日曜討論 2016年3月20日放送回

『日曜討論』(にちようとうろん、Sunday Debate)は、NHKのテレビおよびラジオで放送される討論番組である。NHKでは戦後初期のころから、毎週日曜日に『国会討論会』『政治座談会』『経済座談会』と題した国会議員、政治関係者、財界・経済専門家をゲストに招いた番組を放送、放送時期とテーマによって題名を変えたが、1994年4月よりこれらの番組名を統合・一つにまとめ、現在のタイトルとした。

出典:goo Wikipedia

放送日 2016年3月20日(日) 9:00~10:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
09:00~

「保育園落ちた日本死ね!!!」と題された匿名ブログが話題に。待機児童の議論が活発となり、国会でも共産党議員が取り上げた。安倍首相は、気持ちを受け止めて施策を進めていくなどと答弁した。国会では年度末に向け、政府・与党は予算案の成立が最大の景気対策であるとして早期の成立を目指し、野党はアベノミクスの評価や憲法改正の議論を中心に追及を行っている。きょうは参院選をにらんだ攻防について与野党議員に聞く。

きょうの論客を紹介。与野党の参議院議員会長を招いた。自民党・溝手顕正、民主党・郡司彰、公明党・魚住裕一郎、共産党・市田忠義、維新の党・寺田典城、おおさか維新の会・片山虎之助、社民党・福島みずほ。

キーワード
待機児童
田村智子参院議員
安倍首相
アベノミクス
予算案
憲法改正
参院選
溝手顕正
郡司彰
魚住裕一郎
市田忠義
寺田典城
片山虎之助
福島みずほ

日曜討論 (ニュース)
09:01~

司会者挨拶とトーク。平成28年度予算案が参議院で審議されているが、賃上げ・消費税・待機児童や安倍首相の憲法改正の積極発言などで与野党の論戦が激化していると紹介した。

国会の論点のひとつとなっている、安倍政権の経済政策を振り返る。安倍首相は賃上げを消費拡大につなげていくべきと業界に要請している。春闘ではベースアップの幅が縮小するが賃上げが実現するなど効果がみられた。トヨタ自動車・豊田章男社長は「経営環境は潮目が変わった」と述べるなど厳しさも垣間見えた。視聴者からの意見を紹介した。

アベノミクスと政府からの賃上げ要請についてトーク。自民党・溝手顕正は、賃上げが実現したのは事実でアベノミクスの効果であると答えた。ANAやKDDIのようにグループ内で格差是正が行われた例もあったと付け加えた。

アベノミクスと政府からの賃上げ要請についてトーク。民主党・郡司彰は、GDPのマイナス成長が続いており、アベノミクスは失敗とみるべきと反論した。公明党・魚住裕一郎は、3年連続のベア実現は評価すべきなどと答えた。共産党・市田忠義は、世論調査では景気を実感できないとの声が多いなどと批判した。

アベノミクスと政府からの賃上げ要請についてトーク。自民党・溝手顕正は中小企業に景気回復実感が少ないとの声について聞かれ、GDPの増加や求人数の回復などは確実に進んでいると答えた。維新の党・寺田典城は、経済政策の実態は金融緩和のみで綻びが見えてきていると批判した。おおさか維新の会・片山虎之助は、大企業でも設備投資を控えるなど様子見の動きがみられる、もとをただせば消費税引き上げの衝撃が尾を引いていると指摘した。社民党・福島みずほは、アベノミクスは明確な失敗である、非正規雇用を増やすなど方向の誤りがみられると批判した。

アベノミクスと政府からの賃上げ要請についてトーク。自民党・溝手顕正は低所得者層への手当てについて聞かれ、政府は世界経済にも目を向ける必要がある、多少の浮き沈みを許容しながら国全体を前に進めるべきと答えた。

消費税率引き上げについては、本田内閣官房参与が14日に景気が腰折れするなどと先送りを助言、政府の招いた米・コロンビア大学のスティグリッツ教授も世界経済の危機の中で引き上げるべきでないと述べている。

消費税引き上げについて聞く。自民党・溝手顕正は批判の中でも予定通り行うかと聞かれ、景気への影響があるという面は認める、財政健全化のためにも引き上げが正しい選択と考えていると答えた。民主党・郡司彰は、アメリカでは株価が上昇しているなどの要素もある、増税がアベノミクスの失敗を取り繕う行為であってはならないと答えた。維新の党・寺田典城は民主党と足並みを揃えられるかと聞かれ、維新の党では身を切る改革を求めてきた、与党のばらまき政策への追及を続けていくと答えた。

消費税引き上げについて聞く。共産党・市田忠義は、消費税の引き上げを中止すべきとの立場であると述べ、政府の答弁でも家計への影響が想定外だったと認めているなどと指摘した。公明党・魚住裕一郎は、増税は民主党との三党合意を得ている、中小企業への影響については価格転嫁の実態を調べ対策を行っていると答えた。おおさか維新の会・片山虎之助は、党として経済余力の提示・身を切る改革・軽減税率の財源確保を求めていると答えた。社民党・福島みずほは、安倍首相は増税を明言しており先送りするなら政府がアベノミクスの失敗を認めるべき、所得税の税制改革にも着手すべきと答えた。

消費税引き上げについて聞く。民主党・郡司彰は野党の足並みの揃え方について聞かれ、与党は増税を3党合意で認めたとしているが前提には議員定数削減などの実施があると反論した。軽減税率についても合意を超えるもので反対であると述べた。自民党・溝手顕正は、その発言は理解できないと述べてから、中国の景気減速や欧州の問題なども総合的に判断していくと述べた。参院選前に引き上げについて判断すべきかと聞かれると、判断は早いほうがよいと答えた。

続いて待機児童の問題。認可保育所と幼保連携型こども園を合計した定員は247万人以上と年々増加、小規模保育などを含めると262万人を超える。待機児童は去年増加に転じ2万3000人を超えた。自治体が空きを提示している保育所があるが応募しない例などを含めた「潜在的待機児童」は4万9000人を超える。視聴者からの声を紹介した。

待機児童の問題についてトーク。民主党・郡司彰は、国会でも山尾志桜里議員が質問して安倍首相の答弁が問題となったなどと述べた。公明党・魚住裕一郎は、政府は正面から取り組んでおり定員の増加は加速している、自治体とも連携してきめ細かい対策をしていくと答えた。

待機児童の問題についてトーク。共産党・市田忠義は、昔からある問題であり背景には財源が回されないこと、保育士の待遇が悪いことがあると述べた。自民党・溝手顕正は保育士の処遇改善について聞かれ、待機児童以外にも必要な福祉を受けられないという共通の問題があると答えた。社民党・福島みずほは、保育所に落ちると仕事をあきらめる親の問題は自分も体験している、国有地貸与による保育所の建設も検討すべきと答えた。おおさか維新の会・片山虎之助は、党として規制緩和などの提言を行っている、特定の都市に集中している問題であり自治体との連携が問われると答えた。

待機児童の問題についてトーク。維新の党・寺田典城は知事としての経験を聞かれ、マンパワーは不足しているが施設は転用でまかなえるケースもあると答えた。民主党・郡司彰は保育士の処遇改善について聞かれ、公平な再分配という考えを政策に浸透させるべき、賃上げのみなら緊急的な措置で行うことも可能と答えた。その他、民間の知識を取り入れるべき、大企業にも応分の負担を求めるべきなどとの声があがった。

安倍首相が憲法改正を在任中に成し遂げたいと積極発言を行った。世論調査では評価しないとの声が過半数となった。自民党・溝手顕正は、首相が意見を述べることは問題ではない、議会の勢力などが前提条件となると答えた。民主党・郡司彰は、選挙の争点は常に経済政策であったが国会では特定秘密保護法・安全保障法制などが強行採決されてきたと批判した。おおさか維新の会・片山虎之助は、この番組でも首相から働きかけがあったと聞かれ、発言は単なる願望ととらえるべきと答えた。

憲法改正について聞く。公明党・魚住裕一郎は、党の立場は現行憲法に書き加える「加憲」の立場である、議論は憲法審査会で行うべきなどと答えた。自民党・溝手顕正は、憲法9条以外の改正を行いたいという本音が安倍首相から見られると聞かれ、矛盾をはらんでいるとの指摘は昔からあると答えた。社民党・福島みずほは、安倍首相の一番行いたいことは憲法改正である、経済政策すらその手段に思えると述べた。共産党・市田忠義は、首相は都合のいい時にだけ憲法学者の発言を持ち出す向きもみられるなどと批判した。

憲法改正について聞く。維新の党・寺田典城は「民進党」となってからの立場について聞かれ、安倍首相が安保法制の強行で憲法を軽視したという行為への問題意識は野党で共通していると答えた。民主党・郡司彰は、立憲主義・平和主義を前提として議論していくと答えた。自民党・溝手顕正は参院選の争点となるかと聞かれ、憲法は争点たりえない、平和を望む姿勢は与野党で共通していると答えた。

参院選への各党の姿勢を聞く。社民党・福島みずほは、憲法を生かすか殺すかという憲法改正の問題、政治は1%のためか99%のためかという格差社会の問題、原発推進か脱原発かという問題を争うと答えた上で、政権が続けば民主主義が破壊されると批判した。おおさか維新の会・片山虎之助は、民進党の誕生で野党共闘が実現する、第三極の中心を目指すと答えた。維新の党・寺田典城は、安保法制を始めとする政権の行為を立憲主義の破壊と批判した上で、野党が共闘して政権と立ち向かうべきと答えた。公明党・魚住裕一郎は、平和安全法制は憲法の枠内で定められたと反論した上で、経済や社会保障の充実を連立政権を通して実現していくと答えた。共産党・市田忠義は、政権を退陣に追い込むことを目的に力を尽くすと答えた。民主党・郡司彰は、27日からの民進党を政権交代可能な党に形成していくと答えた。

自民党・溝手顕正は、安倍首相には消費増税先送りと衆議院解散・衆参ダブル選挙の考えがあると聞かれ、ダブル選挙には賛成である、選挙では経済や福祉の問題を訴えていくと答えた。

番組HPとTwitter、NHKオンデマンドによる配信の案内。

キーワード
予算案
賃上げ
消費税
待機児童
安倍首相
憲法改正
トヨタ自動車
春闘
ベースアップ
アベノミクス
ANA
KDDI
GDP
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スティグリッツ教授
軽減税率
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特定秘密保護法
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