NHKスペシャル いま年金に何が〜AIJ事件 そして公的年金〜

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2012年5月3日(木) 0:25~ 1:25
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
00:25~

AIJ投資顧問による企業年金の投資運用失敗で、多くの企業の年金運用がうまくいっていないことが明らかになった。

キーワード
浅川社長
AIJ投資顧問
年金

企業年金の苦悩 (バラエティ/情報)
00:27~

AIJ投資顧問により消えた企業年金は、1500億円におよぶといわれている。国の公的年金は150兆円だが、想定外の事態が起きているという。

AIJ投資顧問の浅川社長が国会の証人喚問で、自らの非を認めない映像を、栃木県建設業厚生年金基金の黒須公一常務理事は苦々しい思いで見ていた。

AIJ投資顧問の担当者が、ある企業年金の担当者を勧誘した時に録音した音声を紹介。AIJ投資顧問は、企業年金を国債先物市場で運用していたが、失敗すると損失が大きくなるリスクの高い取引だった。

AIJ投資顧問は集めた資金を、海外の銀行を経由して、日本の複数の証券会社に注文していた。シンガポールの銀行の間では、浅川社長は金払いが良いことで有名だったという。

菅野泰夫主任研究員は、AIJ投資顧問が国内や欧米の投資銀行・証券会社が避けるようなリスクの高い取引をするために、海外の銀行や証券会社を使用していたのではないかと説明した。栃木県建設業厚生年金基金の黒須公一常務理事が、AIJから送られてきた運用実績の書類を示した。

景気低迷により企業年金の運用利回りが減っていて、高い利回りを謳っていたAIJ投資顧問に年金運用を任せる企業が出てしまった。

佐々木晋也記者が、企業の厚生年金基金の運用システムについて解説。厚生年金基金が崩壊すると、従業員が年金を受け取れなくなる。

AIJ投資顧問の被害にあった栃木県建設業厚生年金基金は、運用で損失が相次いだことから一時は解散を検討していた。栃木県建設業厚生年金基金が厚生労働省に解散を相談したところ、担当者から解散の基準に該当しないと回答された。

兵庫県内のタクシー会社が加入していた兵庫県乗用自動車厚生年金基金は、解散した時点で損失額が71億円にもおよんだ。損失額は加入していた会社が負担することになり、垂水タクシーも1億5700万円を負担することになった。

栃木県建設業厚生年金基金の解散をなぜ受け付けなかったの厚生労働省に質問したところ、個別の案件には答えられないと回答された。

垂水タクシーの永田社長が厚生労働省を訪れて、兵庫県乗用自動車厚生年金基金の損失額支払いを免除してほしいと訴えたが、これまで通り返済するように言われた。

佐々木晋也記者が、企業の厚生年金基金の運用システムが現在の日本の経済状況には合わなくなってきていると述べた。現在約600の企業年金基金のうち4割が、厚生年金部分に損失が及んでいるという。

キーワード
AIJ投資顧問
年金
浅川社長
栃木県建設業厚生年金基金
厚生労働省
兵庫県乗用自動車厚生年金基金
垂水タクシー

公的年金は大丈夫? (バラエティ/情報)
01:02~

公的年金の、回収と支払い方法について解説。国は約150兆円を将来の年金支払いに積み立ててきた。国の年金積立金の2001年から10年間の運用益は11兆円である。

公的年金の積立を行なっている、年金積立金管理運用独立行政法人・GPIFを取材。GPIFの担当者らが、外資系の運用会社と積立金の運用について打ち合わせを行った。

GPIF運用委員会の小幡績委員は、年金積立金が想定を超えて減ることは大きな問題であると述べた。厚生労働省は、専門家による年金部会から将来の物価見通しなどの報告を受けて、年金制度を見直す。

厚生労働省の年金部会のメンバーだった西沢和彦さんにインタビュー。西沢和彦さんは、将来の見通しなどが甘かったと述べた。年金部会の米澤康博委員長が、年金部会の予測をどのように採用したか述べた。リーマンショック後も、年金部会は経済状況の見直しを行わなかった。

かつて厚生労働省の年金局の課長だった坂本純一さんは、デフレがこのまま続いたら年金財政が危なくなると述べた。

現在の年金部会専門委員会の委員長である、吉野直行さんがスタジオに登場した。年金部会の経済状況の見通しが甘いのではないかという質問に対し、吉野委員長は現状を分析して見通しを行うと述べた。

キーワード
年金
GPIF
厚生労働省
リーマンショック
デフレ

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