NHKスペシャル 東京リボーン 第2集「巨大地下迷宮」

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年2月10日(日) 21:00~21:50
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
21:00~

オープニング映像と東京リボーンのオープニング映像。

第2集は東京に残されたフロンティア。「巨大地下迷宮」と地下最前線を特集する。

東京リボーン 第2集 巨大地下迷宮 (バラエティ/情報)
21:04~

深夜1時、稲荷町駅を取材。地下鉄銀座線の大改修工事を紹介。木製の枕木をコンクリートの枕木に変更。メンテナンスの回数が激減し、巨大地震にも耐えられる。しかし作業ができるのは終電が終わり始発が動くまでの3時間。そこで交換できるのはわずか10本。この作業は東京メトロ全線で行われている。枕木の数は70万本と言われている。全てを交換するのは10年以上と言われている。日本で最初に地下鉄の建設が始まったのは1925年。2.2km浅草から上野の銀座線を開通させるのに2年がかかった。その後も人口急増とともに地下鉄工事が行われた。最大の的は地下水。軟弱地盤は作業員を苦しめた。そこで現場を特殊な装置で密閉。気圧を上げ、地下水が吹き出るのを防いだ。 気圧は地上の4倍。温度は35度を超え、湿度は100%。1963年には日本仕様のものに改良したシールドマシン導入。マシンはモグラのように進み、人は壁を作るだけでよくなった。地下開発は一気に加速。いま13路線で1000万人が利用している。さらに、電気、ガス、下水道、通信などのインフラ設備がびっしりと仕組まれている。東京のケーブル、地下鉄をつなぎ合わせると、地球3周分。広さはカナダが最大だが、集積度で言えば東京の地下空間が最大。1960年から70年代に高度成長を遂げてそこから50年経過しもう一度新しい街を作ろうとしていると語る。

日本最大の地下迷宮と呼ばれる、東京駅周辺、丸の内大手町地区を紹介。周囲2kmに複雑な地下世界が広がっている。網の目のように地下通路が繋がっている。広さは隣にある皇居とほぼ同じ広さとなる。しかし未だに増殖を続けているため正確な地図は存在しない。3次元 点群データカメラ。この画像を活用して3次元映像で再現し可視化。東京駅の地下広場を取材。解析の結果。高さが微妙に違う通路を紹介。その違いは所有者が違うものをあとから繋げた。JR東日本、東京メトロ、東京都の空間が合体させ広大な空間が広がった。床や天井の色が違うところや照明や内装が違う箇所を紹介。

地下通路に積極的な姿勢を取材。二重橋ビルは地下通路を結ぶことの費用を負担することにつながるが、これは規定より容積率緩和の措置を受ける。フロアが広ければ広いほどシ収益は増す。三菱地所の金城敦彦は、既存のネットワークと建物をパッチワークのように一つひとつつないでいくと語る。

最新鋭の機能を有している超小型のシールドマシンを活用してトンネルを作る。周囲のビルと共同で動いている。地下通路を建設されているのでその下を通す。しかしその先に地下鉄有楽町線が傷害となる。シールドマシンはギリギリで地下鉄有楽町線を交わし、再び上昇するように掘り進める。指揮を行うのは工藤隆行さん。GPSを使うことが出来ない中頭のなかでイメージして作業が行われている。しかし、マシンが下に向いていることが判明。原因は水を多く含む土だった。その後、シールドマシンの下の方だけ圧力を強めるなどの対策を実施。上に走る有楽町線に影響を及ぼさないように慎重にマシンを操作した。

総事業費1兆6000億円の東京外かく環状道路のシールドマシンを紹介。直径16mで大深度地下の40メートル以上の地下で掘り進められる。住民たちは反対の運動も起こしていた。

リニア新幹線の工事もついに始まった。東京名古屋間を40分で結ぶ。品川駅の近くには直径40m、深さ90mの巨大な穴が空いている。そこを起点に世界最長クラスのトンネルが掘り進められる。建設費用は9兆円にも及び、その3分の1は国からの貸し付け。しかし去年ゼネコンの談合が明るみになった。シールドマシンはトンネルごとに特注。コストをかけて地上に引き上げる必要もなくトンネルの数だけシールドマシンが眠っている。

東京の地下のスペースがなくなり、シールドマシンそのものが使えない事態も起こっている。新しい地下鉄の駅虎ノ門ヒルズ駅を紹介。東京オリンピック前に完成し、地上にバスターミナルも作られベイエリアへとつながる。霞ヶ関駅と神谷町駅の間に作られる。トンネルの周りの土を取り除き、壁を打ち抜き、既存の線路の途中に新駅を作る前代未聞の工事。100人を超える地下工事のスペシャリストが集結している。しかしまずは張り巡らされたケーブルにつく土を取り除く作業。頼りとなるのは人の手である。ベテランの敦沢満さんは土を取り除く作業を行い、長年報知されていた下水管の悪臭との戦いで土を除去していった。作業を終え、インタビューに答えると明日は休養日だが、どこに行く元気もないと語る。不動産開発企業の森ビルを中心とした企業が新駅を提案。東京都もその計画に賛同した。人の流れを作り、この場所に丸の内のようなオフィス街を作ることが狙い。外資系企業を中心に投資先として注目を集めている。その後1年かけて土を取り除き、工事はホーム空間の建設に入った。しかし土の中からまたしても障害物が現れた。巨大なコンクリートの塊はあることがわかっていたが想像以上の存在感だった。寒気施設の跡だった。強固に固定され、壁の裏側は線路。地下鉄の運行を止めることになる。そこでダイヤモンドコア工法と呼ばれる手法で行われた。担当者は線路に入り確認。その後コンクリートの壁は取り除かれた。

低成長、人口減の東京には新たな方向性が向けられている。巨大災害への備えとして、東京駅周辺の地下迷宮は東日本大震災を境に見直されている。東京駅はシェルターの役割を果たした。地震のとき建物には負担がかかるが、地下の建物には周囲の地盤と動くため揺れが小さくなることがわかっている。東京駅の地下広場工事など地震に強い地下をさらに強くしようとする。特に天井の強化を目指している。しかし弱点として避難誘導を指示する態勢がないとパニックが起きかねない。東京駅のシミュレーションを紹介。1月にどのように避難誘導を指示するのか東京駅に地下空間を持つ企業が集った。バラバラに行っていた避難誘導を連携して行う取り組みだった。5社は災害ダッシュボードを開発。災害発生時に50箇所の場所でスマートフォンを設置し、情報を集める。全ての映像は5社の司令室に届く。そこから避難・誘導を指示。連携をして避難指示などの指揮系統確立して地下迷宮は真に安全となる。また虎ノ門ヒルズ駅も震度7に耐えられる空間となる。また渋谷駅でも避難者1万人を受け入れる広場や、渋谷駅雨水貯留槽を紹介。

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