環境クライシス 3 〜水没するアジア巨大都市の環境難民〜

放送日 2019年3月23日(土) 15:30~16:30
放送局 フジテレビ

番組概要

オープニング (その他)
15:30~

西日本豪雨から半年が経過した今年1月、国連は去年発生した災害に関する報告書を発表した。地球上で最も多くの被害をもたらしているのは洪水。1年間の被害者は約3500万人。イスラエルでは24時間に200ミリを超える豪雨が発生。スペインでは3時間で4ヵ月分の降雨を記録。パナマや台湾でも。気象崩壊の年と名付けられた2018年。気候変動によって行き場を失う環境難民が深刻な事態を迎えていた。

キーワード
西日本豪雨
国連
イスラエル
スペイン
パナマ
台湾
インドネシア

環境クライシス~水没するアジア巨大都市の環境難民~ (バラエティ/情報)
15:35~

日本から約6000キロ、1万3000以上の島々で形成される国インドネシア。ジャカルタは高層ビルを中心に約1千万人が暮らす世界有数のメガシティ。近年ジャカルタでは豪雨などによって大規模な洪水が頻発し、甚大な被害が出ている。最も洪水が発生する地域の一つ、ムアラアンケは干物が並ぶ港町。路地にはいたるところに貝殻が敷き詰められていた。水揚げされた貝をこの地域で加工している。貝を敷き詰めるのは地面をかさ上げし補強するためという。ムアラアンケは洪水被害にさらされながらも、貝殻で耐える環境難民が暮らす地区。

町で家族と貝を加工する少女ケイシャ8歳。ケイシャは漁師の祖父カリルさんを中心に2世帯10人で暮らしている。ケイシャの両親は小さな商店を営んでいる。店番はケイシャの日課。学校が終われば近所の子どもたちで賑わう。ケイシャには他に大事な日課がある。大量の水を運んでもらう。井戸の水が使えなくなるという。

庭に水たまりができている。隣の家の庭は足首まで水がきている。海水が満ち始め、3時間ほどで井戸は完全に水没してしまった。海水は家の中へ。浸水は周辺の地域に及ぶ。子どもたちには格好の遊び場に。しかし、海水が路上のゴミも運び、感染症の原因にもなる。ヘリ・アンドレアス助教は「陸地が海面より低くなり始めている。ジャカルタでは海面上昇と地盤沈下が同時に起きている。」と話した。2017年に起きた洪水の映像。北ジャカルタは毎年20cmずつ地盤沈下。海面上昇も加わり豪雨などが発生すると水が堤防を超え陸地に流れ込む。ヘリ・アンドレアス助教は「このままでは2025年には北ジャカルタの75%が海面の下に沈む」と話した。

キーワード
ジャカルタ(インドネシア)
ムアラアンケ(インドネシア)
ケイシャ
カリル
イパサリパー
ウインダ
アザァム
ジャミラ
バンドン工科大学

環境クライシス~水没するアジア巨大都市の環境難民~ (バラエティ/情報)
15:48~

2025年に大半が沈むといわれている北ジャカルタ。漁師をしているカリルさんも環境の変化を感じていた。漁獲量が大きく減っていて、 1年のうち十分な収穫があるのは3ヶ月程度だという。船のガソリン代やメンテナンス費用などお金は出ていく一方。カリルさんが採った貝を持って、市場へ向かう。夜から朝にかけてのナイトマーケット。子どもたちが貝を売る。子どもたちは家の手伝いをしてもいつも笑顔だが、1度だけ表情が変わった瞬間があった。

キーワード
北ジャカルタ(ジャカルタ)

環境クライシス~水没するアジア巨大都市の環境難民~ (バラエティ/情報)
15:54~

ケイシャは「汚い水で遊びたくない。」と話した。医者になりたいと話し、家族が病気になっても治せるように勉強に励んでいる。ムアラアンケには気候変動によって脅かされる環境難民の厳しい現実があった。

沿岸部だけでなく内陸部でも洪水と向き合う地域があるという。ジャカルタは大都市だが典型的な住宅街が数多くある。路地を進むと川岸の真上に家が建っている。ブディヨノさんは「川沿いに住んでいるのは家賃を払うお金がないから。ここは昔から不法に占拠された土地。」と話した。洪水対策が不十分で大雨が降る度に川が氾濫。町に大量の水が流れ込み、大きな被害が出る。この日もチリウン川上流で豪雨が発生し、水が溢れ、町に水が流れ込んでいた。飲食店では食事を続けている人もいた。床上浸水は日常茶飯事。上流から流れてくるペットボトルを拾い生計を立てる人もいる。貧困で身動きがとれずにいる。ブディヨノさんは「地球温暖化の問題はより厳しい気候や予測不可能な天気を発生させることにある。この川沿いやムアラアンケに住む人こそ環境難民だと思う。」と話した。

去年1年間の洪水の被災者は地球全体で3500万人に上った。被災した地域で数多くの環境難民が生まれている。去年の西日本豪雨を始め、日本でも年々増加する豪雨災害。去年1年間の自然災害の死者数は419人と世界で4番目に多い結果となった。都心でもゲリラ豪雨が頻発。渋谷でも豪雨対策のための地下施設の建設が進められていた。今回は特別に内部を取材することができた。ゲリラ豪雨から渋谷の町を守るための工夫があった。最大4000トンの雨水を貯水できる地下貯留槽。大きさは5コースの25メートルプール8杯分。貯留槽は3つに分けられている。分けることで枯れ葉などが貯まるのを防げるという。異常気象に対応する都市開発の技術が注目されている。

異常気象は地球温暖化が影響していると言われている。スマトラ島へ向かった。ミスティアントさんの農園で収穫物の計測作業が行われていた。ミスティアントさんが育てているのはアブラヤシ。実の中にある果肉などからパーム油がとれる。パーム油は食品などに広く利用されている。次世代燃料としても期待されており、主要な植物油として最も多く生産されている。アブラヤシの栽培面積の世界1位がインドネシア。アフリカが原産のアブラヤシは森林を切り開いた土地で育てられる。森林伐採がインドネシアの各地で行われ、専門家は森を守ることで地球温暖化や洪水のリスクを下げることができると指摘する。セセップ・クスナマさんは「河川の上流域に森林が存在することで洪水の危険性が10%~45%減少する。そして土中の貯水量を40%まで高める。」と話す。オランウータンなど動物の住処が奪われる結果にも繋がる。しかし、パーム油の輸出はインドネシアの経済基盤。昨年は3900万トンが生産され、多くは世界に輸出されている。しかし、森林を伐採することで存続の危機に直面する少数民族がいる。森の恵みを活用する独自の文化があった。

キーワード
ケイシャ
カリル
ムアラアンケ(インドネシア)
インドネシア技術評価応用庁
ジャカルタ(インドネシア)
クブンパラ(インドネシア)
チリウン川
地球温暖化
西日本豪雨
渋谷(東京)
渋谷川
ミスティアントさん
インドネシア
スマトラ島
オランウータン
アブラヤシ
マングローブ

環境クライシス~水没するアジア巨大都市の環境難民~ (バラエティ/情報)
16:12~

ジャカルタの沿岸部では学生たちが植樹活動に取り組んでいた。植樹活動は世界各国でも行われている。そのうちマレーシアなど11カ国で1192万本以上の植樹活動を行っている。日本でも植樹活動は行われており、小麦や桜など800本を植えた。ジャカルタで植えた植樹は着実に育っている。

キーワード
ジャカルタ(インドネシア)
イオン
千葉市(千葉)
万里の長城

番組宣伝 (その他)
16:15~

世界フィギュアスケート選手権男子フリー、緊急生放送SP 世界フィギュア2019 ~独占!メダリストが明かす舞台裏~の番組宣伝。

フジテレビ開局60周年記念WEEKの告知。

キーワード
フジテレビ開局60周年記念WEEK

環境クライシス~水没するアジア巨大都市の環境難民~ (バラエティ/情報)
16:18~

インドネシアのスマトラ島にはオランリンバと呼ばれる部族が住んでいる。酋長のグリプは2人の奥さん、17人の子供と生活している。屋根はベナールの葉を使っている。オランは人、リンバは森という意味。奥さんがメランティという木の皮を削り、松ヤニを入れて蓋をし、火をつけて松明の代わりにしている。オランリンバは森があれば困らないため、森は大切なものだという。主食の芋は野生のもの。オランリンバは狩猟民族で、息子が仕掛けを作って獲物を捕まえている。グリプは近年、魚や動物が少なくなっていることを危惧している。森を諦めアブラヤシを育てる人も。若い世代も森の文化を守りたい気持ちがある。森林伐採の影響は部族にも及んでいる。

キーワード
オランリンバ
ベノル
アブラヤシ
インドネシア
スマトラ島
イタチ
リス
ベナール
メランティ
地球温暖化

エンディング (その他)
16:27~

エンディング映像。

番組宣伝 (その他)
16:28~

僕が笑うとの番組宣伝。

世界フィギュアスケート選手権 男子フリーの番組宣伝。

スポット

この番組で紹介されたアイテムは登録されていません。
  1. 前回の放送
  2. 3月23日 放送