朝まで生テレビ! 激論!日本の戦争 今、何を伝え、学ぶか?!

『朝まで生テレビ!』(あさまでなまテレビ)とは、月に一度テレビ朝日(ANN系列)で放送されている、政治関連を中心とする討論系深夜番組である。略称は『朝生』(あさなま)。

出典:goo Wikipedia

放送日 2013年8月10日(土) 1:55~ 4:55
放送局 テレビ朝日

番組概要

オープニング (その他)
01:55~

オープニング映像。

昭和20年8月9日、長崎に原爆が投下。昨日は長崎平和祈念式典が行われた。また、先の戦争を舞台にした「終戦のエンペラー」や、本日から公開された「少年H」といった映画が作られている。日本は“先の戦争”になぜ突入したのか、3.11は第2の敗戦なのか、戦後68年夏、領土問題、歴史認識、憲法改正などが現実を帯びてきた日本は、戦後生まれが8割近くを占め、戦争の記憶も風化していく中でこの“先の敗戦”から何を教訓とすべきなのかを今回論じ合う。

今回のテーマで議論しあうパネリストたちを紹介。会場には、50人の若者達が集まった。また、twitterの番組公式アカウントとメールの案内(番組ホームページから。「朝まで生テレビ!」で検索)をした。

キーワード
長崎平和祈念式典
終戦のエンペラー
少年H
3.11
領土問題
歴史認識
憲法改正
twitter
朝まで生テレビ!

激論!日本の戦争 今、何を伝え、学ぶか?! (バラエティ/情報)
02:04~

今回議論するパネリストを紹介。舛添要一は14年ぶりの出演となり、田原総一朗が「長い間本当のことをしゃべれないでいましたね」というと、「そうですね。堅苦しいところにいましたから」と返した。

今回の討論のきっかけとなった2つの映画「終戦のエンペラー」「少年H」を紹介。

パネリストのひとり・古市憲寿の著書「誰も戦争を教えてくれなかった」から、2000年5月にNHKが調査しまとめた「戦争を知らない日本人」というデータを紹介。そのデータをもとに、客席の若者たちに「最も長く戦った相手は?」などと田原総一朗が聞いた。

戦争をどう捉えているのか?との質問に、古市憲寿は世界の戦争博物館を回ってきたが、その中で「日本がいかに戦争を残そうとしてこなかった国か」ということに気づかされたと語った。舛添要一は、正しい戦争だといわれてきたがそれは間違いだったため、一切蓋をし残す必要がないという考えで、とにかく戦争ということ事態がおかしいといわれてきたと語り、安全保障を教えるときに“平和研究”ということだったら講座を開けるが自分はフランスで勉強したときには戦争をしないために“戦争研究”をおこなったと語った。

田原総一朗がケビン・メアから見た戦争を聞くと、ケビン・メアは「歴史は複雑だけれども、ある意味で定食主義者の衝突があったけれど、あくまでも戦争のはじめは日本でしたよね。博物館の話だが、外国人が博物館の展示物から日本人の考え方を見ると、戦争で悪いところを指摘しているのは“負けた”ということだけ」と語った。

「なぜ日本は戦争に負けたのかという資料をきちんと整理し、日本が今どうあるべきか?ということをしないのか?」という質問に、孫崎享は「やろうと思えばできるがやる気がない。私の観点で第二次世界大戦の一番重要なポイントは、指導者がしっかりとしていれば入らなくてよかった戦争だと思う。指導者がどのような国際情勢であるか、そして戦争になったら必ず負ける戦争であったことを認識していなかったのか…この責任なのです!」と語った。金慶珠は「例えばある問題が発生したときに誰に責任があるのかということを理論的につめていけば、その社会の構成全員にあると。しかしながら問題は、責任論というものがあるが、所詮誰かが責任をとってやめるというのは事実の問題ではなく、社会集団の当事者間の契約の問題だ」と語った。

東浩紀は「戦争の話というのは全然別のかたちでいえば、総括しない日本の問題…今まさに問われている問題だと思う。福島第一原発の問題ですね。また3.11という言い方もまたぼんやりした言い方で、震災と原発事故はまったく性格が違うものだから、原発事故の問題にかぎるべきだと思うが、戦争博物館の問題は僕たちの世代にのしかかっていると思う。東電だけを悪者にしていいのかという問題もある。チェルノブイリ取材にいったが、そこで感動したのは、事故の博物館で“原発事故の責任って誰にあると思いますか?”と聞いたら“それはみんなだ。みんなだというスタンスで博物館を作っている”と答えた。ここが結構大事なところで、日本だと博物館を作る場合は誰が責任者なのか、明確にしないと作っても意味がないではないか、歴史を残すならまず事態の修復をしなければならないという考えになる。そこがすりあわず、資料も残らずであいまいになっていく」と語った。

キーワード
少年H
終戦のエンペラー
誰も戦争を教えてくれなかった
戦争

激論!日本の戦争 今、何を伝え、学ぶか?! (バラエティ/情報)
02:48~

ここまでの討論内容を振り返り、田原総一朗が「戦後の総括ができていない。まだ戦後なんですよ、だから靖国問題があるんですよ」と述べ、孫崎享は「一番大きいのは、犠牲になった人と戦争を始めた人、これはしっかりと分けなければならないと思っている。私は戦争をやった人は判断ミスを犯している。国民に対して非常に罪が重い。その人たちがあがめられるというのはありえない」と語った。

ケビン・メアは「外国の目から見ると、靖国神社を参拝している人の“慰霊する”という言葉の意味を誤解されている。外国で批判する人たちは主に首相や政治家が参拝すると“戦犯の人たちのやったことを尊敬しているという風に誤解している。“慰霊する”という意味が信徒とか宗教の意味で、外国と少し違う概念があるという」と語った。

糸数慶子が、「平和の礎」の刻銘者数をパネルで紹介。この中にはアメリカやイギリス、台湾、中国、韓国の人たちの名前も刻まれており、時代を超えて戦争で亡くなった人たちの名前を刻むことによって戦争を正当化してはいけないということをきちんと表したものだと語った。また、この中で沖縄県民は軍人よりも多く亡くなっており、靖国参拝という前にまず国がきちんと世界に知らせていくべきだと語った。

キーワード
戦争
靖国問題
平和の礎

激論!安倍外交 ド~する?!日中 (バラエティ/情報)
03:07~

日中関係において、尖閣の問題でもめているがなぜここまでもめているのか、この問題に詳しい石川好が説明した。“国有化”とは言っておらず、この言葉が一人歩きしてしまったと言い、当時大臣を務めていた森本敏も“平穏かつ安定に維持管理するために取得する”としたと話した。そしてウラジオストクで野田首相(当時)が国有化と発言し、これに対して胡錦濤国家主席(当時)は断固反対だとした。それにも関わらずこの2日後に国有化といってしまい、中国からみるとメンツを失ってしまったということになる。しかし、それ以来の10ヵ月の活動を見ると、元々中国は1971年に自然エネルギーを念頭に領有権を主張し始めたが、本来の目的が変わってきてしまっているのではないかと語った。

ケビン・メアは「尖閣問題は運輸権の問題というよりもっと幅広い問題でしょう?中国の習いはなんですかと考える必要があると思う。問題は、中国が日本を威嚇して武力的な行動を使って威嚇することによって問題を解決しようとしていること事態が基本的な問題です」と言い、田原総一朗は「そんなことで解決できるわけがないじゃないですか」と意見した。

次回の「朝まで生テレビ!」の放送案内。

古市憲寿は「尖閣問題で、日本は誰が得をしたんでしょうかね?日本で一年間議論していますけれど、日本に全然メリットがない気がする」とコメント。

キーワード
尖閣問題
野田首相(当時)
胡錦濤国家主席(当時)

激論!安倍外交 ド~する?!日中 (バラエティ/情報)
03:28~

尖閣問題について、山際澄夫は「国有化が問題だといっているが、これは中国の考え方であって、国有化よりも法的な手続きをするといいながら中国船を釈放してしまったと、あれが問題だったと思う」と語った。糸数慶子は「琉球は中国とも日本とも仲良くやってきた。だから外交にのせてきちんとやっていくことが大切だ」と語った。

キーワード
尖閣問題

激論!ド~する?!ニッポン (バラエティ/情報)
03:32~

田原総一朗が糸数慶子に「沖縄の人として今、日本政府に何が一番気に入らない?」と質問。糸数慶子は「もちろん米軍の基地問題ですが…」と答え、「選挙で、沖縄県民が下したのは普天間の基地は決して辺野古にはつくらせないという答えだった。その答えがきちんと出ているのにも関わらず、オスプレイを再び配備した」と語った。

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米軍基地問題
普天間基地問題
オスプレイ

激論!安倍外交 ド~する?! (バラエティ/情報)
03:51~

舛添要一が、「日本と中国の関係の雰囲気と、アメリカと中国の関係の雰囲気は違う。確かに尖閣の問題で悪化しているが、例えば大気汚染だと日本の技術は役に立つし、人一人っ子政策など厚生労働行政などで年金とか保健とか、こういうものを手伝うことによってだいぶよくなると思う。それでも尖閣の問題で車を壊される雰囲気だ」と語った。

2011年~2012年で、急に韓国が日本に対する姿勢を強めたのはなぜか?という質問に、金慶珠は「区別して考えなければならないのは、2011年以降新しく出てきた動きは韓国政府ではなく韓国司法。あともうひとつは賠償に関して日本と韓国は請求権協定を結んでいるが、このときに結んで渡ったお金の名目が何なのかというところが玉虫色」と語った。

慰安婦問題について、ケビン・メアは「外からみるとおかしいと思われていることは、第二次大戦で色んな悲劇があって、今このときに何で慰安婦問題を議論するのか?ということ」と意見した。また孫崎享は、「色んな社会制度も含め、痛みを得ている人への思いやりが少なくなってきた。賠償をやったから終わりではない、そういう人たちに痛みがあったことを事実として認めて、その人たちを買うようなことをやるべきではない」と語った。

キーワード
日中関係
尖閣問題
慰安婦問題

激論!日本の戦争 今、何を伝え、学ぶか?! (バラエティ/情報)
04:14~

慰安婦問題について、ケビン・メアは「橋下大阪市長の言うことを批判した。なぜかというと、今の見方では強制的であったことではなく売春婦制度自体が女の子の人権侵害とみられてますので、正当化できるわけではない」と語った。

キーワード
慰安婦問題
橋下大阪市長
河野談話

激論!日本の戦争 今、何を伝え、学ぶか?! (バラエティ/情報)
04:23~

次回の「朝まで生テレビ!」の放送案内。

古市憲寿が「政治的に中国、韓国の仲が悪いと話してきたけれど、民間人レベルでそんなに日中・日韓が冷え込んでいるとは思わない」と語った。また戦争の教育について東浩紀は「非常にシンプルで、それぞれの国はそれぞれの国の歴史を誇りに思うといえばいい。その次のステップとして、他の国に行ったら全然違う歴史が語られていたら、こういう人たちと共存していくんだというステップが大事」だと語った。

激論!日本の戦争 今、何を伝え、学ぶか?! (バラエティ/情報)
04:48~

歴史教育を受け、糸数慶子が「沖縄では、沖縄戦の真実をどのように伝えていくかで今、修学旅行に来た子ども達は学んで行っている。全く知らないのではなく、沖縄戦も含めて基地問題とか歴史の問題を学んでいる若い人たちがいるということは、あえて言わせてもらう」と語った。

次回の「朝まで生テレビ!」の放送案内。

キーワード
沖縄戦
基地問題

スポット

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