ワシントンの日高義樹です 2012年12月9日放送回

『ワシントンの日高義樹です』(- ひだかよしき - 、英題:Yoshiki Hidaka Reporting From Washington)は、テレビ東京系列で主に祝日に放送されている、アメリカ・ワシントンを中心とする保守的な視点に基づくインタビュー・討論番組で、日高義樹の冠番組である。2011年4月29日放送開始。2011年3月20日をもって通算放送回数186回で終了した『日高義樹のワシントン・リポート』(以下、『前身番組』と記す)を発展的に新装した番組である。

出典:goo Wikipedia

放送日 2012年12月9日(日) 16:00~17:15
放送局 テレビ大阪

番組概要

オープニング (その他)
16:00~

アメリカ海軍は予算縮小が避けられない情勢の中、ジョージ・ワシントンを更に新しく強力な原子力空母に変えた。ジョナサン・グリナート大将は、「太平洋地域で最も緊急を要する基本的な問題は日本の安全だ」と述べた。

中国が狙っている日本領土。アメリカ海軍は周辺地域を偵察し、中国との有事に備えている。新たに備えた兵器について元米国防次官は、兵器は尖閣有事の際の戦闘態勢であることを示した。アメリカ大統領選挙で、オバマ大統領は外交や国際問題についての考え方を全く明らかにしていない。

日高義樹が今日の放送内容を紹介。オバマ政権がどのような対日戦略を取るのかに迫る。

今日の番組内容を紹介。

キーワード
ジョージ・ワシントン
尖閣諸島
ジョナサン・グリナート大将
エリック・イーデルマン
トム・ドナヒュー
オバマ大統領

第1部 太平洋艦隊を新鋭 強化する (バラエティ/情報)
16:07~

米海軍総司令官のジョナサン・グリナート大将は、海上自衛隊との関係には満足している。艦艇の能力の高さも印象的で、システムは通信網や無人兵器と連携していると話した。

米海軍は空母をニミッツ級にかえてフォード級に変更。これについてグリナート大将は、技術的にもシステム的にも大幅に効率化されると解説。フォード級の空母は5年ごとに1隻建造する計画だと話した。

グリナート大将は、「太平洋地域で最も緊急を要する基本的な問題は日本の安全だ」と解説。日本の地域は我々の前線配備を受け入れてくれており、日本国民の好意と支援によって安全保障が維持されていると話した。また、海上自衛隊との連携確認・共同活動も何度か行なっており、日米は完璧な共同体制が取れると語った。

太平洋と日本を取り巻く軍事的な環境は変化しており、中国はついに空母と原子力潜水艦を持った。アメリカ海軍にも幾らか影響はあるが、極めて難しい作戦を中国は始めたばかりで、中国にとって多大な努力を必要とする仕事だと話した。

グリナート大将は、ジョージ・ワシントンは燃料を数年後に取り替えなければならないと解説。また、2004年に米海軍は二隻目の空母を持つと公言していたが、経費が掛かり過ぎる事が分かったという。横須賀を母港にする限り、ジョージ・ワシントンだけで任務を遂行する事が出来ると話した。

日高義樹がインタビューをまとめる。「空母ジョージ・ワシントンは新鋭空母と交替する」。「西太平洋には2隻の空母が配備されることが多くなる」。「新しいフォードクラスの空母のエンジンはすべて電気で動く」。「中国の空母が戦力になるには時間がかかる」ということがわかった。

キーワード
海上自衛隊
原子力潜水艦
中国
ジョージ・ワシントン

第2部 中国海軍の増強にどう対応するか (バラエティ/情報)
16:19~

「太平洋と西太平洋をどう分類するか」との質問を受けたグリナート大将は、米海軍が維持する287隻のうち112隻が展開しているが、そのうちの54隻が西太平洋に展開していると返答。西太平洋が最も重要な地域であることを表し、10年後には50~60隻に増やすと話した。

潜水艦の技術は急速に発展しており、2013年には無人航空機UAVの実験を実施する。無人にすることで航続時間を伸ばせる上、広範囲を偵察出来るという。艦艇の55%がアメリカ西海岸とハワイを母港にしているが、これを10年間に60%にすると話した。

尖閣諸島について、軍事的な衝突を防ぐにはどうすれば良いのかを質問。グリナート大将は、中国や日本、韓国にアメリカの意図について間違ったシグナルを送りたくないと返答。必要なのはお互いに話し合いを続け、攻撃・対決しないという我々のシグナルを明確に伝えると述べた。

グリナート大将は、予算削減とは関係なく、艦艇と航空機・戦闘能力を維持する。アジア太平洋を優先し戦力を移していくと述べた。

キーワード
尖閣諸島

第3部 アメリカには尖閣有事の緊急企画がある (バラエティ/情報)
16:32~

元国防次官のエリック・イーデルマンと日高義樹が対面。中国と日本は偶発的に尖閣諸島沖で軍事的な対決が起きる危険がある。中国軍が軍事行動を起こした場合、ペンタゴンはどのように対応するかとの質問を受け、イーデルマン氏は「中国にとって自滅的な行動だ」と話した。

中国軍は時折子供のような行動を取ることがあり、アメリカには緊急対応計画があるかと質問。イーデルマン氏は、あらゆる緊急事態に備えた計画があり、同盟国を守るための計画があるが、普段は討議したりしないと述べた。また、敵対的な行動に対しては、アメリカが軍事同盟国の危機に対応できないなどと心配する必要はないと話した。

日米安保条約は我々のアジア戦略と役割の基本で、日本を守る事が決められている。問題はアメリカと日本がその軍事能力に合わせて、どのような共同作戦をとるか、いかに任務を分担するかだと話した。

中国はある分野では我々に対して戦略的に有利な立場に立つようになった。これに対抗するため、ソビエトに対して我々が構築した「空と陸の闘い」と同じように中国にとって厄介な問題になる。戦争計画ではないが、必要とあれば戦争計画・緊急作戦計画にもなるという。

インタビューのまとめ。「国防総省には尖閣列島有事の際の緊急戦闘計画が存在している」。「尖閣列島有事の際のアメリカ軍の戦闘は艦艇と航空機によって行われる」。「日米の任務は分担と協力が最も重要である」と話した。

第4部 沖縄の基地はなぜ必要なのか (バラエティ/情報)
16:44~

元米国防次官のダグラス・フェイス氏と日高義樹が対面。ダグラス氏は、アメリカと日本は共に中国といかなる関係を持つかという難しい問題に直面している。戦争を引き起こすような敵対的な関係になる事は誰も望んでいないと述べた。

アメリカは通常の大規模な上陸作戦から、様々な戦略を取る能力を維持していなければならない。これには航空戦力と海軍力が大きく関わってくるが、心配なのはオバマ大統領が「アジアの要」と言う時その意見がわかっているかという事だと話した。

沖縄は日本本土と中国沿岸に近い台湾の間に位置している。そこの位置している事が極めて重要で、海兵隊の一部が沖縄からグアム島に移動する事が沖縄の重要性を損なうとは思わない。沖縄におけるアメリカのプレゼンスを全て無くしてしまう事の方が心配だと話した。

アメリカは沖縄の人々がどう思っていようと構わないという態度を取るべきではない。配慮しなければならないし、配慮している。正当な抗議に対しては解決のために出来る限りの事をせねばならない。強固で信頼できる同盟を維持するためには、同盟に対する感謝の気持ちを双方の国民が抱くようにしなければならないと話した。

インタビューのまとめ。「海兵隊がグアム島へ移転しても沖縄の軍事的重要性は変わらない」。「2006年に取り決めた普天間基地の移転を早く実現してほしい」。「沖縄の米軍基地がなくなれば地域全体が不安定になる」。

キーワード
オバマ大統領

第5部 ドルと日米関係はどうなる (バラエティ/情報)
16:57~

全米商工会議所のトム・ドナヒュー氏と日高義樹が対面。選挙の後TPPは日米両国間で重要な問題になるのかとの質問を受け、ドナヒュー氏は「両国とも長期的に見て価値があると思っている」と述べた。

2013年に入ると、予算を削減する事・仕事を作り出す事・経済を成長させる事が重要な問題になる。政府がやるべきは民間企業の助けを受けて資金を集め、インフラストラクチャーを建設する事だと語った。

ドルの価値については注意しており、国家が定期的に自国の通過を操作しようとすれば結果的に害をなすだけだとトーク。貿易のために通過を操作するのではなく、市場の動きに任せるべきだと話した。

「石炭はこの先重要なエネルギー源になりますか」との質問を受けたドナヒュー氏は、「世界中で重要なエネルギー源になる」と返答。問題はいかにしてCO2の排出を減らすかだが、それが実現しつつある。世界には大量の石炭があるのだから、それを実現しないのは間違いだ。国内で使用すれば貿易バランスが良くなり、海外に売れば借金や赤字を埋めるための資金になると話した。

選挙で勝ったオバマ大統領には従うべき法律があり、意見を分裂させずに出来る事をやりたいと思っている。日本はアメリカと同様困難な時期を通過している所で、強い世界経済をつくり上げるためにも日米の緊密な関係が役に立つと話した。

インタビューのまとめ。「TPPの実現にはまだ時間がかかるだろう」。「ドルは強い方が良いが政治の介入には反対する」。「これからは安い石炭が重要なエネルギー源になる」。「日米関係は悪くならない」。

キーワード
石炭
CO2
TPP
オバマ大統領

エンディング (その他)
17:10~

エンディング映像。

日高義樹によるエンディングトーク。日本の尖閣列島を守るのに、アメリカの若者の血を流して良いのか、アメリカの軍事保持に金を使うなら生活保護に回した方が良いのではないか。そのような政策が強くなってくると伝えた。

キーワード
生活保護
尖閣列島

エンディング (その他)
17:13~

エンディング映像。

  1. 前回の放送
  2. 12月9日 放送