目撃!にっぽん 滅びゆく命のバトン〜札幌・円山動物園 本田直也〜

『目撃!にっぽん』(もくげき!にっぽん)は、2017年4月9日からNHK総合テレビジョンで放送されているドキュメンタリー番組。本項目では、前身番組として2010年4月3日から2017年4月1日まで放送された『目撃!日本列島』(もくげき!にっぽんれっとう)についても記載する。

出典:goo Wikipedia

放送日 2018年2月4日(日) 6:15~ 6:50
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
06:15~

オープニング映像。

札幌市円山動物園・本田直也さんに密着した「滅びゆく命のバトン」オープニング。

キーワード
札幌市円山動物園
ニホンカナヘビ

滅びゆく命のバトン (バラエティ/情報)
06:16~

本田直也さんの生まれ育った札幌市に彼が勤める円山動物園がある。いま地球年間4万種の生き物が消えていく大絶滅時代を迎えている。動物園は命のバトンをつなぐ避難場所としての役割も担う。円山動物園は本田さんが物心つく前から通っていた場所。地元高校卒業後、ここで働いて21年に。作業場はバックヤード。日々地味な生き物たちと格闘している。担当するのはトカゲやカエルなど爬虫類・両生類70種。環境の変化の影響を受けやすく、最も絶滅のペースが早い生き物たち。カメは食用としての乱獲も影響し急激に数を減らす。彼らが安心して生きられる土地はこの地球上にほとんど残されていない。未来の地球のことはわからないが、本田さんができることはその命のバトンを途絶えさせないことだ。

本田直也さん(41)はいま世界から注目を集める繁殖のスペシャリスト。ヨウスコウワニ、ヒラセガメなど世界でもほとんど例のない繁殖をいくつも成功。本田さんのもとには繁殖が難しい生き物が次々と運び込まれる。その繁殖方法を確立し、世界中の動物園に広めることが自らに課した使命。絶滅危惧種のヒラタヤマガメは世界で数十匹しか確認されず。生息地はインド・ミャンマー国境にまたがる鉱山地帯。20世紀初頭に目撃されたのを最後に長年絶滅したと考えられた。再び発見されたのは20年前ほど、中国の市場で売られていた。それ以来、マニアの間で闇取引が横行。1年前、本田さんのもとに成田空港で保護された8匹が運び込まれた。やせ細った瀕死の個体。本田さんが取った対策は飼育室の温度を一気に下げて強制的に冬眠させること。このカメは本来冬眠しないが、それでもカメ本来が持つ生存本能に賭けた。3ヶ月後、ゆっくり温度を上げるとカメは目を覚まして動き始めた。しかし、生態が全くわからない幻のカメ。本田さんはカメが食べそうな50種類の餌を与えた。カメが食べたのは本来生息地にはないイチゴなどのフルーツ。瀕死状態だったヒラタヤマガメはようやく元気を取り戻した。

去年7月、本田さんは蘇ったヒラタヤマガメの繁殖を本格的に始めた。イメージするのは生息地のアジアの森。柔らかい土に水を含ませてふわふわのベッドを用意。亜熱帯の鉱山地帯の雨季と乾季を繰り返す気候を再現する。雨上がりの直後は非常に活発にな。基本的に彼らの繁殖期は雨季。彼らのために一生懸命水を与えたところでメスのカメを一緒に入れる。ヒラタヤマガメの失われていた野生本能を呼び覚ます。もし成功すれば貴重な繁殖データを世界中の動物園へ伝えることができる。本田さんは水をかける量や餌を与える頻度など細かく条件を変えた。そしてヒラタヤマガメの交尾にこぎつけた。8月、ヒラタヤマガメの卵ができている頃だが、レントゲンで確認しても卵はなかった。1つの生き物の繁殖方法を確立するのには約10年。前例のない挑戦はいつも失敗の繰り返し。

本田さんの自宅を紹介した。結婚したのは5年前、妻・明理さんと愛犬ルーツを紹介した。うらやましいです、こんなに好きなことが仕事にできて、私も動物が大好きなのでできれば動物の仕事がしたかったと、明理さん。ニューギニア原産のベーレンパイソンが6年前動物園で湿度の管理がうまくいかず、感染症に罹りあっけなく死んでしまった。自宅に8匹のベーレンパイソン室をつくり飼育して、温度や湿度などの環境がどう影響するのか徹底的に調べている。自分でしっかり一回繁殖までやりたいなと思ってやっていると、本田さん。時間がないと常に思っているから、人がやっていないこともやらなきゃ得られない、人の一生は限られていると、本田さん。

6年前から繁殖を目指してきたアメリカドクトカゲに、待ち望んでいた卵が生まれていた。アメリカとメキシコの限られた地域にしか生息しないが、自然環境の変化と乱獲で1/3に激減し、人の手で繁殖させることも極めて難しいとされている。失敗事例は湿度が高すぎることによるふ化の失敗で、砂漠のトカゲなので湿度加減は大切、砂漠の中でも湿度のある場所を想像して環境を作っているとのこと。1時間後、有精卵であることが確認されたが、気がかりは、卵の凹みだった。文献を調べると、湿度の管理を間違えたことによるものとわかった。翌日、生まれた4つの卵全てに凹みがみられ本田さんは環境を変えることにした。1週間後、3つの卵が腐敗した。

札幌には長い冬がやって来た。1つ残ったアメリカドクトカゲの卵の映像。日本で初めてふ化に成功したアメリカドクトカゲの映像。繁殖はかなりやっかいだけど、飼育はそれほど厄介な部分はあまりないのでここまで来てしまえば大丈夫ではないかという気はしていると、本田さん。一喜一憂は市内、70種いる中の1種類だからという。今地球は年間4万種が消えていくという大絶滅時代を迎えている。僕の仕事は命のバトンを繋げていくこと。本田さんの直筆メッセージのの映像。

本田さんにとって最も大きな仕事が繁殖。この日はレントゲンでカメの体内に卵があるか確認した。生き物の繁殖に人生を賭けてきた本田さん。命をつなぐ挑戦は続く。幼いころの本田さんは近くにある野山が彼の遊び場だった。バッタ・クワガタ・カエル・トカゲとなんでも捕まえた。自身の体とは違う姿をいつまで眺めていても飽きなかったという。父と母、そして3つ上の兄からも動物の飼育を止めようとはしなかったという。「うちの親にしても何一つそういったことを好きではなかったはずなんだけど、間違いなく」「ぼくが突然ね、ヘビを連れて帰ってもダメだ、捨ててこいとかは一切言わなかった」などと本田さんは語る。本田さんは中学生になると爬虫類の輸入業者に弟子入り。駄賃代わりに貰ったのはイグアナ。本田さんのいる場所はベッドの上だけ。あとは全部飼育のケージ。本田さんが暮らしている部屋は冬眠部屋だったので、冬はストーブもいっさいたかず、その中で冬眠中の動物たちと一緒に暮らしていたという。

キーワード
ホッキョクグマ
アオダイショウ
札幌市円山動物園
成田空港
モウドクフキヤガエル
ヨウスコウワニ
ヒラセガメ
アオホソオオトカゲ
ヒラタヤマガメ
雲南省(中国)
絶滅危惧種
ベーレンパイソン
準絶滅危惧
アメリカドクトカゲ
札幌(北海道)
ワニ
カメ
イチゴ
コロンビア
インドネシア
ミャンマー
インド
アラカン山脈
バッタ
クワガタ
カエル
トカゲ
ヘビ
ネズミ
イグアナ

エンディング (その他)
06:48~

エンディング映像。

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