プロフェッショナル 仕事の流儀 史上最強の軌跡スペシャル 棋士・羽生善治

『プロフェッショナル 仕事の流儀』(プロフェッショナル しごとのりゅうぎ)は、2006年1月10日に放送が開始されたNHK総合テレビジョンの情報・ドキュメンタリー番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年4月7日(土) 1:35~ 2:20
放送局 NHK総合

番組概要

仕事の流儀/史上最強の軌跡スペシャル 棋士・羽生善治 (バラエティ/情報)
01:35~

「永世七冠」を達成した羽生善治さん。番組が羽生善治さんに初めて密着したのは2006年だった。その時は「将棋会館」に徒歩で通っていたが、現在「将棋会館」の近くに地下鉄の駅ができてすごく便利になったと話す。

キーワード
永世七冠
将棋会館

オープニング (その他)
01:37~

オープニング映像。

仕事の流儀/史上最強の軌跡スペシャル 棋士・羽生善治 (バラエティ/情報)
01:37~

「永世七冠」を達成した羽生善治さんに密着。2006年4月、大手新聞社が開催する大会に出場するため移動していた。羽生さんの活動は地方への遠征が殆どでどこに向かうもカバンひとつで向かう。大会が始まるまで羽生さんはメリハリをつけてぼんやりと時間を過ごすという。この日の大会の相手は藤井猛九段で羽生さんは対局中あえて手を読まないという。

対局後の羽生さんは表情は明るかった。負けても新しい戦術を試せたと手応えを感じていた。続く第3局は羽生さんが勝利し、4局は伊豆・修善寺で開催。相手は再び藤井猛九段。羽生さんは直感を信じ一手をうち勝利した。

棋士・羽生善治を取材、羽生は中学3年15歳でプロになり、10年に1人の逸材と注目された。羽生が周囲を驚かせた対局があった。1989年1月のNHK杯、18歳の羽生五段は加藤一二三九段と対局。羽生は勝負どころで誰も予想しなかった一手を打った。その後、次々とタイトルを獲得。平成8年2月の王将戦で、谷川九段を破り25歳の若さで史上初の7冠を制覇した。若くして頂点を極めたが、漠然と不安に駆られていた。棋士としてどう生きるか、迷いと共に成績に陰りが見え始めた。30歳をすぎると、ひらめきや記憶力も衰えた。平成15年11月の竜王戦、同期の森内俊之九段と対局。小学生から対局をしてきたが、羽生はこれまで寄せ付けていなかった。しかし、羽生は4連敗。羽生は守りに入り気がつくと負けていた。羽生は「無謀なことをしなくなり、決断が鈍くなったり選択の中途半端」が起こる。以降、羽生は森内に王将と名人のタイトルを奪われ、1つだけになった。ある日、将棋会館でベテランの姿を見た。加藤一二三九段と内藤國雄九段、有吉道夫九段が60歳を超えて若手に交じり懸命に自分の将棋を極めようとしていた。羽生は「才能とは努力を継続できる力」と迷いの中に道を見つけた。

棋士・羽生善治を取材、羽生は自らの将棋を極め続けた。獲得タイトルは史上最多99、国民栄誉賞の史上最強の棋士となった。羽生は必ずしもいい時ばかりではなく、どう踏ん張るかが大事だと実感したと話した。羽生は加藤一二三先生が現役生活63年、自分は折り返し地点で相当大変だとし、テンションを持ち続けることが難しくなり妥協が増えるので容易ではないと話した。

棋士・羽生善治を取材、2008年7月に「ライバルスペシャル 最強の二人、宿命の対決」で羽生と森内俊之九段の戦いを密着。この対戦が羽生を高みに押し上げた。2008年4月8日、羽生と森内の名人戦が行われた。森内は4期連続で名人を守る。4年前に森内は羽生から名人を奪い、羽生は奪還に燃えた。3か月に渡る名人戦7番勝負が始まった。第一局はゆっくり始まった。名人戦は最も過酷なタイトル戦、対局は2日に渡り持久力と精神力が問われる。44手目で羽生は驚く手に出る。一手損して相手を封じ込める。羽生は「定石が正しいと思わず、信じ切るとアイデアは浮かばないので全部忘れることで浮かぶ」と話した。落ち着きのなくなる羽生は58手目に勝負を急いだ一手を指した。見守る棋士からは驚きの声が出た。藤井猛九段は「今日はずいぶん雑だね」とこぼした。先崎学八段は「飛車はまともじゃない」と指摘。深浦康市は「驚きました、自分なら指さない」とした。森内がこの一手を羽生に打たせた。森内は重厚な受けで、羽生と比べ読みや判断は遅いが、緻密な読みでじわじわ揺さぶる。森内は「自分は技術的に圧倒できるものを出すものはないので、気持ちをキープすることが大事」と語った。森内が19時間経過し、羽生を追い込む。第一局は森内が制した。第二局、2人ならではの展開を見せた。

2008年7月に「ライバルスペシャル 最強の二人、宿命の対決」で羽生と森内俊之九段の戦いを密着。4月21日に大阪での名人戦第二局は2人ならではの展開を見せた。30手目森内が定石と違う手を指した。30分考えた羽生も型破りな一手を重ね、400年の歴史で1度もない局面に入った。一つ間違えるとあっという間に終わる未知の世界で実力勝負をする。羽生は予期せぬことにどれだけ出会えるか、お互いが振り絞ることで生まれる局面とした。混沌とした局面は2人だけの世界だった。対局が始まり17時間、羽生の攻勢が功を奏して勝利。

2008年7月に「ライバルスペシャル 最強の二人、宿命の対決」で羽生と森内俊之九段の戦いを密着。5月8日名人戦第三局、最初に仕掛けたのは森内だった。棋士人生で初めて指した果敢な一手、森内は「これで勝てれば、このあと戦っていく上で有利になるし支えになる、最高であることを示すには仕掛けて潰すしかない」と話した。羽生が森内の覚悟の一手に攻めに出るのを躊躇、森内ペースで進み羽生が追い込まれた。見守る加藤一二三九段は「羽生さん万策尽き、出直し」と話した。まもなく羽生が投了の雰囲気となり、30代に入りなりふり構わず勝ちに行く将棋は長らくなりを潜めていた。誰もが勝負あったと思ったが、羽生は諦めず最善手を指し続けた。2時間が経過、森内は執着心がすごいと思ったとし、なかなか決めきれない。森内は持ち時間をほとんど使い果たし、余裕がなくなる。そして森内が指した一手にどよめきが起こった。この一手は何の意味もなさない痛恨の一手、羽生はそれを見逃さない。加藤九段は「羽生さんの将棋はこういうことがある」とした。形勢逆転で、羽生の手が震え始める。羽生は164手目で王を追い込んだ。21時間の激闘は歴史に残る大逆転で終わった。

2008年7月に「ライバルスペシャル 最強の二人、宿命の対決」で羽生と森内俊之九段の戦いを密着。第4局は羽生が勝利、名人戦に大手。しかし第5局は森内が圧勝。森内の強さを見せつけられ、羽生は言葉なく去った。千駄ヶ谷の将棋会館で、羽生は名人戦の合間に他の対局に追われた。対局に集中したいと取材を遠ざけた。2008年6月15日、羽生は第6局の前日、天童駅で取材を受けた。大手をかける羽生の表情は固かった。先手の羽生が最初の一手を指し、森内は一手損して飛車を下げ、羽生の攻めを誘う。常識破りの危険な一手だった。負ければ終わりの瀬戸際の一局でなお、森内は挑戦的な手を指す。羽生の表情が変わる。羽生は「率直にすごいと思った、あそこでなかなか飛車は引けない」と振り返る。一進一退の攻防、森内が羽生の懐近くに踏み込み、羽生が渾身の一手で返す。27年2人は命を削り、向き合った。羽生は「1人だったら今の自分は同じペースだったかどうか」と話した。開始から16時間、羽生が小さくうなずき89手目で飛車を捨て最短で勝ちを決めに行く。森内はじっと目を閉じ、羽生が王手。2か月半の2人の戦いは終わった。

国民栄誉賞受賞の棋士・羽生善治を取材、羽生は年数重ねるとブレーキの踏み方がうまくなるので、アクセルの踏み方を忘れるが意識的に踏む気持ちを持つと話した。羽生は今まで自分が知らなかったことや経験しなかったことを経験することが大事になるとした。10年後の自分と対局したら、10年後の自分が勝ってほしい気持ちはあると話した。

羽生善治にとってプロフェッショナルとは、「その人がその時点で持っているものを常に出し切れること」と話した。

キーワード
永世七冠
朝日オープン将棋選手権
藤井猛九段
秋保(宮城)
修善寺
伊豆(静岡)
谷川九段
森内俊之
加藤一二三
有吉道夫
内藤國雄
NHK杯
王将戦
竜王戦
国民栄誉賞
ライバルスペシャル 最強の二人、宿命の対決
名人戦
先崎学
大阪府
千駄ヶ谷(東京)
天童駅
将棋会館

エンディング (その他)
02:19~

エンディング映像。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」の次回予告。

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