NHKスペシャル 東日本大震災▽めざした復興は今…震災7年被災地から問いかけ

NHKプレマップ(エヌエイチケイプレマップ)は、NHKで放送されているミニ広報番組。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年3月14日(水) 0:10~ 1:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (ニュース)
00:10~

オープニング映像。仮設住宅に変わる新たな住宅が完成している。復興予算32兆円をかけて巨大なプロジェクトが進めてくるも理想と現実、大きなずれが生じていた。復興を目指したまちづくりであったが、住民が戻らず、空き地が目立っている。充実した真新しい災害公営住宅、その扉の向こうでは被災者が厳しい現実に直面していた。私達が目指してきた復興とはなんだったのか、被災地から問いかけである。

キーワード
安倍首相
東日本大震災

めざした復興は今… 震災7年被災地からの問いかけ (バラエティ/情報)
00:12~

東日本大震災の被災地では、4800億円の税金をかけて、30地区でかさ上げによる宅地造成が行われた。かさあげされた土地で利用予定があるのは、陸前高田市の高田地区では54パーセント、女川町では49パーセント、大槌町の町方地区では43パーセントだった。大槌町の町方地区の住民らに、復興状況について聞いた。町方地区では、かさあげされた土地の多くが空き地となっていて、空き地バンクを作っているが、これまでに契約が成立したのは6件。

東日本大震災の翌月、国は有識者らを集めて、東日本大震災復興構想会議を立ち上げた。会議の提言を受け、防潮堤や土地のかさ上げを軸に、安全なまちを作る考え方が示された。大槌町は、壊滅した町の中心部を防潮堤とかさ上げで守ることを計画し、かさ上げの面積は震災前の半分に限定することにした。ここで使われたのは、主に市街地を再開発するために使う制度「土地区画整理事業」だった。大槌町は空き地を作らないように、使う予定の無い土地を買い取り、災害公営住宅などに充てることにしたが、町が買い取れる面積には限りがあった。震災で自宅を失い、花巻市で暮らしている大槌町の町民にインタビュー。

2015年8月、大槌町町長に就任した平野町長は、中心部のかさ上げ地を縮小するなど、町づくりの見直しを訴え、住民説明会を行った。当時中心部では、すでに宅地の整備が始まっていたが、町内では宅地の整備が遅れている場所もあった。工事完了を待ち望む住民の声と板挟みになった平野町長は、かさ上げ地の縮小を断念した。平野町長は「住民の方々の思いは早く復興をという方向に進んでいるのでブレーキをかけるのは難しかった」とコメントした。

関西大学と九州大学の共同研究グループが、南海トラフ巨大地震が発生して広範囲に津波が到達した際の被害について想定したところ、災害発生から5年で必要になる費用は162兆円となった。佐々木晶二氏が、段階的な復興案を提案した。

東日本大震災の被災地では、災害公営住宅が2万7千戸完成し、4万6千人余が移り住んだ。災害公営住宅では、被災者の自立が新たな課題となっている。災害公営住宅の閖上中央第一団地では、65歳以上の住民が52パーセントとなっている。閖上中央第一団地の住民らにインタビュー。

災害公営住宅の入居者らに、復興の実感があるかアンケート調査したところ、53パーセントが住宅について実感があると答えたが、地域のつながりがあると答えたのは24パーセントだった。閖上中央第一団地では、月額1500円の共益費を集めているが、実際は2500円ぐらいにしないと維持できない。

災害公営住宅で働き盛りの世代の入居者らにアンケート調査したところ、83パーセントが生活に不安があると答え、家計が苦しいと答えた人は85パーセントとなった。気仙沼市の災害公営住宅で暮らす男性の、家計状態を調査した。

阪神淡路大震災の災害公営住宅で支援にあたってきた、NPO法人の牧代表を取材。神戸では、災害公営住宅で高齢者の孤独死が相次いだ。

福島第一原発事故の国の指示による避難者は8万1千人。国は当初、住民全員の帰還を目指して、避難指示を段階的に解除し、今では帰還困難区域を除く大部分で戻ることが可能になったが、実際に帰還した住民は15パーセントである。

富岡町では、国の補助金で小学校を全面的に改修した。福島第一原発事故後に再開された学校に通う子供は、事故前の1パーセント。富岡町では原発事故後に、県内に役場や学校を移転させた。富岡町の帰還困難区域にある富岡第二小学校には、避難した子どもたちが残したカバンが今でもあった。

福島・飯舘村は避難指示が解除されたが、帰還した住民は1割にとどまっている。菅野典雄村長は、村民全員で帰還することを目指していて、教育の充実を住民帰還の大きな柱に位置付けている。飯舘村では、一貫教育実現のためのこども園や小中学校を建設している。

原発事故で福島市に避難した飯舘村の元村民は、子供が転校を嫌がっているので村に戻るつもりはないと述べた。飯館村では、村外に住む住民でも村の学校に通えるように、スクールバスを運行する計画。飯舘村では、ふるさと住民票を交付している。

東日本大震災から7年、吉野正芳復興大臣にインタビュー。吉野大臣は「私にとって震災前のレベルに戻すのは復旧で、私はプラスの世界を作っていきたい。復興庁は、支援を求めている方がいれば支援をする役所で、支援を求める人がいなくなることを目標としている。復興庁という名前が消えても、ポスト復興庁に引き継いでいく」と話した。

キーワード
東日本大震災
大槌町(岩手)
陸前高田市(岩手)
女川町(宮城)
五百旗議長
花巻市(岩手)
大槌町役場
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気仙沼市(宮城)
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神戸市(兵庫)
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福島第一原発
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富岡町(福島)
三春町(福島)
飯舘村役場
飯舘村(福島)
ふるさと住民票
福島市(福島)
復興庁
霞が関(東京)

エンディング (その他)
01:21~

エンディング映像。

NHKオンデマンド配信のお知らせテロップ。

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