日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜 2017年6月10日放送回

放送日 2017年6月10日(土) 11:30~12:00
放送局 テレビ大阪

番組概要

オープニング (その他)
11:30~

オープニング映像が流れた。

日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜 (バラエティ/情報)
11:30~

今日は資源ゴミや大型ゴミを宝に変えてしまう会社の話。環境省によると産業廃棄物のうち、再生利用されたゴミは53.3%。しかし、この会社はリサイクル率99%を誇る。

車のエアバッグを縫い合わせた純白のウエディングドレスや、消防ホースのノズルを使った照明、元は跳び箱のテーブルセットなど、ゴミに生きを吹き込んだのは産廃業者のナカダイ。かつて産廃業者は不法投棄などの問題で、業界イメージが失墜した。証券業界から家業に戻ってきた常務の中台さんは、環境問題に関心を寄せ、ゴミを減らして社会に貢献したいと考えた。ゴミを減らそうとしたが、産廃業者にとってゴミが減ることは売り上げが下がってしまうことだった。そんな中、売り上げが9割減ってしまう事態も起きた。

キーワード
環境省
エアバッグ
ウエディングドレス
跳び箱
ナカダイ

日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜 (バラエティ/情報)
11:35~

ナカダイ最大の危機!

中台常務は東京の設計事務所を訪ねた。鉄を打ち抜いた後の端材を加工した型抜きテーブルなど新たな商品を生み出そうとしている。また、常務は廃棄物でインテリアを作る人を増やしたいと考えている。イメージしているのは、信号機を使った照明や消防ホースのベンチ、ソーラーパネルのテーブルなど。

群馬県前橋市にあるナカダイの工場の入り口は、信号機やさびれた郵便ポストなど、廃棄物のショールームになっている。ゴミを展示している理由は、魅力のある素材として世の中に普及させるため。一般的に産業廃棄物の処理工場では、ある程度の分別や破砕、プレスをして最終処分場に運ぶ。そのうちリサイクルされるのは半分のみ。しかし、ナカダイの工場では一つ一つ丁寧に解体し、汚れや破損のない使えそうな部品はモノ:ファクトリーという子会社を通じて、素材として販売する。モノ:ファクトリーではLANケーブルの外側のビニールやアクリル素材の端材などが売られている。これらの商品が東急ハンズ渋谷店で売られていた時には、劇団サークルの大学生や医療器具の製作者が買いに来ていた。

鉄くずの分別作業のトップ操縦士は女性。クレーンのマグネットは真ん中の出っ張りに鉄がくっつきやすくなっている。その狭い部分をうまく目標の鉄くずに近づかせている。ナカダイの社員の4割は女性で、分別の分野では女性ならではの繊細さが活かされている。プラスチックを分ける作業では、火をつけて燃え方と煙の色、臭いで判別する。プラスチックの種類は10種類以上あるため、正確に分別することが質の良いリサイクルに繋がる。種類が表記されている場合もあるが、表記がなければ頼みの綱は嗅覚のみ。利きプラスチックテストをやってもらうと、全問正解を果たした。プラスチックを正確に分けると、一部のものはRPFという固形燃料にリサイクルすることも出来る。また、混じりけのない質の良いプラスチックの材料としても再利用できる。2013年には、産廃業者では初のグッドデザイン賞を受賞した。

ナカダイの前身は先代が品川に興したスクラップ工場。自動車産業の成長に伴い、会社が大きくなった。中台さんは東京理科大を卒業後に証券会社を経て、ナカダイに就職した。そこにはリサイクル率を上げて、環境にいい仕事がしたいという思いがあった。それまでの鉄のスクラップ工場から、総合リサイクル会社への転換を推し進めた。しかし、環境のことを考えているのに売り上げを伸ばすためには、ゴミの量が必要というジレンマに苦しんだ。

キーワード
ナカダイ
オープン・エー
信号機
ソーラーパネル
中央区(東京)
モノ:ファクトリー
東急ハンズ渋谷店
東京大学
LANケーブル
前橋市(群馬)
東京
リサイクル
ポリ塩化ビニル
ポリプロピレン
ABS樹脂
PET
ポリエチレン
ポリスチレン
RPF
品川(東京)
東京理科大

日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜 (バラエティ/情報)
11:48~

モノを壊すワークショップ?

廃棄物を減らそうと考えたが、いざ減ってしまうと売り上げが上がらないというジレンマ。そんな中リーマン・ショックが起き、売り上げが半分になってしまう。そこで中台常務はゴミの処理業者から、ゴミを作って新たなものを作り出すメーカーになることを決意した。

リーマン・ショックが起こり、鉄の価格が10分の1に暴落。総合リサイクルの事業を進めてはいたものの、鉄は主な収益源であったため、大打撃を受けた。さらに長年の付き合いだった自動車のプレス加工の大口の取引先から、一方的な取り引き停止を告げられた。鉄の仕入先は1社のみだったため、なにか手を打たなければ、9割の売り上げを失ってしまう事態となった。メーカーの在庫が大量に廃棄されて、運ばれてきた際に、常務はゴミを分別、解体し新たな素材を生み出すことを思いついた。

素材を新たに生み出す会社になるために、やらなければならないことを社員と共有するために、ポリシーと改善の成果を共有する仕組みを導入した。現場ごとにいくつかのグループを作り、生産ラインの改善点を考えてもらった。生まれた素材を販売するために、2011年にモノ:ファクトリーを新たに立ち上げた。するとマスコミが注目し、ナカダイはその名を全国に轟かせる。ゴミを出す企業の中には、ナカダイとの取り引きがイメージアップに繋がると考える企業も出てきた。こうしてナカダイは、9割減るとされていた売り上げを5割程度に抑えることに成功した。

キーワード
リーマン・ショック
ナカダイ
モノ:ファクトリー
週刊循環経済新聞
日報ビジネス株式会社
上毛新聞
日経産業新聞
アリギス
前橋市(群馬)

日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜 (バラエティ/情報)
11:55~

GWの中、ナカダイは少し変わったイベントを行った。それは物を壊すワークショップ。子どもたちは夢中で楽しんでいた。込められた思いは、丁寧に解体することで面白いものが見つかるという体験を伝えたいことと、自分たちの仕事を知ってもらうこと。

キーワード
東急ハンズ渋谷店
ナカダイ
東京
GW

エンディング (その他)
11:57~

これまでのリサイクルの常識を覆したナカダイの挑戦は、現代の錬金術だった。

次回の夢職人の番組宣伝。

キーワード
ナカダイ
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