいため、様々な病気を起こしやすい。内臓脂肪は溜まるとへそまわりが大きくなるのが特徴。内臓脂肪は全身に悪影響を及ぼしやすく、糖尿病や高血圧、心筋梗塞などの原因に。そのためWHO基準に比べ日本の肥満基準は厳しくなっている(BMI25以上)。

以前と食べる量が変わらないのに太るのは、基礎代謝量(何もせずじっとしていても消費されるエネルギー量)が加齢で下がっていくため。基礎代謝量が減った分エネルギーが余るということだ。また、ストレスや心配事が多いことや、不規則な生活も原因に。また肥満は、一度太ると元に戻りにくく、さらに太りやすくなってしまうという特徴がある。身体の脂肪組織はホルモンなどを放出する重要な役割を担うが、その一つがレプチンで、これが食欲を抑え脂肪の消費を促す。ところが、過剰な脂肪はレプチンの作用を抑えてしまう。これが脂肪の悪循環の原因。また、寝不足・寝すぎも太りやすさの原因。この理由はレプチンの減少と、食欲を増やすグレリンの増加。

人の腸内には約100兆個の腸内細菌が住んでいて、その人特有の腸内細菌そうがあり、人によって種類・割合が異なる。肥満と腸内細菌の関係について研究を重ねてきた入江潤一郎氏によれば、肥満の人には、短鎖脂肪酸をつくる腸内細菌(フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィなど)が少なく、そのため肥満が続き減量しにくいという。腸内細菌により短鎖脂肪酸がつくられると、GLP-1など様々なホルモンが分泌され胃腸の動きがゆるやかになり、満腹感が増して食事量が減るが、肥満の人はこの働きをもつ腸内細菌が少ない。

調査の結果、短鎖脂肪酸をつくる腸内細菌は痩せている人は5.9%、一方肥満の人は3.9%。短鎖脂肪酸を増やすには、食物繊維をたくさん取ることが効果的。また、いも類や寒天などに含まれる多糖はより多く短鎖脂肪酸に作り変えられる。入江氏らは、多糖を多く含む食品を開発し、人に肥満改善効果があるか確かめる研究を開始した。

肥満改善のために、より効果的な食べものは何か、より効果的に運動するにはどうすればよいかということがポイント。

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高血圧
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日本肥満学会
総合健診推進センター
WHO
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グレリン
慶應義塾大学
短鎖脂肪酸
フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ
GLP-1
日本医療研究開発機構
NHK健康ch
多糖

エンディング (その他)
10:54~

番組放送内容は「きょうの健康」6月号テキストに詳しく掲載。HP「NHK健康チャンネル」も紹介。

エンディングの挨拶。

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