NHKスペシャル アインシュタイン 消えた“天才脳”を追え

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年10月18日(木) 1:00~ 1:50
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
01:00~

相対性理論を打ち立てた天才・アインシュタイン。彼の脳はある人物によって密かに摘出され、細かく刻まれて行方がわからなくなっている。今回、切断の過程をとらえた未公開画像が300枚超見つかった。その画像を元に3DCG画像で再現した所、彼の脳にしか存在しない謎のシワが見つかったり、一部領域が異常に発達していた。

キーワード
アルバート・アインシュタイン
相対性理論
ハワイ(アメリカ)

消えた“天才脳”を追え (バラエティ/情報)
01:03~

今年1月、取材班は福岡・直方に住む大学教授、杉元康志の家を訪ねた。杉元はアインシュタインの脳の一部を取材班に見せた。脳の元々の持ち主は、近畿大学元教授で故人の杉本賢治。杉元康志の兄で、アインシュタインの研究に生涯を捧げたという。杉本賢治はあるノートに、トーマス・ハーベイという人物から脳片を受け取ったと記していた。

相対性理論を打ち立てたアインシュタイン。その基礎となる考えが浮かんだのは、16歳の頃、スイスのアーラウ州立学校に通っていた時だと言われる。頭の中だけで想像し考察する思考実験を繰り返し、自然界を支配する数式を次々と生み出していった。76歳で亡くなったアインシュタインの病理解剖を担当したのがトーマス・ハーベイ。トーマスはアインシュタインの才能の秘密に迫りたい誘惑に駆られ、彼の脳を摘出した。遺族も研究目的のためならと同意した。

アメリカ・ワシントンにトーマス・ハーベイが残した資料が多く残されていることがわかった。取材班は粘り強い交渉の末、未公開資料の撮影に成功した。資料は脳の摘出後に撮られたと見られる多くの写真などで、その数は300点以上に及んだ。ハーベイは脳をブロックごとに分け、スライドを作成した。しらみつぶしの研究の様子がうかがえたが、成果は出ていないようだった。2007年にトーマス・ハーベイは亡くなり、彼の遺品には脳のブロックはなかった。

アインシュタインが晩年を過ごしたアメリカ・プリンストンを取材班が訪ねた。地元の医師であるフレドリック・ラポアは長年アインシュタインの脳の行方を調べている人物で、トーマス・ハーベイが脳の大半をある医師に託したであろうことを突き止めた。しかしその医師は「話をする気はない」と語ったといい、追跡は途絶えたという。取材班はその医師に接触を図ったところ、30分の面会が認められた。翌日、取材班は医師と面会した。しかし正式な取材は断られてしまった。

NHKのCGルームで、アインシュタインの300枚を超える脳画像を元に、4ヶ月をかけて脳の3DCGモデルが作られた。フロリダ州立大学のディーン・フォークにそれを見せたところ、右脳と左脳で頭頂葉の形が大きく違うという指摘があった。また前頭葉について、通常では存在しない4つ目の脳回があることがわかった。

3月になり、アインシュタインの脳を受け継いだとされる医師から、匿名での取材許可が出た。医師はホテルの会議室にアインシュタインの脳を持参した。ブロック1つの大きさは3~5cmほどで、特殊な樹脂でコーティングされていた。取材班は脳のブロックをチェックし、医師が240ブロックの内、合計127ブロックを保持していることを確認した。しかし前頭葉や頭頂葉の部分のブロックはなかった。ハーベイは世界中の科学者に脳を託し、行方がわからなくなったという。医師はアインシュタインの脳を解明する技術が近いうちに登場すると予言し、そのためにブロック全てを一箇所に集める必要があると語った。

アインシュタインの脳は35人の科学者に散逸されていた。その脳を集めることはできないかとハーベイから受け取ったと思われる人にコンタクトを試みる。アメリカのカリフォルニア州には写真のマリアン・ダイアモンドが前頭葉と頭頂葉の一部を持っている。彼女は脳科学者で去年亡くなっていた。アインシュタインの没後30年にアインシュタインの脳に関する論文を発表。脳を構成する神経細胞とグリア細胞について調べていた。マリアン・ダイアモンドはアインシュタインのグリア細胞が通常の人よりも多くあることを突き止めたが天才との因果関係はまだわかっていない。マリアン・ダイアモンドが生前在籍していた大学にアインシュタインの脳のスライドのみだけだった。ハワイでは別の科学者チャールズ・ボイドに会ってアインシュタインの脳を受け取ったことを認めた。25年前アインシュタインの遺伝的特徴を見出したいと脳からDNAの抽出を試みた。しかし保存状態が悪くDNAが壊れていた。当時の技術ではなにもできず失敗に終わったという。チャールズ・ボイドはそこから着手はせず持っている脳をどうするべきか悩んでいた。さらにアインシュタインの脳を持つジョージ・コロンボは論文を出した。直接会いに行き聞いてみるとアインシュタインの脳を見せた。25年ほど間に送ってもらったブロックは頭頂葉や後頭葉などの5つのブロックがあった。

東北大学の瀧靖之教授は人間の脳が年齢とともにどう変化するか3000人の脳のデータを元に明らかにした。教授はこの分析結果からアインシュタインの脳に迫れると考える。アインシュタインは26歳で特殊相対性理論を始め論文を立て続けに発表。今回再現した76歳の脳を巻き戻すと20代の頃のアインシュタインの脳は溝の隙間が埋まっている。音や言語などの耳から情報を得る側頭葉には変化はないが、76歳時点でも得意性が指摘されていた前頭葉と頭頂葉は大きく発達していたことがわかった。

最先端の化学では脳に働きの解明が進んでいる。デービッド・ヴァンエッセン教授はそうした人間の脳を研究しどんな条件の時に脳が活動するのか詳細に解析。ひらめきや発想が生まれる時の動きが徐々に明らかになってきた。ぼんやりと安静にしている状態では脳は前頭葉や頭頂葉は活発に働く。これはデフォルトモードネットワークと呼ばれ、接点のない記憶や知識が繋がり新たな発想が生まれる可能性があるという。アインシュタイはデフォルトモードネットワークに関する超東洋や頭頂葉が発達していた。デービッド・ヴァンエッセン教授はアインシュタインの脳はデフォルトモードネットワークに関わる領域が得意的で特殊な想像力を持っていたと話す。

群馬大学名誉教授の山口晴保さんはロードマップに書かれていたうちの1人。5つのブロックを受け取ったが脳の老化について研究してのち、すでに返却していた。今回作成したスライドもすべて手放すことにした。寄贈する先は東京都健康長寿医療センター。スライドをデジタル化し世界中の科学者にいつでも見れるようにする。ジョージ・コロンボは長年持っていた脳を返却することを決め脳を別の医師に託した。今回の取材で所在を確認できたブロックは134か所だった。

キーワード
アインシュタイン
近畿大学
直方(福岡)
杉本賢治
トーマス・ハーベイ
相対性理論
スイス
アーラウ州立学校
ワシントン(アメリカ)
プリンストン(アメリカ)
NHK
フロリダ州立大学
ハーベイ
マリアン・ダイアモンド
カリフォルニア大学バークレー校
カリフォルニア(アメリカ)
ハワイ(アメリカ)
ブエノスアイレス(アルゼンチン)
東北大学
仙台市(宮城)
東京都健康長寿医療センター
東京都

エンディング (その他)
01:48~

エンディング映像が流れた。

番組宣伝 (その他)
01:49~

NHKスペシャルの番組宣伝。

西郷どんの番組宣伝。

羽生善治と“AI世代”の番組宣伝。

SPORTS INNOVATIONの番組宣伝。

キーワード
大河ドラマ 西郷どん
  1. 前回の放送
  2. 10月18日 放送
  3. 次回の放送