クローズアップ現代+ トランプのアメリカを行く“トランプ疲れ”と分断を超えて

放送日 2017年7月13日(木) 22:00~22:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
22:00~

世界に衝撃を与えたトランプ政権の誕生から半年。その予測不能な行動は社会に大きな影響を与えている。深まり続ける社会の分断について追った。

キーワード
アメリカ
トランプ大統領

シリーズ トランプのアメリカを行く “トランプ疲れ”と分断を超えて (バラエティ/情報)
22:00~

トランプ大統領のメディア批判がますます激しさを増している。社会の分断が深まる中、今市民の間でトランプ疲れが広がっている。ニューヨークなどでは反イスラムや反トランプによるデモが頻繁に行われるようになった。先月上演された舞台「ジュリアス・シーザー」では、独裁者シーザーはトランプ大統領そっくりの俳優が演じ、その独裁者が暗殺されるという場面になると、内容に反発した観客が乱入した。お笑いの世界では、コメディアンの女性がトランプ大統領に似せた作り物の頭部を持つ写真を公表。すると、やりすぎだと反トランプ派からも批判が相次いで謝罪した。市民らはトランプに疲れてかつてのようにニュースを見なくなったなどコメントした。

WNYCでラジオ番組のホストを務めるブライアン・トレーラーさんはIndivisible=分断されされないというと言うタイトルの番組を担当し、トランプ派と、反トランプ派に理解できる部分を探ろうとしている。 アメリカでは学校の授業前に、忠誠の誓いというアメリカ国旗と神の元、自由と正義を備えた分断をするべからずと言う誓いをする。私たちはトランプ派と反トランプ派の両方の意見を聞き入れる。トランプ疲れについて思い浮かべる言葉はnorm=標準的な状態。numb=無感覚と言う言葉が重なり合おうとしている。又、トランプを無視するか、関心をもつか綱引きをしている状態。アメリカは今個人レベルの相互理解が大切だと述べた。

アメリカ生まれの世界的ロックスタージョン・ボン・ジョヴィさん。2011年に始めた、ソウルキッチンと言う慈善活動が改めて注目を集めている。人種や諸国の違いに関係なく、レストランの手伝いさえすれば誰でも無料で食事ができる。アメリカでは貧富の格差も社会を分断する大きな要因となっている。トランプ大統領の就任後、所得の低い人に食べ物を配る慈善活動が行われている。 食料を提供する活動が広がる背景に、トランプ大統領が発表した予算案がある。インフラなどを増額する代わりに社会福祉が減額になったためだ。低所得者用に作られたフードスタンプ。その受給者数を絞り込む内容に衝撃が広がっている。そんな中、超一流レストランがNPOと協力し、食糧支援の和を広げていて、廃棄していた食材を無料で提供している。

イスラム系慈善団体代表のモハメド・バヒさんの話を武田キャスターが聞いた。ニューヨークで、イスラム教徒の生きにくさが強まっているか?という問に、9.11以降イスラム教徒に対する風当たりは最悪な状態だったが、時間が立つにつれ、皆の記憶が薄れていった。トランプの登場によりまた負の感情が呼び起こされた。イスラミックテロリズムと言う言葉は巷で囁かれている。イスラムだけが標的になっている。9.11の感情が1000倍位で呼び戻された感じがすると述べた。トランプ就任は第二の9.11だと述べた。更に武田キャスターが、トランプ大統領就任後ポジティブに変わったことはあるかという問いに、私達がモスクで開いた時と比べると人々の意識は確実に変わっている。最初はイスラム教徒というだけで怪しい目を向けられていたが、フードプロジェクトをやり始めてからはその目が変わったと答えた。

こうしたトランプ疲れを察知して対応を始めた企業も。オンラインニュースの会社では“トランプ禁止の日”を1日設け、その日の記事にはトランプ大統領に関する記事は一つもなかった。この会社の社長は「トランプ関連は意味がなく非生産的な話題が多い。ときには立ち止まって他に伝えることはないか考えようという取り組み」だと話した。また、ニュージャージーのラジオ番組でも朝の時間帯はトランプ大統領の話題は一切報じないことに決めている。トランプ疲れに悩まされていたリスナーからも公表だった。ラジオ局長は「トランプの過剰報道にうんざりしている人たちに居場所を与えたいと思っている」と話した。

料理長のエリック・リペールさんが、各地を回り食材の提供を呼びかけている。今では60店以上増え、食料は3万トンに及ぶ。アメリカへの入国を制限され、不安を感じてきたイスラム系の人々。モスク周辺の住民に食事を届けることで地域社会に溶け込み、社会の分断に歯止めをかける存在になることを目指している。この活動をしているイスラム教徒のサウジア・サイードさんは、イスラム教徒をターゲットにした犯罪や嫌がらせなどが相次ぎ、恐怖を感じる中、融和に向けて慈善活動をしている。白人と同じ人生を贈りたい、だからこそ隣人や敵対する人など様々な人達と繋がることが大切だと彼女は述べた。

キーワード
トランプ大統領
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デモ
ジュリアス・シーザー
ワシントン(アメリカ)
ニュージャージー(アメリカ)
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WNYC
Indivisible
忠誠の誓い
THIS HOUSE IS NOT FOR SALE
You Tube
ソウルキッチン
フードスタンプ
NPO
ズッキーニ
YouTube
イスラム教徒
トマト
チキン
イスラミックテロ
クリスチャンテロ
ブディズムテロ
モスク(アメリカ)

エンディング (その他)
22:24~

アメリカでは分断する力と人々を結びつけようとする力がせめぎ合っている、私たちは希望を持つべきだと語るバヒさんの姿が心に残りましたと武田真一がコメントした。

キーワード
アメリカ

スポット

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