放送日 | 2018年2月13日(火) 7:00~ 7:50 |
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放送局 | NHK総合 |
オープニング映像。
高木美帆選手はスピードスケート女子1500mで銀メダルを獲得したが、オリンピックの個人女子スピードスケートでメダルを獲得したのは初めてとなる。高木選手は2回めのオリンピックで悲願のメダルを獲得したが、ソチ五輪ではメダルを獲得できず、仲間のレースをテレビで見ていたが、当時を「今までこうやってきたからこれをやっていれば大丈夫」と思っていて、やってきたことを変えたくなかったと振り返っていた。そして戻ってきたオリンピックの舞台では自分の滑りをコーチと見直していて「4年前にはここに来れると想像していなかった」と話し、同じ組の相手に遅れをとるがそれでも慌てることなく、後半で粘り強く追い抜かし、トップに0.20秒及ばないながらも銀メダルを獲得し、コーチからは「誇りに思う」と声を掛けられたが、勝ち続けてきた種目なのでちょっとの差で勝つことができず悔しいと話し、ここから始まりととらえて全力で挑みたいと決意を述べた。
スキーのフリースタイル男子モーグルでは原大智選手がこの種目で日本人初となる銅メダルを獲得した。メダルの期待が掛けられていたが、注目を集めていた堀島行真選手も棄権となるなか、同い年の原選手はただ1人決勝に進み、決勝では右手で左足の板をつかむエアを決めると、持ち味である正確なターンを決め、24秒90で銅メダルを獲得し、ここまで試合を楽しめたのは初めてと話していた。
高梨沙羅選手は前回のソチオリンピックでは圧倒的な金メダル候補と言われながら4位に終わっていたが、地元の北海道上川町からは8歳からジャンプを始めた高梨選手の祖母の高梨豊子さんも応援に駆けつけていて、悔しさを晴らしたいと臨んだ高梨選手は1回目のジャンプで103.50mで3位につけると、2本めのジャンプでも103.50mのジャンプを決めて銅メダルを獲得し、家族にとっても念願の瞬間となり、豊子さんも私は幸せですと話していた。2回めのオリンピックで初めて上がった表彰台となったが、応援してくれたので金メダルはとれなくて残念。次に向けて頑張っていきたいと話していた。
高梨選手を応援するために地元の北海道上川町からも大勢の観客が集まっていたことが話され、メダルの獲得に喜んでいた。また、高梨選手は7時16分ごろスタジオに到着する。
フィギュアスケート団体では、男女のシングルとペア・アイスダンスの4つの種目で構成されているが、男子シングルのフリーでは田中刑事選手が臨むが、4回転ジャンプが2回転サルコウとなり、続いての4回転ジャンプも失敗し5位となってしまい、勢いをつけたかったので残念と話していた。坂本花織選手はピョンチャンに来てから調子があがらず、得意の連続ジャンプを単独にしてしまい、独特の演技で巻き返すも中盤のジャンプを連続ジャンプに変えて成功させたものの、こちらも5位に終わり、個人戦は思い切って行けるようにしたいと話した。村元哉中・クリス・リードペアは日本に縁のある曲に合わせておどるも、順位を上げられず2大会連続の5位に終わった。また、アメリカの長洲未来選手はトリプルアクセルを披露したが、これをオリンピックの女子シングルで成功させたのは伊藤みどりさん・浅田真央さんにつづいて3人目となる。
ピョンチャンオリンピックで大会4日目の昨日は、日本は3つのメダルを獲得し、このあとメダリストたちを現地のスタジオに呼んで話をうかがう。
高梨沙羅選手がスタジオには来てくれた。高梨選手は今の気持ちについて金メダルに届かなかったので悔しいと話していた。また1回目のジャンプは今までやってきたことを信じて飛べたのでよかったと話していて、結果で恩返しはできなかったが、北京オリンピックでは金メダルを取りたいと話した。1回目が終わって3位だったときの気持ちについてはインパクトを出すことに集中したと話ていて、2回目を飛ぶときに強い目をしていたということについてはこの日は飛ぶしか無いと言う気持ちで、悔しい気持ちを跳ね返すためと話した。また、日本からも大勢の人が応援に来ていたが、それが力になって大ジャンプだ飛べたと感謝していて、風についてきかれるとW杯でもこのような風はあったし、ピョンチャンは強い風が吹くと気をつけていたので動揺はしなかったと話した。そして、2回めのジャンプの後に伊藤有希選手が駆けつけてくれたが、これについても嬉しく思うと感謝を述べた。また、高梨選手は抱き合っているときに涙を流してしまっていて、これについては悔しさよりもほっとした涙で、この中で自分もしっかり切り替えたいと話していた。仲間についてはみんなの背中からもたくさんのことを学ばせてもらい、助けてもらったと感謝していた。
フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦選手は去年11月に右足首の怪我で団体戦出場を回避していたが、きのう競技会場で初めての練習に臨んだ。羽生は本番会場の地下に設けられた練習リンクに登場し、ゆっくりと基本動作を確認すると、1回転・2回転のジャンプを飛んでいき、3回転半のトリプルアクセルを怪我をした右足でしっかりと着氷する場面もみられた。
ピョンチャンオリンピックの男子モーグルで日本初の銅メダルを獲得した原大智選手がこれから質問に答える。
原はオリンピック初出場の大学一年生で、この種目の日本勢で1人決勝に進んだ。タイムは24.90秒で銅メダルをとった。最初のメダルとなり「今までつらかった、これが初めての表彰台で心がいっぱい」とコメントした。
銅メダルを獲得した原大智選手が生出演。メダリストになった実感は?と聞かれ「ぜんぜんない」と答えた。メダル獲得の自信は「準決勝行くまでは、メダル獲るとか思ってなかった。準決勝滑り終えてから、取れるなと思った」と答えた。体長も万全で滑りも失敗する気がなかったと話す。
スケート・ショートトラック日本代表の斎藤慧選手が大会の検査でドーピング陽性反応となっていることがわかり、JOCが今日詳細を説明することになった。
0秒2の差で銀メダルとなった高木美保選手について、早くから注目された分挫折も多かったが、スタイルを変えてでも這い上がってきたところが、3000mからの修正につながっていると高瀬さんはコメントしたが、前回のオリンピックでは雰囲気に圧倒されたが、今回はそういうのが全くないと会場に入ったときに話していた。3000mでは同じ組の相手が序盤からスピードを出したことで、スタミナを活かすことができなかったと振り返っていて、今回は自分のレースに徹して銀メダルを勝ち取った。また、1000mには小平奈緒選手も登場する。
また、高梨選手はピョンチャンに行く前に「信」という字を書き綴っていたが、どうやって自分を信じることができたのかを聞くと、周りの人たちに支えられて一人じゃないと信じることができ、信念を持って臨めたと話していた。また、銅メダルを首にかけたときにどういう気持になると思うかを聞いてみると、早くメダルを取ってみんなに見せたいと話した。試合後のインタビューでは競技人生の糧になったと話していたが、この大会ではスキージャンプへの世界で生きてきても知らないことが遭ったということを知ることができ、自分を信じることはできたが未熟なところは多かったと話した。また、今の自分は自分を支えてくれる人たちのおかげなので、何かを感じてもらえるパフォーマンスが出来れば嬉しいと話し、成長について聞かれるとソチの自分には勝てたのでピョンチャンの自分にも勝ちたいと話した。
男子ハーフパイプでは予選が行われ、ソチ大会で銀メダルを獲得した平野歩夢選手が出場する。女子ハーフパイプ決勝では松本遥奈選手・冨田せな選手が登場する。
ピョンチャンオリンピックでは、南北合同チームが参加するアイスホッケーの試合では、北朝鮮の応援団が「私たちは一つだ」などの声援を送り、朝鮮総連の応援団も「わが民族どうし」と書かれた横断幕を掲げて存在感を示していた。また、北朝鮮の応援団は10日にお面を使った応援を行っていたが、このお面はキム・ジョンウン委員長の祖父にあたるキム・イルソン主席の顔に似ていると指摘されていた。また北朝鮮の国営メディアは、特使として韓国を訪問していたキム・ヨジョン氏は北朝鮮の芸術団鑑賞後帰国したことが伝え、南北融和を印象づけていた。これに対し韓国では芸術団は北の宣伝にすぎないと反発する声もあがっている。ティラーソン国務長官は非核化の意思を示すよう重ねて促していて、米朝の対話が実現するかは北朝鮮次第だとし、ペンス副大統領は北朝鮮との対話も可能との考えを示したとワシントン・ポストは報じていて、駆け引きが続いている。
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