阪神タイガース 金本知憲監督の信念~育てながら勝つ~ 阪神タイガース 金本知憲監督の信念〜育てながら勝つ〜

放送日 2017年7月16日(日) 7:45~ 8:25
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
07:45~

阪神タイガース・金本知憲監督は就任以来、若手選手を積極的に起用。育てながら勝つ、という信念でチームを作っている。勝った時の喜びは監督になってからのほうが大きいとも話した。しかしチームには伸び悩みの試練も。金本知憲監督の思いに迫る。

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阪神タイガース 金本知憲監督の信念 (バラエティ/情報)
07:46~

勝ちパターン7回のマウンドといえば桑原謙太朗。得意球はストレートと同じ速さでわずかに変化するボール。自然に曲がるボールに相手はついていけず、金本監督の信頼を勝ち取っている。

しかし、10年間で3球団を渡り歩き、去年は1軍の登板はなかった。2軍で桑原を指導した久保康生コーチは「コントロールが非常にアバウト。力任せで指を離れたらボールに聞いてくれみたいな。正直ユニフォームを着られるか着られないか瀬戸際のところにあったと思うんですよ」と述べた。練習を続けてきた桑原は「今年に関してはコントロールが安定している。自身を持って投げられているのが強み」とコメントした。

阪神がリードする試合。5回が終わり6回、桑原が投球練習を始めた。そして7回表、桑原はマウンドへ。金本監督の期待に答えたいと投げ続けた。桑原は「1軍登板がない状態の中でいいポジションで監督が使うのは勇気がいる。このペースで投げ続けられるように頑張りたい」とコメント。金本監督は「すい星のように現れて前半戦で活躍してくれた。後半戦も同じように抑えてくれると思っている」とコメントした。

6月13日、甲子園での西武戦。糸原健斗、中谷将大ら期待の若手がタイムリーヒット。首位・広島を2ゲーム差で追いかける阪神はこの日も勝利。金本は若手選手がよい結果を出すことについてやはり嬉しい、年齢的にもほぼ息子の状態で、我が子が頑張ったような気持ちになると話した。勝った時の喜びも負けたときの悔しさも今のほうが大きいとも語った。

高山俊、原口文仁、中谷将大ら若手が金本監督の期待に応えようと必死なプレーを見せる。期待に応えたい、チームに貢献することが恩返しなどと選手らは語った。

2015年10月、金本は監督就任会見でチームを根本から作り替えるという強い思いを宣言した。勝ちながら再建することを目指すと語った。1年目は61人の選手が1軍に起用されたが思うような結果が残せなかった。チームは4年ぶりのBクラスに沈んだ。

結果が求められる2年目、金本はこの時も「育てながら勝つ」と語っていた。去年は育成中心で勝負を度外視していると言われたこともあったがそれは間違いだという。若い生え抜きが主力でいてくれると本当に骨太なチームが作れると語った。沖縄キャンプでは激しいレギュラー争いも。金本は特に生え抜きのスラッガー育成に注力。1日1000スイングの振り込みが続けられた。中谷将大は手の傷を見せながら、毎回もうバットを持ちたくないと思うと話した。

金本監督は糸井嘉男の持つ強い精神力こそがチームに必要だと考え新たに獲得。打てないときの悔しさの出し方や、勝負に対する執念を持っていると評した。勝てない・打てないときに一番悔しがっているのは彼だと話した。

4月4日、ホームでの開幕戦を迎えた。糸井がチームを引っ張り、2試合連続ホームラン。ここしかないという気持ちで戦ったと糸井は語った。

4月6日の試合、原口文仁がサヨナラホームランで試合を決めた。好調なベテランと成長を見せる若手の活躍で、4~5月阪神タイガースは快進撃を続けて首位に。チームの四球数は306でリーグトップ。三振数は541でリーグ最少。金本の目指す粘り強い野球が浸透してきた。

5月6日の広島戦、中盤までに9点をリードされる苦しい展開。梅野は相手のワイルドピッチで得点、さらにフォアボールを選び流れを止めない。原口も粘りを見せ、追い込まれてからファウルで逃げる。きわどいボールには手を出さずフルカウント、押し出しのフォアボールで追加点。満塁の中、高山がスリーベースヒットを放ちこの回で一気に7点を獲得。その後も若手らがタイムリーヒットを重ね、歴史的な逆転勝利を成し遂げた。梅野は、追い込まれてからのファウルなども心がけるようになったと話した。原口は何とか球数を投げさせようという気持ちでやっている、フォアボールの数は目に見えて変わったと話した。金本も、あきらめない姿勢を持ってくれたと思う、追撃していく姿勢が見えたと語った。

金本は1991年、23歳で広島に入団。当初は体の線が細く活躍できなかったが、諦めずバットを振り続けて球界を代表する選手に。1492試合連続フルイニング出場の世界記録を達成。2003年は星野監督のもと自身初のリーグ優勝。2005年には4番打者として2度目のリーグ優勝も。2012年に現役引退。日本一を甲子園で達成したかった、後輩たちに託しますと語った。

前半戦でチームを引っ張ったのは鳥谷敬。通算2000本安打まで残り50本に迫っている。金本と鳥谷は現役時代共にプレーした。対談で金本は、鳥谷はクールで淡々とやるタイプだがチームが苦しい時に何か一言発したら効果があると思うと語っていた。鳥谷は、2005年は優勝させてもらったという感じだった。若い時代に優勝の瞬間を味わうとそれからの野球人生も大きく違うので、経験させてあげたいなどと話した。

5月24日の巨人戦。鳥谷はデッドボールを顔面に受けた。しかし翌日フェイスガードをつけながら練習。痛みが残る中出場する姿は若手の心をとらえた。自分が打てなかった試合でも、勝ってよかったという表情を皆に見せており、自分の立場を自覚してチームを見てくれている、鳥谷が去年に比べて一番変わった所だと金本は評した。

4月6日の対ヤクルト戦、原口文仁が人生初のサヨナラホームラン。6月4日の対日本ハム戦、岡崎太一がプロ13年目で初サヨナラ打。6月15日の対西武戦、原口文仁が今季2回目のサヨナラ打。金本監督は通算100勝目を達成。7月9日の対巨人戦ではルーキーの糸原健斗がプロ初のサヨナラ打。

2年目の金本監督は「1年目はいろんなサインとかケースバッティングを教えていかないといけない。実際、ゲームで難しいことをわざと要求したり、それで選手の力量を見ないといけなかった。去年は僕のやりたい野球、目指したい野球を選手に伝えたいというのがあった。今年に関しては僕がどういう野球をしたいか選手がわかっていると思っている。だからそんなに集合をかけて伝えることはない。実は怒ったりしていますけどね」と述べた。

6月23日、2位の阪神は首位広島と直接対決。相手投手人の前に打線が繋がらず、連敗。ゲーム差が5と広がった。金本監督は「我慢して使うのも育成。厳しさを教えて使わないのも育成。そのバランスが一番難しい。選手が甘えて野球をなめてもらっては困る。でも我慢しないといけないし、競争もさせないといけない。そのバランスは何が正解なのか僕はいまだに分からない」と述べた。

7月1日、阪神はヤクルト戦。ここまでノーヒットのルーキー大山悠輔をスタメンに起用し、プロ初ヒット。決勝のスリーランホームランになった。金本監督は「原口と中谷の場合、自分のふがいなさをを感じたと思うし、感じないようではあの2人も終わり」と述べた。

7月6日 vs. DeNA。3回、中谷と原口の連続ホームラン。中谷は「自分が出遅れたらどんどん先を越される。でもそういう争いに入っているのが自分のモチベーションにつながっている」などとコメント。原口は「少ないチャンスで結果を出していくしか勝ち取ることはできない。チームの中心選手になることが目標」とコメントした。

元メジャーリーガー・ロジャースを獲得。アキレス腱断裂から1年、西岡剛も1軍に帰ってきた。厳しい競争のなかで勝ち上がる強さを求め続ける金本監督。そして藤浪晋太郎も再び1軍のマウンドへ復活が待たれる。

前半戦を3連勝でしめた阪神に勢いが戻ってきた。ルーキー糸原、勝負強いサヨナラヒット。ベテラン福留、待望のホームラン。ドラフト1位ルーキー大山は大器の予感。そして若きスラッガー中谷も結果で魅せた。金本監督は「優勝は選手のときは目標にしていたし、監督になってさらに強くなった。いつか絶対波に乗っていく時期が来るので」とコメントした。

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