テレメンタリー 2014 「第五福龍丸被ばく60年〜還れない島〜」

テレメンタリー2008(てれめんたりー -)は、ANN(テレビ朝日系列)のドキュメンタリー番組である。タイトルは「テレビドキュメンタリー」からの略称による造語。

出典:goo Wikipedia

放送日 2014年4月1日(火) 2:21~ 2:51
放送局 テレビ朝日

番組概要

オープニング (その他)
02:22~

オープニング映像。

第五福龍丸被ばく60年~還れない島~ (普遍情報)
02:22~

2014年3月1日午前6時45分マーシャル諸島。第五福竜丸元乗務員(80)はその日を思い起こす。1954年3月1日マーシャル・ビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験に第五福竜丸は遭遇した。乗組員23人が被曝したいわゆる「ビキニ事件」である。あれから60年、被爆者は未だに故郷には還れていない。

2013年12月第五福竜丸は保存されている、東京・夢の島 第五福竜丸展示館で乗組員だった男性の講演が行われていた。23人の乗組員のうち16人がすでに発病、死亡しており、自身ガンに侵され子どもが不幸な形で出産されたという体験を語った。男性は事件の事実をあらゆる手段で発信している。それが生き残っている者の義務であると言う。

第五福竜丸事件を伝える当時の報道では23人の乗組員のうち1人が死亡した以外は事なきを得たと報じていたが、当時40歳の無線長はその半年後、急性放射線症で死亡した。2002年東京・大田区、男性は被爆者であることを隠すため故郷を離れクリーニング店を経営している。2年前脳出血で倒れ今でも大量の薬は欠かせない。それでも事件を風化させてはいけないと講演は欠かせない、この日は横浜市 神奈川学園中学・高校での講演をこなした。

静岡県 富士市の塾講師は原発事故のあと福島から静岡へ避難した。故郷に戻ってきてほしいという教え子たちの頼みを断った。子どもたちには住んでほしくない土地に自分が定着するわけにはいかないというのがその理由である。1953年12月国連総会において、当時のアイゼンハワー大統領は原子力の平和利用の推進計画策定着手を公表した。1954年3月27日、第五福竜丸が戻ってきた焼津市議会は核兵器廃絶の決議文を奏上。アメリカは日本に保証金を支払い、1955年1月4日政治決着がなされ、11日原子炉研究が始まった。

第五福竜丸の元乗組員男性は東京・大田区介護予防センターでリハビリを続けている。彼には早く治す理由がある、ビキニ事件と福島の事件はつながっているということを伝えるためである。そして男性は不自由な身体のままマーシャル諸島へ旅だった。

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富士市(静岡)
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第五福龍丸被ばく60年~還れない島~ (普遍情報)
02:34~

アメリカは信託統治領であったマーシャル諸島共和国周辺の海域で64回の核実験を行った。そのうち最大の実験が、1954年3月1日マーシャル・ビキニ環礁で行われた、水爆「ブラボー」。威力は広島型原爆の1000倍であり、放射性物質を含む死の灰が、180キロ東のロンゲラップに降り注ぎ82人が被曝した。(映像 アメリカ エネルギー省)この日島民たちはロンゲラップ・ヒバクシャの歌「177」を歌った。マーシャル・マジュロの式典に招かれた、第五福竜丸元乗組員男性の他、アメリカ国務次官代行ローズ・ゴッテモラー氏も出席した。しかし謝罪の言葉はなく、実験禁止につながる功績を称えるという形に終始した。氏は同時は核実験の影響を分かっている人はいなかったと話す。

2014年3月11日静岡市でもビキニ事件の集会があった。福島県浪江町から避難してきた塾講師も参加していた。

マーシャル諸島・マジュロにも故郷に還れない人がいる。第五福竜丸元乗組員男性は、13歳でロンゲラップで被曝した女性を訪ねた。まぶしい光が見えかゆみが止まらなかったと振り返る。アメリカ人がやってきたが何の説明もなかったという。2日後ロンゲラップ島民は避難をさせられ、1957年安全宣言を受けて島に戻った、しかし島は汚染されたままだった。白血病、死産、流産などの悲劇が島を襲う。女性は甲状腺の病気になりその母親もガンで苦しんだ。1985年島民たちは再び離島した。女性はアメリカは血と尿を摂るだけだった、安全でない限りロンゲラップには還れないと訴える。

マーシャルへの補償をアメリカに求めてきた、マーシャル側補償申請の元担当ビル・グレアム氏は1957年にロンゲラップに島民を戻したのは意図的だったと語る。アメリカは汚染された土壌や作物から内部被ばくの慢性的な影響を追跡調査しておりこれを人体実験だと訴えた。事実被ばく者の健康状態を記録してあるアメリカの資料が残されており、1957年のアメリカ医師団の報告書にはこのような書かれている。「ロンゲラップの放射能レベルは高く、その島に彼らが住むことは価値のある放射線データを提供してくれるだろう」

アメリカ国務次官代行ローズ・ゴッテモラー氏は、ロンゲラップの除染は完了したと語った。アメリカは除染と再定住のために4500ドルを出し、2010年2度めの安全宣言を出した。その内容は島に戻らなければ支援を打ち切るというものだった。

ロンゲラップ環礁の今を取材した。島内は住宅が50件ほど建てられているが、多くは空き家で、再定住計画の作業員とその家族が仮住まいをしているのみである。ロンゲラップ選出の前国会議員アバッカ・アンジャインさんがかつての集落の跡を案内した。日本原子力研究開発機構元技術者の加藤岑生氏は放射線量を測定し、地下にアイソトープがあり内部被曝の影響を指摘、ロンゲラップの除染は一部に過ぎなかった。

ロンゲラップ出身の被ばく女性は安全な土地に帰りたいと訴え、福島県 浪江町出身の塾講師も帰りたいと嘆く。第五福竜丸元乗組員男性は、ビキニ事件の反省がなくさらなる悲劇を生み出している、反省しなければならない大きな問題だと語った。現在ロンゲラップの被ばく者23人は未だに帰島していない、福島でも13万人が帰れないでいる。今もどこかで誰かが放射能に故郷を奪われている。

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浪江町(福島)

エンディング (その他)
02:49~

エンディング映像。

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