クローズアップ現代 2012年5月31日放送回

放送日 2012年5月31日(木) 19:30~19:58
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
19:30~

国産ロケットH2Aが生き残っていけるかについての特集。今回、日本ははじめて、韓国のからロケットの打ち上げを受注した。衛星打ち上げビジネスの第一歩を踏み出したことを、三菱重工業の大宮英明社長も、喜びのコメントをした。しかし衛星打ち上げビジネスでは、ロシア、ヨーロッパ、中国をあわせて世界シェアの90%を握られており、日本の生き残りが難しい状況になっている。

キーワード
大宮英明社長
H2A
日本
韓国
三菱重工業

国産ロケットは勝ち残れるか~衛星打ち上げビジネス最前線~ (バラエティ/情報)
19:31~

種子島宇宙センターでは、5月27日に、韓国の人工衛星を載せたH2Aロケットの発射準備が進んでいた。リーダーの三菱重工業の鈴木茂裕担当部長が、この契約を取り付けたという。

ロケットの打ち上げ数が確保できないために、採算が取れないことを恐れ、部品などを製造している中小企業の50社以上が、事業からの撤退を考えているのが現状。愛知県のあま市の三光製作所の社長・奥村清志さんも、ロケットのエンジン部品を製造してきたものの、打ち上げ数の減少が会社の存続にかかっていると危機感を露わにした。

日本のロケット産業を守るためにも必要な打ち上げビジネス。世界ではヨーロッパ、ロシア、中国が史上を独占している。トップのシェアを誇るのが、ヨーロッパのアリアンスペース。 日本のH2Aロケットよりも高い打ち上げ成功率の上に、人工衛星の静止軌道付近に、打ち上げ場所を確保していることが強み。その後、実際に、アリアンスペース東京事務所の代表・髙松聖司さんが、契約をとったスカパーJSATの早坂裕一執行役員との打ち上げの打ち合わせをする。早坂裕一執行役員は、アリアンスペース社の情報の多さを高く評価し、契約したとしている。

日本が韓国の人工衛星の打ち上げに成功した2日前、フランス領ギアナでアリアンスペース社も打ち上げに成功していた。ロケットの打ち上げを支援するため、ヨーロッパ宇宙機関とフランス政府は、技術開発の補助を行なっている。こうした中、アリアンスペース社はロケットを製造するメーカーの保護に力を注いでいると、CEOのシャンイヴ・ルガル氏も言う。このようなヨーロッパを挙げての活動には、ヨーロッパが1970年代初頭にアメリカに打ち上げビジネスを独占された苦い経験が背景にあるという。

日本も国際競争に乗り遅れまいと、新興国を狙ってパッケージ戦略を進めている。古川宇宙開発担当相も、この戦略を推している。去年10月には、ベトナムからこのパッケージの受注に成功し、ズン首相と野田総理の握手する姿が報道された。日本の次のターゲットはモンゴルで、宇宙開発戦略本部では、三菱重工業の浅田正一郎氏と片瀬裕文氏とでどうやって売り込むかの作戦会議が行われている。

衛星打ち上げビジネスに参入することが長年の悲願だった日本は、今月、韓国の人工衛星打ち上げをH2Aで成功させ、大きな一歩を踏み出した。しかし、先行きの見通しは明るいとはいえない。年間4機の打ち上げで取れる採算が、国からの発注が年間2、3機ほどという現実。今まで採算度外視で開発に参加してきた企業も、撤退を考え始め、日本のロケット技術の存続が危ぶまれている。

三菱重工業の人工衛星打ち上げビジネスの営業活動の舞台裏を紹介年間4機の打ち上げを目標に、打ち上げる人工衛星を世界中で探している。三菱重工の営業部は、アメリカの人工衛星メーカー・オーピタルサイエンシズ社を訪ね、衛生購入を希望する顧客の動向を探った。鈴木茂裕担当部長はオーピタルサイエンシズ社に対し、日本の打ち上げの成功率の高さを推すも、反応は今ひとつ。オーピタルサイエンシズ社のテッド・マックファーランド地域部長は、期日どおり、打倒な価格で提示しないと難しいとコメント。

今までのVTRを受けて、スタジオトーク。なぜ今、日本のロケット打ち上げビジネスの競争力が弱い理由についてや、日本の企業もアリアンのような海外の会社に受注してしまう理由を吉冨進氏が解説。ヨーロッパには、欧州宇宙機関という機関が、産業育成を目標にやってきたため、日本との差が生まれているなど、根本的なビジネスとしての捉え方に違いがあるという。

日本のパッケージ戦略についてスタジオでトーク。吉冨進氏もこのやり方に賛成で、ちゃんと決定権のある人が対象国に行って交渉して上げてくるということを勧めた。

日本でのロケット開発についてスタジオトーク。ロケット打ち上げをやめて、海外の企業に任せればいいのではないかという声に対し、吉冨進氏は、生活インフラになっている衛星を、アメリカなどの海外に任せることは、不利益を被ることがあるという。今後、若い人達が、宇宙産業に積極的に乗り出せるようなビジョンを国が具体的に提示するべきだとコメントして終了。

キーワード
三菱重工
オービタル・サイエンシズ
H2Aロケット
アリアンスペース社
スカパーJSAT
ヨーロッパ宇宙機関
ズン首相
野田首相
浅田正一郎宇宙事業部長
片瀬裕文審議官
韓国
日本
H2A
種子島(鹿児島)
種子島宇宙センター
鈴木茂裕担当部長
三菱重工業
オーピタルサイエンシズ社
テッド・マックファーランド地域部長
アメリカ
あま(愛知)
三光製作所
奥村清志社長
髙松聖司代表
アリアンスペース東京事務所
ロシア
中国
種子島(日本)
早坂裕一執行役員
欧州宇宙機関
アリアン
シャンイヴ・ルガルCEO
ギアナ(フランス)
古川元久宇宙開発担当相
宇宙開発戦略本部
ベトナム
モンゴル
カーナビ

明日へ1min (その他)
19:56~

漁師の伊藤浩光さんに案内されながら、石巻市雄勝町の被災地を回る様子を紹介しながら、「あなたも復興差サポーター」のHPを紹介。1口1万円で、養殖再建を支援できる。

キーワード
あなたも復興サポーター
雄勝町(宮城)

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