視点・論点 国連安保理改革への道

視点・論点(してん・ろんてん)は、1991年10月から放送されている日本放送協会(NHK)のテレビニュース解説番組。NHKとしては公式にオピニオン番組として位置づけている。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年10月13日(火) 4:20~ 4:30
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
04:20~

オープニング映像。

国連安保理改革への道 (ニュース)
04:20~

国連は今年で創設70周年を迎える。前身の国際連盟が僅か20年で使命を終えたのに比べると、国連は様々な国際政治変動を乗り越えて存続し、国際協調促進の場として役割を果たしている。国連で最も重要な役割を与えられているのが安全保障理事会で、その決議には法的拘束力があり、極めて強い制裁決定権を持っている。国連は現在193の加盟国で構成されているが、安全保障理事会はわずか15国で構成され、そのうち5カ国が第2次世界大戦の勝利国である常任理事国で拒否権を持っている。1965年に国連憲章が改正されたが、その時は非常任理事国の枠を拡大しただけだった。1990年代初頭には安全保障理事会の役割が急速に拡大したため再度改革の動きが出てきた。1994年には国連総会に作業部会ができ、審議を続けているが今日に至るまで改革はされていない。

常任理事国の枠と拒否権の問題。常任理事国を増やすことは各国とも必ずしも反対ではないが、問題は数。常任理事国の1カ国でも拒否権を行使すると決議が採択されず行動が取れないため、機能不全になるのではないかという警戒感がある。拒否権がなく、大国が国連の立場と対立した場合には、国連から手を引くことが予想され国連事態の弱体化が予想される。また拒否権を制限するには、既得権益を制限することになるため受け入れられないと予想される。拒否権は大国が国連に残り続ける必要枠という見方もできる。

どの国が常任理事国になるかという問題。2005年には常任理事国入りを目指す日本が、地域大国のドイツ・インド・ブラジルと組み4カ国グループのG4を結成し、安全保障理事会改革のキャンペーンを貼った。しかしイタリア・パキスタン・アルゼンチンとメキシコ・韓国というライバル国が反対した。彼らはコンセンサスグループを結成し、これに約20カ国が加わった。

国連憲章改正の手続きの問題。安全保障理事会改革には国連憲章改正が必要で、現在の5常任理事国を含む加盟国の3分の2がこれを支持し批准することが必要。しかし常任理事国の中でも中国が日本の常任理事国入りに反対しており、アメリカなどは常任理事国を多く増やすことを嫌っている。中国やアメリカなどをどう説得するかが課題となる。また前回は全体の約4分の1の票を持つアフリカが4カ国案を支持しなかったため頓挫したが、アフリカ票をどの程度獲得できるかが焦点となる。これまで出されたどの改革案も実を結んでいない。

二段階改革案として、第一段階では非常任理事国枠を改正し現在の2年の任期を4年くらいに延ばし、連続再選禁止条項を撤廃し再選を認めるというもの。拡大した議席は各地域に国家数に応じて分配する。非常任理事国は選挙で選ばれる。そして約15年後に第二段階として常任理事国枠を含め再検討するというもの。この問題を考えるとき、日本にとって大事なものは何かを考える必要がある。

エンディング (その他)
04:29~

エンディング映像と次回予告。この番組はNHKオンデマンドでも視聴できる。

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