NHKスペシャル 奇跡のパンダファミリー〜愛と涙の子育て物語〜

『NHKスペシャル』(エヌエイチケイスペシャル)は、NHKのドキュメンタリー番組。略称は「Nスペ」。単発のドキュメンタリーを制作・放送していたNHK特集に代わり、1989年4月2日放送開始。原則、毎週日曜日の21:00 - 21:50に放送するが時間枠を拡大したり他の曜日・時間に放送することもある。再放送は、火曜・水曜深夜。多くはハイビジョン放送である。本項では前身である『NHK特集』(エヌエイチケイとくしゅう)についても記述する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年4月13日(木) 1:10~ 2:00
放送局 NHK総合

番組概要

オープニング (その他)
01:10~

ジャイアントパンダの永明は、人間でいうと70代。白浜町のアドベンチャーワールドで14頭の子供をもうけた。世界最多といわれている。中国で行われたパンダ繁殖の国際会議では、白浜独自の飼育方法が注目を集めた。白浜のパンダの子育てに1000日間密着した。

キーワード
永明
アドベンチャーワールド
白浜町(和歌山)
中国
ジャイアントパンダ

奇跡のパンダファミリー 愛と涙の子育て物語 (バラエティ/情報)
01:14~

和歌山・白浜町のアドベンチャーワールドで一番人気の動物はパンダ。24歳の永明はオスとしては世界で5番目の長寿。妻は良浜16歳。去年秋に14頭目の赤ちゃんが生まれた。

白浜のパンダの子育てに密着を始めたのは3年前。パンダの繁殖期は年3日ほど。交尾の様子を飼育員たちが見守った。現在パンダは世界に2000頭。個体をどう増やすかが課題になっている。中国は30年前から世界各地の動物園と協力して繁殖を進めている。白浜は最も繁殖に成功している。

去年9月、良浜の出産が迫っていた。飼育スタッフは不眠不休で見守る。チームリーダーは遠藤さん。初めてリーダーとして出産に立ち会う。出産時には母親が赤ちゃんを押しつぶす危険が伴う。破水してもなかなか生まれる気配がなく、この状態が続けば母も子も命の危険がある。破水から3時間後に良浜はメスの赤ちゃんを出産した。

パンダの赤ちゃんは人の飼育下でも2割が命を落とす。出産で疲れた良浜は授乳しようとしないが、飼育員は待ち続ける。ここに白浜の哲学がある。生まれてすぐに子供を引き離し、人の手で厳重に管理するのが一般的だったが、人の手で育ったパンダは積極性に欠け、繁殖面で課題があることが分かってきた。白浜では母性を大切にし、多くの時間を親子一緒に過ごさせている。

飼育員の熊川さんは、授乳が母性を発揮する第一歩と考えている。出産から待つこと12時間、ようやく良浜が授乳を始めた。

母と子を一緒に過ごさせることを大切にする白浜の子育て。母親が眠っているときなどに赤ちゃんが押し潰されるケースもあり、スタッフは24時間態勢で観察を続ける。良浜が病気などで育児ができなくなった場合に備え、母乳を冷凍保存している。

パンダが最も命の危機にさらされるのは、生まれてから1週間。出産から3日目に大型台風が直撃。下水が親子の部屋に流れ込み、感染症のリスクが高まった。清掃と消毒のため親子を一時引き離す。引き離される時間が長いとストレスが高まり育児に悪影響を及ぼす。30分後に清掃を終えて赤ちゃんを戻し、良浜は落ち着きを取り戻した。

この夜、良浜は赤ちゃんの体をなめていた。これは野生のパンダも見せる行動。良浜は順調に本来の母性を発揮していた。

オスのパンダは子育てに参加しない。9年前、初出産した良浜は、赤ちゃんを取り上げるのにも時間がかかり、うまく授乳することもできなかった。良浜が生まれたころの白浜では母と子をすぐに引き離し、人間の手で育てていたため、子育ての仕方が分からなかったのだ。飼育員は良浜が1人で子育てできるようにいろいろと手助けをした。飼育員が最も苦労したのは3年前、双子が生まれたときだった。パンダは半数の確率で双子が生まれる。野生のパンダは1頭を捨てる。良浜は飼育員の手を借りながら双子を育てた。

子育てをサポートする飼育チームは15人。東京出身の熊川さんは良浜の過去4回の子育てと出産に立ち会ってきた。良浜が生まれたときから見守り、性格を知り尽くしている。普段からパンダを観察し、信頼関係を築くことが重要だという。

出産から6日目、良浜のなめ過ぎで赤ちゃんの体に炎症が起きた。放置すれば命を落とすおそれも。チームリーダーの遠藤さんは、治療のため親子を一時引き離す決断をした。良浜は赤ちゃんを取り戻そうと暴れ始めた。遠藤さんは自分の判断に自信が持てなくなっていた。2年前の子育てで、遠藤さんは赤ちゃんを長時間引き離したことがあった。その結果、良浜は強いストレスに耐えられず、赤ちゃんを乱暴に振り回すという異常行動を起こしたのだ。しかし熊川さんは、今回の良浜の行動は子供への愛情の表れだと受け止めていた。治療は無事終わり、赤ちゃんの命の危機は去った。良浜も異常行動を見せることはなかった。生後80日、赤ちゃんは結浜と名付けられた。結浜は母親の愛情を受けて順調に成長した。

永明は人間でいうと70代。白浜に来たのは1994年。これまでに14頭の子供をもうけ、8頭が中国へ。名前に浜が付くことから浜家と呼ばれ、中国でも一大勢力になっている。永明には歯科検診、血液検査、こうがん検査などの健康管理が行われている。こうがんは5年前と変わらず9cmで、まだ現役。最高齢子作りの世界記録を更新し続けている。

先月、生後半年の結浜が初めて外に出る訓練を行った。いろいろな環境に慣れ、積極性を身に付けるためだ。白浜では赤ちゃんが歩けるようになってからも母親と過ごさせる。それによって社会性などが身に付き、将来繁殖がうまくいくようになり、出産後の子育ても前向きになるという。

熊川さんと遠藤さんは去年11月、中国・成都を訪れた。2008年白浜で生まれ、4年前に中国に渡った梅浜が子供を生み、白浜と同じような方法で子育てをしているという。2人は自分たちの方法が間違っていなかったことを実感していた。白浜で生まれたパンダが次の世代の命を育もうとしている。

永明は次の子作りに向けて体力トレーニングをしているが、結浜が最後の子供になるかもしれない。

キーワード
アドベンチャーワールド
永明
良浜
白浜町(和歌山)
パンダ
中国
リンゴ
東京都
結浜
隆浜
永浜
雄浜
ジャイアントパンダ繁育研究基地
梅浜
成都(中国)
ジャイアントパンダ

エンディング (その他)
01:58~

エンディング映像。

NHKオンデマンドの告知テロップ。

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