美の巨人たち 街道の美スペシャル「歌川広重『東海道五十三次』前編」

『美の巨人たち』(びのきょじんたち)は、テレビ東京系列で2000年4月8日から2019年3月30日まで毎週土曜22:00 - 22:30(JST)に放送されていた美術系教養番組。2019年4月6日から『新美の巨人たち』とタイトルが変わり、美術鑑賞をテーマとする旅番組へと変わった。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年4月15日(土) 22:00~22:30
放送局 テレビ大阪

番組概要

街道の美スペシャル 歌川広重「東海道五十三次」前編 (バラエティ/情報)
22:00~

江戸と京都をつなぐ東海道をめぐって、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」が出版されると東海道の旅が大人気となった。人々はその土地土地の風景を愛で、名物を堪能した。

浮世絵師の歌川広重は「東海道五十三次」を描き、番組では2週に渡って作品の美に迫る。よく知られた「保永堂版」の他に、歌川は40代で「行書版」、50代で「隷書版」を描いた。同じ宿場を描いた作品でも趣向が異なるが、全てのバージョンがヒットしている。

キーワード
十返舎一九
東海道
東海道中膝栗毛
歌川広重
東海道五十三次
葛飾北斎
富嶽三十六景

オープニング (その他)
22:03~

オープニング映像。

街道の美スペシャル 歌川広重「東海道五十三次」前編 (バラエティ/情報)
22:03~

「東海道五十三次」は歌川広重が30代半ばに描いた55枚の浮世絵で、最初の場面は「日本橋」。人々は橋を正面から捉えるという斬新さに度肝を抜かれ、参勤交代、1日が始まる町の様子が表情豊かに描かれている。

石原良純と八田亜矢子が訪れた日本橋は江戸時代、木造だったが明治44年に現在の橋に架け替えられた。「麒麟と獅子の彫像」は渡辺長男の作品で、重要文化財に指定されている。この場所は東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道の起点。2人は京都に向けて東海道を進んでいき、8番目の宿場である大磯に入った。当時は街道の両側に美しい松並木が続き、海辺の松林は小余綾の磯と呼ばれた。「東海道五十三次」ではシリーズで初めて雨が描かれている。「大磯 虎ケ雨」の虎ケ雨は陰暦の5月28日に降る雨のことで、現在では6月末頃にあたる。

「東海道五十三次」の箱根では権現坂を下る大名行列、急峻な山越しに芦ノ湖が望める。箱根から駿河湾沿いに進むと蒲原があり、歌川広重は雪が降る静寂な夜の世界を表現している。

「東海道五十三次」では様々な天候の変化が描きこまれている。「三島」では濃い朝霧が立ち込め、「四日市」では突風が旅人の笠を吹き飛ばす。「庄野」では突然の夕立に人々が駆け出し、「亀山」は雪晴れの早朝。「土山」では激しい雨が降り注ぐ。浮世絵研究家の浅野秀剛氏は「雪が降ったり、雨が降ったり、風が吹いたり、構図が奇抜。葛飾北斎はそれをストレートに感じさせる、歌川広重はありそうな情景に感じさせる」と評する。広重は旅を体感できる絵として仕上げようと志向し、その狙い通りに東海道五十三次は話題を集めた。

16番目の宿場「由井」では駿河湾と富士山の絶景が描かれ、19番目の「府中」では橋を架けることも船で渡ることも認められず、川越し人足達の手を借りなければならなかった。だが、10年後に描かれた行書版の「府中」では色使いも題材もまるで異なる。

キーワード
歌川広重
東海道五十三次
日本橋
渡辺長男
東海道
小余綾の磯
大磯町(神奈川)
大磯 虎ケ雨
旧東海道
東海道五十三次之内 蒲原 夜之雪
箱根 湖水図
三島
葛飾北斎
四日市
庄野
亀山
土山
府中
由井

街道の美スペシャル 歌川広重「東海道五十三次」前編 (バラエティ/情報)
22:18~

府中は現在の静岡市・葵区、安倍川は市の西側を流れる。石原良純と八田亜矢子は1804年から続く石部屋を訪れ、「あべ川餅」を堪能した。歌川広重の「府中」の行書版には安倍川もちの店が描かれ、浅野秀剛氏は「(行書版)は全体のアングルも構図も一定にし、人物の大きさも統一している。人物のある東海道シリーズに意識している」とコメント。

歌川広重が40半ばで描いたのが「東海道五十三次」の行書版で、保永堂版のような極端な俯瞰や誇張された背景はやめ、旅人に近い目線から描いている。また、名所や名物など旅の情報を丁寧に描き込み、旅のガイドブックの要素を強めている。広重は浮世絵を楽しみたいという庶民のため、版木を減らし、派手なブルーを抑えながら平坦な色使いにすることで色数を多く見せるなど工夫を凝らした。

20番目の宿場は「鞠子」で、描かれている茶屋は丁子屋として現在も営業している。名物はとろろ定食の「定食 本陣」。24番目の宿場町である、「金谷」は大井川の西側にある。保永堂版、行書版ともに大井川の渡しの様子が描かれているが、最後の隷書版には人がいない。

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葵区(静岡)
安倍川
石部屋
あべ川餅
府中
沼津
興津
平塚
歌川広重
東海道五十三次
丁子屋
金谷
定食 本陣
大井川鐵道
鞠子

街道の美スペシャル 歌川広重「東海道五十三次」前編 (バラエティ/情報)
22:26~

大井川鐵道に乗車した石原良純、八田亜矢子は大井川を望み、歌川広重が描いた大井川と比較した。広重の「東海道五十三次」には3つのバージョンがあり、保永堂版と行書版の「金谷宿」には川を渡る人が描かれているが、隷書版は峠の様子のみ。最後のバージョンに施された新たな仕掛けとは?。

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キーワード
大井川鐵道
東海道五十三次
歌川広重
大井川
金谷宿
美の巨人たちホームページ

エンディング (その他)
22:27~

美の巨人たちの次回予告。

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