日曜討論 第1部▽民進党代表選3候補に問う 第2部▽どう見る?対ロシア・中国外交

『日曜討論』(にちようとうろん、Sunday Debate)は、NHKのテレビおよびラジオで放送される討論番組である。NHKでは戦後初期のころから、毎週日曜日に『国会討論会』『政治座談会』『経済座談会』と題した国会議員、政治関係者、財界・経済専門家をゲストに招いた番組を放送、放送時期とテーマによって題名を変えたが、1994年4月よりこれらの番組名を統合・一つにまとめ、現在のタイトルとした。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年9月4日(日) 9:00~10:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
09:00~

きょうの第1部は「民進党代表選 3候補に問う」。3人の代表候補に意気込みを聞く。

第2部は「どう見る?対ロシア・中国外交」。安倍政権の外交方針について専門家を迎え討論する。

前半の出演者を紹介。前半の民進党代表選特集には候補の蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎を招いた。

キーワード
民進党代表選
中国
ロシア
蓮舫
前原誠司
玉木雄一郎

第1部 民進党代表選 3候補に問う (ニュース)
09:01~

3人に立候補の理由を聞いた。蓮舫は、議席数が減少してきており党が埋没する危機を感じたなどと答えた。前原誠司は、党勢は回復してきたが民主党時代の負のイメージを引きずっている、先頭に立って国民にわびた上で反省に立って政治を進めたいと答えた。玉木雄一郎は立候補までに努力があったと聞かれ、過去の民主党との戦いと考えて立候補を決めたと答えた。

3人に他の候補との違い、自民党と民進党の違いについて聞く。前原誠司は、民進党は人への投資を通じて成長を目指す、具体的な財源を提示して国民に理解される政策の提示を行うと答えた。蓮舫は、民進党として地方への再分配を目指す、争点では増税ありきで考えずあらゆる税制改革を提言すると答えた。玉木雄一郎は、民進党として穏健・中道を貫く政治を目指す、独自性については若さによる新しい民主党作りを目指すと答えた。

蓮舫は衆議院議員への鞍替えについて聞かれ、代表になった場合は衆議院議員となることを考えている、参議院議員として当選した直後であり適切な時期に行いたいと答えた。

民主党・民進党の支持率を紹介。政権交代直後は最高40%に達したが、野党になると10%を切り、その後岡田代表のもと10%前後で推移している。民進党に望む政策について、視聴者からの声を紹介した。

民進党に党勢回復への鍵について聞く。蓮舫は、失望は希望に変えられるとした上で、与党に質問する野党として批判しかしないとのレッテルを貼られていると指摘し、提案や対案を示していける政党であることを示したいと答えた。玉木雄一郎は、分断を避けて助け合う党を作りたい、子ども政策を拡充することを目玉政策として訴えたいと答えた。前原誠司は、党をまとめ上げるガバナンスを前面に出す、自民党と異なる国家像を打ち出すと答えた。

続いて経済政策について聞く。玉木雄一郎は、自民党の政策はマネーゲームであり勝ち組のみが恩恵を受けている、民進党として子育ての重視などを打ち出していくと答えた。蓮舫は、自民党のアベノミクスは金融政策に傾倒し過ぎていると指摘し、金融政策については自民党に責任をとらせるとともに出口を示していくと答えた。前原誠司は、自民党の政策は株価重視であると指摘し、民進党として労働力の確保などを尺度に投資を行っていくと答えた。玉木雄一郎の子ども政策重視との相違点について聞くと、責任を明らかにするため財源を示すと答えた。玉木雄一郎に反論を聞くと、子ども政策は根本的問題であり借金をしてでも着手すべきと答えた。

蓮舫は「子ども国債」の考えについて聞かれ、提案を否定はしないがそれより先に与党の偏った法人税減税措置などに手をつけるべきなどと答えた。前原誠司は、税制改革よりも行政改革で財政を確保すべきと反論した。蓮舫は、現政権では予算が余ると基金に積み増しをするなどの無駄があると指摘した。玉木雄一郎は、借金をすすめているわけではなく必要な政策を講じるべきと付け加えた。前原誠司は、消費増税の使いみちは「医療・年金・介護・教育」と決まっており教育をはずすべきでない、借金に頼る政策からの脱却が必要と答えた。蓮舫は消費増税の実施について聞かれ、増税とともに国民に還元されているとの実感を与えることが必要と答えた。

続いて民進党の憲法改正に対する考えを聞く。安倍首相は、民進党は自分が首相の間は憲法改正しないと言っている、議論に加わらないのは建設的対応でないと批判している。

民進党の憲法改正に対する考えを聞く。3人はいずれも議論を行うべきとの考えを示した。前原誠司は、自衛隊の条項は憲法9条に書き加える「加憲」で対応するよう検討すると答えた。玉木雄一郎は、旧民主党の憲法提言を新たな党としてまとめるべきと答えた。蓮舫は与党が憲法審査会を止めていると指摘し、憲法9条だけでなく時代に合わなくなった条文について議論すべきと答えた。

民進党の憲法改正に対する考えを聞く。玉木雄一郎は、日本には違憲判断を行う憲法裁判所がなく設置を議論すべきと述べた。前原誠司は、衆院・参院を統一する一院制を議論すべき、憲法と国際法のどちらを尊重するかにも踏み込むべきと述べた。蓮舫は、憲法改正は国民の側に立って行うべきと述べた。

続いて野党共闘について、視聴者からの声を紹介した。玉木雄一郎は、一線を画するのが大原則であるが党の代表があらゆる努力を行うことも必要と答えた。前原誠司は共産党との共闘について聞かれ、岡田代表の共闘ありきとの考えはリセットする、政策ごとに考えを同じくする部分で協力していくと答えた。蓮舫は議員に勝ちたいという素朴な感情があると聞かれ、野党共闘には与党対野党のわかりやすい構図を生むという利点がある、民進党の姿が見えなくなったことが反省点となっていると答えた。玉木雄一郎は共産党のほうが明確な政策があったと聞かれ、魅力的な政策を提示して他の党を巻き込むべきと答えた。

最後に3人に民進党代表選への意気込みを聞いた。前原誠司は、党のガバナンスと包容力・忍耐力を訴えると答えた。玉木雄一郎は、農村から勝ち上がった候補者として地方に力を入れると答えた。蓮舫は、信頼を取り戻すことを基本理念に党をまとめ上げたいと答えた。東京都選出のイメージが強いと聞くと、1年の3分の1は地方で応援をしており地方についても心得ていると答えた。

キーワード
民進党
民進党代表選
アベノミクス
消費増税
憲法改正
安倍首相
野党共闘

第2部 どう見る?対ロシア・中国外交 (ニュース)
09:33~

おととい日ロ首脳会談が行われ、安倍首相は12月にプーチン大統領を日本に招くことを決めた。北方領土問題の解決が課題となっており、安倍首相は平和条約の締結を目指すと繰り返している。中国ではG20サミットがきょうから開かれ、習近平国家主席との首脳会談の調整が行われている。

出演者はキヤノングローバル戦略研究所・宮家邦彦、元中国大使の宮本雄二、法政大学・下斗米伸夫の3人。

外交専門家3人を迎え、まずロシアとの関係について聞く。きのうの東方経済フォーラムでは安倍首相、プーチン大統領が北方領土問題を念頭に発言した。宮家邦彦は、双方が本気で交渉することは歓迎する、日本が一方的に支援を行うことにならないようパッケージとしての交渉を願うと述べた。下斗米伸夫は、首脳会談は予想以上の評価だった、プーチン大統領から問題解決への明確な意思が引き出せたと答えた。宮本雄二はアジア全体から見た位置づけを聞かれ、首脳同士の信頼に基づく行動の基礎が作られたと答えた。

宮家邦彦は北方領土問題の行方について聞かれ、双方がウィンウィンの関係になるような解決は難しいと答えた。下斗米伸夫は、ウクライナ・クリミアの問題が噴出してから北方領土問題は相対的に解決しやすい問題となったと答えた。宮本雄二は日本の交渉について聞かれ、日本は武力をもたず経済協力しかカードを持っていない、経済協力にあたっては日本にも利益となる必要があると答えた。

宮家邦彦は北方領土問題について、日本の帰属をロシアが認めるのは難しいと振られ、ロシアの実効支配が既成事実となることを一刻も早く止める必要があると答えた。下斗米伸夫は、ロシアは第2次世界大戦の結果として北方領土を入手したとの立場をとっていると指摘し、互いの正当性を担保した形での解決を模索しているのではと答えた。宮家邦彦は4島の共同利用という考えも議題にのぼっていると振られ、帰属をあいまいにすると解決にならない、プーチン大統領に決断を促す取り組みが必要と答えた。その他、ロシアは中国を警戒しており日本への協力という追い風が生まれているなどと話した。

中国とは尖閣諸島をめぐる問題がある。中国当局の船は領海や接続水域での航行を繰り返している。宮本雄二は最新の中国の動向を聞かれ、中国はひとつにまとまっているわけではなく、領土に対する強硬的な態度には国内の親日派への揺さぶりなどの意味合いもあると答えた。北朝鮮への非難決議なども影響しているとの指摘には、中国のすべての外交は国内への影響をもっとも重視していると答えた。

宮家邦彦は中国の外交について聞かれ、内政を重視しているとの意見に同意した。尖閣諸島問題についても、領土に対する強硬姿勢と中国国内でのG20成功に向けた態度の難化との綱引きがあると指摘した。宮本雄二は、来年の中国共産党大会を控えて体制固めが行われていると答えた。下斗米伸夫はロシアの受け止め方を聞かれ、中国とはウクライナ問題で擬似同盟を組んだが盤石とはいえないと答えた。

日中首脳会談に向けた日本の進むべき道について聞く。宮本雄二は、中国の外交は不安定な関係にあり、関係を緊密にして「予測可能」な関係を築くべきと答えた。宮家邦彦は、中国の外交などには戦略的な矛盾があり日本は不足の事態に備えるべき、「海上連絡メカニズム」のような実務的な制度を整備すべきと答えた。

番組HP、NHKオンデマンドの案内。

キーワード
首脳会談
プーチン大統領
安倍首相
G20サミット
宮家邦彦
宮本雄二
下斗米伸夫
東方経済フォーラム
北方領土問題
尖閣諸島
海上連絡メカニズム
日曜討論
NHKオンデマンド

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