プログレス賞 被爆70年 心の終戦 〜トルーマン孫の決断〜

放送日 2016年12月30日(金) 3:05~ 4:00
放送局 テレビ朝日

番組概要

オープニング (その他)
03:05~

トルーマン元大統領の決断により、原子爆弾が投下された。70年経った今、その孫が核兵器廃絶を訴えている。しかし、アメリカの現実は変わらない。原爆を投下したエノラゲイ機長のティペッツは、その生涯を閉じるまで英雄であり続けた。ティペッツの孫ポール・ティベッツは「祖父を大変誇りに思う」と話した。禎子の兄は「日米の戦争に対する思いの違いを乗り越える第一歩」と話した。

キーワード
トルーマン元大統領
エノラゲイ
ポール・ティベッツ
禎子

被爆70年 心の終戦-トルーマン孫の決断- (バラエティ/情報)
03:08~

アメリカのインディペンデンスには、トルーマン元大統領の墓がある。原爆投下は、あくまでも軍事施設を狙ったと主張するトルーマンだったが、会議では「損壊しやすい家屋が密集した場所」が投下の条件とされた。広島では原爆投下で年内に約14万人が死亡した。トルーマン大統領の孫ダニエルは、幼い頃から「原爆投下は正しかった」と教えられてきた。しかし、ダニエルは、息子が学校から持ち帰った、原爆により命を落とした佐々木禎子の本を読んだことで、生き方を変えた。

佐々木禎子は、爆心地から1.6キロの自宅で被爆した。12歳の時に、白血病を発症した。禎子の死後、広島市の平和公園には原爆の子の像が建てられた。佐々木禎子の兄佐々木雅弘は福岡県那珂川町に住んでいる。佐々木雅弘は「禎子と同じように亡くなった人がいるのに、禎子ばかり取り上げて、父母はそういうつもりではないけどどうしても耳に入る」と話した。佐々木雅弘は息子とNPO法人を立ち上げて、禎子がこの世に残した思いを伝えるべく、サダコが織った鶴を世界各地に届けている。しかし、活動資金の不足など現状は厳しい。

ニューヨークの同時多発テロ追悼施設で、禎子の兄である佐々木雅弘はトルーマンの孫であるダニエルと出会った。そこでダニエルは広島長崎を訪れることとなった。そこで繰り返されたのは、謝罪と責任を問う声だった。ダニエルは被爆者にも会った。祖父の判断にどう向き合えばいいのか、はっきりとした答えをこの時は持ち合わせていなかった。

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禎子

被爆70年 心の終戦-トルーマン孫の決断- (バラエティ/情報)
03:23~

ダニエルと対面した被爆者森下弘は、祖父トルーマンへの消えない気持ちをぶつけた。森下弘をはじめトルーマンと立ち会った被爆者は、原爆投下を命令したことについて謝罪の言葉を待っていたが、戦争を早く終結させるために必要だったと言った。ダニエルはひたすら被爆者の声を聞いた。

キーワード
トルーマン

被爆70年 心の終戦-トルーマン孫の決断- (バラエティ/情報)
03:30~

トルーマン元大統領の孫ダニエルはニューヨークの高校で講義を行った。ダニエルは「核兵器は本当におそろしいものだ。だから私たちは被爆者の声を聞かなければならない。なぜならもし聞かなければ、我々はまた繰り返してしまうから」と話した。またダニエルは「アメリカ人として、トルーマン大統領の孫として、被爆者の物語を伝える責任がある」と話した。

トルーマン元大統領の孫代に得るは

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ニューヨーク(アメリカ)
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被爆70年 心の終戦-トルーマン孫の決断- (バラエティ/情報)
03:37~

佐々木禎子の兄である佐々木雅弘がハワイのアリゾナ記念館を訪れた。佐々木祐滋は「「ノーモア・ヒロシマ・ナガサキ」と言えば、「リメンバー・パールハーバー」と言われる。だからこそ、誰かがやらないといけない」と話した。ハワイ日本文化センターキャロル林野専務理事は「私たちは平和と和解のシンボルを望んでいた。それをサダコの鶴は表現している。日系人にはより多くの意味があった」と話した。ダニエルは「雅弘たちに折り鶴を真珠湾に贈りたいと相談された。私はアリゾナ記念館に電話した。彼らはとても前向きに提案をサポートしてくれた」と話した。アメリカ国立公園局マルティネス主任歴史家は「子孫であるダニエル氏の支援があれば、政治的な担保を得られる」と話した。真珠湾攻撃を受けたエヴェレット・ハイランドは「原爆で戦争が終わった」と佐々木雅弘に語った。佐々木雅弘は「憎しみを今まで持ち続けているか分かる。扉を開くことが大事」と話した。

ミズーリ州のホワイトマン空軍基地には、エノラゲイ機長ティペッツの孫であるポール・ティベッツ4世がいた。ポール・ティベッツ4世は「核の抑止力をもちろん信じている。私の祖父も信じていた」と語った。

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アリゾナ記念館
ハワイ日本文化センター
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ポール・ティベッツ
ミズーリ州(アメリカ)

被爆70年 心の終戦-トルーマン孫の決断- (バラエティ/情報)
03:46~

エノラゲイ機長ティペッツの孫であるポール・ティベッツ4世は「原爆投下が成功すれば、戦争を終わらせることができると祖父は確信していた。そして日米両側の多くの命を救うことができる。私は祖父たちを大変誇りに思う」と話した。またポール・ティベッツ4世は「核の抑止力をもちろん信じている。祖父も信じていた。ダニエル氏の活動には敬意を表する。核兵器を削減していき、いずれは無くしたい。しかし核が存在する限り、もう一度言うが核がこの世に存在する限り、安全で確実で効果的な核の能力を維持する」と話した。トルーマン元大統領の孫ダニエル氏は「核兵器は無くさないといけない。難しい事だが出来る限りの事をする」と話した。

全米社会科協議会年次大会には、約4千人の教師が参加し、カリキュラムの研究発表や意見交換が行われた。高校の歴史教師は「戦争を続ければ時間もかかり、多くの人命が失われる。トルーマンは戦争の早期集結のため、原爆を投下したと教科書では教えている」と話した。ダニエルは「サダコの物語は私が初めて触れた原爆のヒューマンストーリーでした」と話した。佐々木雅弘は「本来パールハーバーは憎しみが詰まっている所です。でもパールハーバーに禎子の折り鶴が行ったということは、アメリカ国民の皆さんが「もういいんだよ」と言ってくれた気がします」と話した。ダニエルは「雅弘にトルーマンライブラリーにサダコの鶴を寄贈してもらいます」と話した。

トルーマンライブラリーを佐々木雅弘が訪れた。佐々木雅弘は「私たち被爆者とダニエルさんがこんなに仲良く並んでいます。こういう現実がきょう訪れました」と話した。佐々木雅弘は「思いやりの心とは、私よりあなたという心がけです。禎子の折り鶴で世界の平和を求める人たちを繋げたいと思います。きょうが心の終戦の新しい出発だと確信しています」と話した。ダニエルは「私の心配はすべて消え去りました。「私たちの思いは同じなんだ」と雅弘が示してくれたのです」と話した。

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