NHKスペシャル ネクストワールド 私たちの未来「第5回」

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2015年2月8日(日) 21:00~22:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
21:00~

テーマ音楽:サカナクション「グッドバイ NEXT WORLD Remix」。

オープニング映像。

30年後、人間は雲を見下ろすような超高層ビルに住むかもしれないし、火星に住んでいるかもしれない。フロンティアへの挑戦は果てし無く広がろうとしている。

西暦2045年キヨトの友人にケンタは新婚旅行で月に行っている。宇宙旅行が当たり前になり、火星移住もまもなく始まる。人類がはじめて月に降り立ったのは1969年。2015年ころには一般の人でも宇宙を目指す人が出てきた。コストは下がったがそれでも20億円かかった。当時の未来学者ミチオ・カクは「来年にでも火星に地球を送る技術をもっているが莫大なお金がかかる。これから先はコスト削減に向けた戦いになるでしょう。最初の火星移住が実現するのは2045年ころでしょう」と話していた。ちょうど火星移住が始まる2045年、予言はあたっていたことになる。

キーワード
サカナクション
グッドバイ NEXT WORLD Remix
サラ・ブライトマン

第5回 人間のフロンティアはどこまで広がるのか (バラエティ/情報)
21:04~

オランダに拠点を置くNPO法人のMars Oneは民間の宇宙開発企業と連携し2025年を目指し火星への移住計画を作っている。この計画では一度行ったら帰ってこれず地球の100倍の放射線を浴びる可能性がある。それでも20万人の人が応募した。すでに心理テストや健康テストを行い663人の候補者を絞った。今年中に最終候補者24人を決める。火星には地球からたどり着くには最低でも半年はかかる。しかし、人類はすでに調査機を送ることに成功している。火星に見られる白い部分は氷の塊と見られる。火星には大量の水がある可能性が高く、わずかだが大気もある。マーズワン計画では2020年にロボットで火星に居住施設を建設する。マーズワンCEOのバス・ランスドーブは「昔冒険家たちが困難と知りつつ新大陸を目指したように心に湧き上がるフロンティアスピリットが火星へと駆り立てるのだ」と語る。

これまで宇宙開発は莫大な予算をかけて国家が担ってきたし、選考を突破した限られた人達だけが宇宙への夢を叶えてきた。そこにビリオネアたちは莫大な財産と斬新なアイディアで風穴をあけてきた。中でも注目されているのはイーロン・マスク。彼は31歳でスペースX社を設立しベンチャー企業ではじめてロケットの打ち上げを成功させた。これまで国家しか成し得なかったことだったが会社設立からわずか10年のことだった。

2045年、高さ2キロのビルが完成しそれを舞台にしたドラマが放映された。

これまでに放映された2045年近未来ドラマをダイジェストで振り返った。

しかし民間企業による宇宙開発はしばしば失敗してきた。今年に入ってもスペースX社のロケットが試験飛行に失敗した。それでもNASAは民間企業の宇宙開発に投資する。人類を火星に届けるにはこれまでにないパワーのロケットが必要。マスク氏は小型エンジンをいくつも組み合わせるという考えに辿り着き、これは大幅なコストダウンに繋がる。しかし多くのエンジンを同時に操作するのが難しく課題となった。そこで発揮されたのがマスク氏の優れたプログラミングの技術だった。2012年の実験では9つのエンジンの1つが突然停止したが残りんのエンジンをコントローリし危機を脱した。さらに打ち上げたロケットを着陸させることに成功している。

番組HPで視聴者と人工知能が進化させた音楽(第55代)が流れた。

火星の重力は地球の3分の1、太陽の光も届き、水も大量にある。マーズワン計画では太陽光で発電し水を分解し酸素を作る。室内では地球と変わらない暮らしができるという。もちろん重力の差がもたらす影響や。放射能など様々な問題を抱えており、困難を乗り越える技術開発が求められる。

ロバート・ビゲロー氏はラスベガスの不動産王だが宇宙に快適な居住施設をつくろうとしている。地球から打ち上げられるサイズには限りがあるので宇宙で風船のように広げる考えを持っている。国際宇宙ステーションでは宇宙用の3Dプリンターの試験が行われている。宇宙で何か修理をしたいときの道具をつくることができる。火星に移住した後は資源を備えた小惑星から採掘し精製する構想もある。技術の進歩にともなって急速二化性移住が現実味を帯びてきた。

2045年の海上都市は2015年にすでに構想があったという。

空への挑戦が熱を帯びてきている。日本では世界最速のエレベーターが開発中で、時速70キロを目指している。わずか3分で富士山の頂上に到達するスピード。ドバイのブルジュ・ハリーファは之までに人類が作り上げた最も高い建造物。二年後の建設を目指しクウェートで建設が進むブルジュ・ムバラク・アル=カビールは1001メートルになると言われている。ここ最近 の超高層ビルの工期短縮につながっているのがBIMというシステムで建設を始める前にコンピュータ上でビルを組み立てる。これによってミリ単位の矛盾の修正、効率化、コストダウンを可能にした。サグラダ・ファミリアの工期も一気に早めると言われている。

日本の大手建築外車ではBIMを利用したプロジェクトをスタートした。赤道付近の海上に人工島を浮かべその上に超高層の建物を建設する。このビルには5万人が住むことができる。BIMの強みは実際の工事で全自動が可能になることである。地球温暖化で沈む島の代替地として2040年完成を目指す。

東京でも高さ一キロを超える超高層ビルの建設が練られている。ニューヨークの建築家デビッド・マローは東京湾の真ん中を建設地としている。東京の過密を解消し、地震や災害に強い街を目指す。

番組HPで視聴者と人工知能が進化させたテーマ音楽(第60世代)が流れた。

日本科学未来館で自作ロケットの発表会が開かれていた。マーズワンの選考に残っている小野綾子さんも来ていた。小さいころ宇宙は果てしなく続いているという子どもの頃に聞いた言葉が動機になっっている。火星では心理カウンセラーとして役に立ちたいと話した。火星がどうなっているか自分で体験したいとコメントした。

キーワード
Mars One
マーズワン計画
バス・ランスドーブ
カリフォルニア州(アメリカ)
スペースX社
イーロン・マスク
スペースX ファルコン9 ロケット
NASA
国際宇宙ステーション
オービタル・サイエンシズ社
フィル・マカリスター
ロバート・ビゲロー
NASAエイムズ研究センター
ブルジュ・ハリーファ
ブルジュ・ムバラク・アル=カビール
BIM
サグラダ・ファミリア
竹内真幸
デビッド・マロー
ネクスト東京
ユタ州(アメリカ)

エンディング (その他)
21:53~

人類が火星に移住した未来を想定するドラマが流れた。

番組HPでは番組で取り扱った技術に対して質問を投げかけてきた。「人工知能がすべてを予測する社会」については約60%の人が悪いと答え、「若返りの薬」については約80%の人が飲むと答えた。機械の力で人体を強化することについては肯定的な人が多かったが、亡くなった人をコンピュータの中でよみがえらせることは受け入れる人は少なかった。

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