プロフェッショナル 仕事の流儀 目の前を生きる〜噺家・春風亭一之輔〜

『プロフェッショナル 仕事の流儀』(プロフェッショナル しごとのりゅうぎ)は、2006年1月10日に放送が開始されたNHK総合テレビジョンの情報・ドキュメンタリー番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年4月14日(金) 2:15~ 3:05
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
02:15~

気鋭の噺家・春風亭一之輔、21人抜きの真打ちの素顔は内気でひねくれもの。だが落語には真っ直ぐである。古典を守りながら自分の色をつける卓越したテクニック。人間国宝・柳家小三治が「久々の本物」と評した。かつて自分には何もないと塞ぎ込んだ。39歳にのしかかる期待と重圧でも前を向く。

主題歌 kokua「Progress」

キーワード
柳家小三治
kokua
Progress

遠くを見ない、目の前を生きる~噺家・春風亭一之輔~ (バラエティ/情報)
02:19~

春風亭一之輔の朝は子どもに振り回されている。家を出るとパパから噺家へスイッチが入る。2年先まで仕事が入り、曜日が分からないほど多忙である。1月上旬、愛知・瀬戸での落語会に向かった。年間900席もの高座にたち、落語会一で多いという。今回も地元商店街に頼まれ、2年後しで実現した。出番20分前に今回の演目を考え始めた。真髄は古典落語で200もの噺を覚えている。土地柄や年齢層、反応などみて絞り込む。

会場は笑いが固かったが、自分の子どもの話題で会場が湧くと、とっさの判断で演目を変え「初天神」を披露した。江戸時代から伝わる古典落語をどう解釈し、表現するかが噺家の腕の見せ所である。一之輔の強みは古典の肝を守りながら、現代的ギャグなど巧に入れ自分の色を加えることである。

一之輔は自分が39歳になり、自分の経験の映し鏡が落語なんだと考えている。次男がモデルの金坊は、一度自分の中に通し、自分の言葉で喋るという。立川談春は一之輔の落語は違和感を感じないとし、新しく強さがあると語った。

一之輔は「鰍沢」に取り組んでいた。師匠や兄弟子の口伝によって伝えられる古典落語、一之輔は教わったセリフを暗記しながら自分の色を付けていく。「鰍沢」は花魁だった女が旅人を酔わせて金を奪おうとする噺。喫茶店、仕事に行く道中など時間を見つけてはセリフを吟味し、心地よいリズムや間を探る。登場人物の人生を想像し、物語をふくらませる。思いを馳せることで、人物の個性が色濃く表現できるという。高座に上がっていると、発見があり客に育ててもらったり、噺を大きくしたりするという。

この日、一之輔は2席目の高座を終えるやいなや次の現場に向かった。時に1日7席、年間350日以上1席でも多くの高座に上がることを課している。この落語会では休憩を挟んで2度高座にあがる。だが1席目、得意の滑稽噺を披露するも反応が思ったほどではない。すると休憩で高座をおりるはずが、続けて別の古典落語を話し始め、結局1時間ぶっ続けでしゃべり倒した。年間900席という圧倒的な場数を踏んでもなお不安がつきまとう。3席目、始めたのは初天神、そのセリフがまた進化していた。

この日の仕事は新潟、地元客30人相手の小さな落語会。途中、電車が止まるハプニングもあったが、8時間かけてたどり着いた。どんな小さな席もないがしろにしない一之輔。その姿勢はどこから来るのか半生を語ってもらった。

千葉・野田市出身。小学校の落語クラブが初高座、生徒の前でやったが受けた覚えはない。高校で入ったラグビー部が人生の転機に、根本的に下手で、1年もたずにラグビー部を退部、いまだに練習の夢を見るという。両親は一之輔は気が小さかったと話す。退部後何かないかと暮らしていたら、春風亭柳昇師匠の落語と出会いこれだと思った。そこで春風亭一朝のところへ弟子入りし、大学後に入門。最初は大変だった。売り込む術も器用ではないので、落語覚えて稽古するしかない。師匠もとにかく稽古をしていたと話す。34歳で21人抜きで真打ちに昇進、柳家小三治の強い推薦だった。

1月半ば、一之輔は難しい仕事を前に悩み続けていた。先輩に頼まれ、新しく落語を作り客に披露するという。しかし、古典一筋の一之輔にとって、創作はほとんど経験がない。本番前日になってもまだ完成していなかった。カラオケ店で話を書く。どうしたら面白くなるのか、作るからには古典と並び自分の持ちネタになるくらいに持っていきたい。

創作落語を披露する日がきた。前の晩も考え続け、あまり眠ることができなかったという。創作落語「手習い権助」は大きな笑いに包まれた。しかし楽屋に戻りすぐさま台本を読み返す。納得はしていなかった。

4日後、この日の落語会で再び「手習い権助」をやると言い出した。今日の客は古典目当て、創作をやるとは知らせず勝負してみる。精度を上げたはずなのに客の反応は良くなかった。この話を続けることにためらいが生じていた。その後、高座で手習い権助をやることはなかった。

この日、一之輔は師匠の落語会に出ていた。噺家となって半世紀の春風亭一朝、20代で覚えた噺を今なお進化させ客の前で試していた。そんな師匠に出会い、育てられてきた。20日後、一之輔は寄席の席でギリギリまで演目に悩んでいた。始めたのはあの「手習い権助」、厳しい客に通用するのか自信はない、それでも高座に身を置き話すことでしか前に進めない。自らを試せ、さっそく改良し始めた。

主題歌 kokua「Progress」

春風亭一之輔はプロフェッショナルとは、涼しい顔しながらすごい事する人。頑張ってると言わなくてもお客さんには伝わっていると話した。

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キーワード
瀬戸(愛知)
粗忽の釘
初天神
鰍沢
浮世床
夢八
新潟県
春風亭柳昇師匠
柳家小三治
kokua
Progress
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エンディング (その他)
03:04~

「プロフェッショナル 仕事の流儀」の次回予告。

キーワード
プロフェッショナル 仕事の流儀

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