FNSドキュメンタリー大賞 新生〜口蹄疫 復興への道

『FNSドキュメンタリー大賞』(エフエヌエス・ドキュメンタリーたいしょう)は、FNN/FNS加盟28局が番組制作の質向上を目指すことを目的に1992年から毎年行っているドキュメンタリー番組のコンテストである。

出典:goo Wikipedia

放送日 2012年1月19日(木) 2:10~ 3:05
放送局 フジテレビ

番組概要

オープニング (その他)
02:11~

2010年9月、数多くの家畜の命を奪った口蹄疫が収束して1ヶ月がたち、イベントが行われた。イベントスタッフの日高義暢さんは、農場が口蹄疫で失われた。今は家畜の墓を建て、イベントに追悼と再起への思いを込めた。

キーワード
口蹄疫

新生 ~口蹄疫 復興への一歩~ (バラエティ/情報)
02:15~

川南町の家畜は、口蹄疫によって家畜が1頭もいなくなった。日高義暢さんは車用の消毒のシステムを作る。そして今後車と人の出入りを徹底的に管理する。協同ファームでは多くの従業員が口蹄疫の消毒を徹底していたが、それでも防げなかった。税田久美子さんは28年間養豚の赤ちゃんを取り上げてきたが、すべて殺処分されたと語る。

口蹄疫は2010年4月20日に発生した。家畜の病気で最も恐れられていたが、子豚の致死率が50%を超えた。10年前にも同様に発生したが、その経験は活かされなかった。斉藤徳司さんは45頭の乳牛がワクチンを射った後処分され、朝の食卓も牛乳を買うようになった。妻のとくよさんと共に、当時の悔しさを語る。徳司さんは木酢液で牛舎を徹底的に消毒し、牛たちは口蹄疫に感染しなかったが、ワクチンを射たれた。

徳司さんは牛を失った今、牧草を刈る仕事で生活をしている。しかしその時の後悔は今でも残っている。

キーワード
口蹄疫
川南町(宮城)
協同ファーム
木酢液

新生 ~口蹄疫 復興への一歩~ (バラエティ/情報)
02:29~

日本代表のブランド松阪牛がある松阪市は、口蹄疫によって揺るがされた。甲斐教授はこれによって子牛の供給がストップする可能性があったと話す。瀬古食品は宮崎から子牛を輸入していて、瀬古社長は口蹄疫の拡大に固唾を飲んで見守ったと言う。宮崎の子牛は血統に優れていて、産地に適していることから、宮崎がブランドを支えてきた。宮崎県家畜改良事業団は種牛の研究を徹底している。

宮崎を代表する種牛、安平を紹介。宮崎中央農協家畜市場では牛の品定めが行われ、ここでも安平の血統が注目された。しかし口蹄疫の拡大で、安平を育てた永野正純さんは牛を手放さなければならなかった。安平は350頭の交配から生まれたオス牛を9頭に絞るので、繁殖が難しいとされる。

永野正純さんのもとに畜産農家の一家が訪れ、亡くなった牛たちに花を手向けた。一家の池田一成さんは、永野さんの静かな牛舎をみて涙を流す。池田さんは永野さんから譲り受けた種牛の写真を持ってきて、牛について語り合った。そして改めて永野さんに畜産の期待を持った。そして永野さんは再び牛を育て始める。

キーワード
瀬古食品
松阪牛
口蹄疫
松阪市(三重)
安平
宮崎日日新聞
子牛
宮崎
宮崎県家畜改良事業団
宮崎中央農協家畜市場

新生 ~口蹄疫 復興への一歩~ (バラエティ/情報)
02:42~

日本で発生した口蹄疫をはるかに上回る被害となったイギリスは、2001年に600万頭以上の牛が処分された。被害額は1兆円以上となり、カンブリア州は最も被害が大きくほとんどの家畜が処分された。コルディウ家畜診断所のデイビッド・ブラックさんは、口蹄疫の発生がわかったとき国内24ヶ所で同じことが起きていたと話していた。

2001年の口蹄疫では多くの農家が全ての家畜を処分された。ブラウン・アームストロングさんは500頭あまりの家畜を失い、口蹄疫は国境を超えてやってくるので防ぐのは国の責任だと話していた。当時は消毒をしていたが今はしていなく、口蹄疫がなくなれば消毒しなくても問題ないとしている。

日高義暢さんの農場に豚のエサを積んだトラックがやって来た。トラックは車の足回りを念入りに消毒した。さらに従業員にも消毒を徹底している。日高さんは父親の後を継ぎ、大学を卒業して農場経営を始めた。口蹄疫で地域の家畜が全滅したことを逆手に取り、安心安全な病気のない地域を打ち出していこうと考えている。

口蹄疫が発生すると、その国は口蹄疫に汚染された国、非清浄国とされ、肉の取引が制限される。甲斐諭は日本が汚染国のままだと中国から輸入してくれと言われたら拒否できず、豚肉や牛肉が入ってくる可能性があると述べた。

埋却地では約50万頭の家畜が埋められており、今では自然保護区として活用されている。埋却地を管理しているフランク・モービーは、埋却した当時地域の人達が心配して、今後の方針を決めるように国に働きかけ、ほとんどの人たちが自然保護区に賛成したと話していた。年間3000人が訪れ、一般の人たちが自然を楽しむ場所にしたいと思っていると話した。

口蹄疫から10年経ったイギリスでは、国内に口蹄疫のウイルスはもういないと考え消毒作業をしない農家が大半である。ベンリス家畜市場など市場に消毒液が置かれているが使う人はほとんどいない。獣医のデイビッド・ブラックさんは、あすまた発生してもおかしくなく、10年も経てば起きてもおかしくないと話していた。口蹄疫は世界各国で発生し、最も重要なのは水際対策を強化することである。

日高さんの農場に新しい豚がやって来た。農場に入る前には豚も消毒をされ、豚舎も念入りに消毒がされていた。日高さんは一番重要なのは自分の農場を守ることだと語った。

今現在も日本の周りの国は口蹄疫が2008年以降に発生した国ばかりで、韓国では口蹄疫が猛威を振るい続けている。甲斐諭教授は、靴の裏や洋服にくっついてくる可能性があり、水際の防疫体制をもっと強力にすべきだと話した。

キーワード
コルディウ家畜診断所
口蹄疫
カンブリア州(イギリス)
ベンリス家畜市場
イギリス
韓国
豚肉
牛肉
中国

エンディング (その他)
03:01~

無菌状態の中で新たに3頭の豚が誕生。日高義暢さんは「処分され犠牲になった豚も決して無駄にはしない。決して悲しい出来事で終わらせたくない。終わらせないって心に決めてるから」と語った。

30万頭にも及ぶ家畜たちが犠牲となった口蹄疫。家畜が奪われる恐怖、その被害の深刻さが人々の心に刻み込まれたが、この先何十年と人々が教訓として記憶しているかは絶対とは言えない。畜産農家だけではない、人々の日々の心得と備えが欠かせないのだ。

キーワード
口蹄疫

スポット

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