ザ・ノンフィクション 今がサイコー!94歳の歌舞伎役者・中村小山三(仮)

『ザ・ノンフィクション』は、1995年10月15日からフジテレビで放送されている日本のドキュメンタリー番組。字幕放送で、一部放送回ではステレオ放送あり。BSフジでも2011年4月7日から2014年9月までレギュラー放送された。現在は不定期放送。

出典:goo Wikipedia

放送日 2014年10月19日(日) 14:00~14:55
放送局 フジテレビ

番組概要

オープニング (その他)
14:00~

オープニング映像。

今がサイコー!94歳のお弟子さん・中村小山三 (バラエティ/情報)
14:00~

2014年10月1日、歌舞伎座で十七世・中村勘三郎と、十八世・中村勘三郎の、二人を偲ぶ公演「十月大歌舞伎」が行われた。中村勘九郎や中村七之助、片岡仁左衛門、坂東玉三郎が出演した。そして現役の最高齢94歳の中村小山三が登場。4歳で歌舞伎の世界に入り、90年間ずっと中村家のお弟子さんだ。歌舞伎のお弟子さんとは、後見・黒衣として役者の衣装や小道具などを補助し、脇役として舞台にも立つ。一般家庭から歌舞伎に入った人は、お弟子さんを経験するが、ほとんどがずっとお弟子さんとして活躍する。役者にあがることはなく、観客の拍手を浴びることはない。

去年、中村小山三さんの自伝「小山三ひとり語り」が大ヒット。amazon.co.jpでは2度も売り切れたほどだ。2014年3月28日には第35回松尾芸能賞功労賞を受賞。どこへいってもファンに囲まれ、まるでアイドルのようだ。

中村小山三さんは芸歴90年。十八代目の中村勘三郎とは深い絆で結ばれ、天涯孤独な人生の生きざまを特集。

2014年8月、中村小山三さん(94歳)は2DKのマンションでひとり暮らしをしている。身寄りがなく、独り身だが、弟弟子の中村小三郎さん(65歳)がたまに面倒をみにくるという。1歳の時に母親が他界し、育ての親となったのは姉の政枝さん。しかし姉も8歳の時に他界してしまう。亡くなってしまった愛犬ガルボへのお供えは毎日欠かせない。今年の春までは体調が良くなかったが、体調も回復し8月の公演に出演することが決まった。

歌舞伎座へは弟弟子の車で向かう。歌舞伎座へ着くとまず着到板にピンを刺し楽屋へ向かう。お弟子さんの楽屋は3階だ。弟弟子が楽屋に来ると、衣装の付け方を教え、勘三郎さんの孫の波野七緒八くん(3歳)と楽しく歓談。今回、舞台では茶屋の娘を演じる。

中村小山三さんは1920年浅草生まれ、3歳の時に関東大震災に襲われる。あの時の記憶は鮮明に残っているという。育ての親は姉の政枝さん。3歳の時に、十七代目・中村勘三郎のところへ弟子入り。1941年に太平洋戦争が開戦。翌年22歳の時に赤紙の召集令状が届いた。しかし緊張のあまり身体測定不合格となり、軍隊へはいかなかったという。しかし翌年、小山三さんは慰問公演で中国の最前線へと向かっていた。妖艶な姿に、男性だと気づかれなかったという。1945年に終戦を迎え、25歳の時には役に恵まれなくなり、見えない壁に悩む日々が続く。世襲制で芸を受け継ぐ歌舞伎界では、役が回ってくることはなかった。中村小山三さんは役が回ってこない現実を受け止め、30歳を過ぎた時には主役の夢を諦めた。一生裏方で生きると決めた。

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今がサイコー!94歳のお弟子さん・中村小山三 (バラエティ/情報)
14:23~

2014年8月20日、弟弟子は小山三さんの94歳の誕生日をお祝い。小山三さんの誕生日は中村屋の一大イベントで、2009年には中村勘九郎や中村勘三郎からも祝われていた。2011年にはファンからの大漁旗のプレゼント、2013年には七緒八くんからもお祝いしてもらった。今年は舞台でサプライズが待っていた。共演していた中村七之助がアドリブを仕掛け、観客も大盛り上がりだった。

1951年、主役を演じたいという未練を断ち切った小山三さんはただ諦めただけではなく、後見を覚えたという。後見とは、小道具の受け渡しや衣装を整えるなど、目立たないように役者の補佐を務める人。後見をやるにあたって、その道を極めたいと思ったそうだ。良いと思うことは貫き通していたので、先輩からいじめられたという。その姿をちゃんと見ていてくれたのが十七代目・中村勘三郎。小山三さんは十八代目の世話係を頼まれ、初舞台の時に、十七代目のはからいで一緒に舞台に立たせてもらったという。

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今がサイコー!94歳のお弟子さん・中村小山三 (バラエティ/情報)
14:31~

1988年、中村小山三さんが尽くしてきた十七代目・中村勘三郎が逝去。今でもその時を思い出すと、涙が止まらなくなってしまうという。しかし立ち止まることはなく、葬儀の翌日から、再び十八代目・中村勘三郎の世話を続けた。中村勘三郎さんも小山三さんを頼りにしていた。そして、最も大きな仕事は、勘九郎と七之助の世話係。そんな中、2人の世話をしている中村小山三さんの姿がテレビ番組で放送され、大反響をよんだ。この時70歳、ついに遅咲きで注目を浴びた。2005年3月3日、十八代目中村勘三郎襲名披露興行が歌舞伎座で行われ、小山三さん85歳の時に目標がかなった。しかし2006年に弟弟子の中村源左衛門さん(享年72)が逝去。さらに中村四郎五郎さん(享年76)も2007年にこの世を去った。2010年には中村千彌さん(享年79)にも先立たれてしまった。

2012年5月、浅草公演の初日、小山三さんは一世一代の晴れ舞台で落ち着かない様子だった。口上の配役が中村勘三郎と中村小山三の2人だけだったのだ。勘三郎さんはこの舞台の前年、難治性の難聴を患い、8ヵ月間、舞台を休んでいた。(スポーツ報知)復帰後、劇場スタッフとの飲み会では、孫の七緒八くんと小山三さんについて語っていたという。七緒八くんが初舞台をやるときまで、小山三さんに元気でいてほしいという。これ以上ない晴れ舞台で、中村勘三郎が小山三さんを最高の言葉でたたえた。

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今がサイコー!94歳のお弟子さん・中村小山三 (バラエティ/情報)
14:42~

2012年5月、中村勘三郎と2人で務める口上に、中村小山三さんは緊張した面持ちで挑んだ。そして中村勘三郎は「(小山三は)歌舞伎のためにも宝の人」という言葉を述べた。4歳の時から90年間、中村家に人生を捧げてきた日々が報われた瞬間だった。そして舞台の上で、七緒八さんの初舞台まで見守ることを誓った。

しかし、2012年12月5日、十八代目中村勘三郎は逝去。その訃報を小山三さんは京都・南座の舞台出演前に知った。ショックで倒れてしまわないか、みなが小山三さんの身を案じていた。しかし小山三さんは大泣きした6時間後、いつも通り舞台へと向かっていた。

2014年10月11日、小山三さんはきょうも自宅から変わらぬ姿で歌舞伎座へ向かう。90年間、中村家の三代を支え続け、陰に徹してきた。小山三さんは「94年の人生を振り返ってもしょうがない、夢はない。丈夫で元気に舞台に出られれば良い。」と語っていた。

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