ウワサの保護者会 子どもの発達障害Part5 理解してほしい!学習障害のこと

『ウワサの保護者会』(ウワサのほごしゃかい)とは、2015年よりNHK教育テレビジョンで放送されている教育情報番組である。字幕放送を実施している。ファミリーレストランに見立てたセットのスタジオに集まった小中学生の保護者「ホゴシャ〜ズ」と教育や子育てについての悩みを語り合い、解決のヒントを探る。放送終了後もウェブサイトで情報を共有している。

出典:goo Wikipedia

放送日 2017年11月16日(木) 11:05~11:30
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
11:05~

オープニング映像。

キーワード
発達障害
学習障害

ウワサの保護者会 (バラエティ/情報)
11:05~

ダンスやファッションが大好きだという今時の中学3年生、ジンくん。学習障害の特性があり、文字を読むことと書くことが苦手だという。ジンくんの場合、ひらがなはなんとか読み書きできるようになったが、漢字はどうしても難しい。少しでも読みやすいようにと、学校から文字の大きい教科書を支給されているが、ふりがなが振られていない漢字がほとんどで読むことができない。1人1人に合わせた教科書はまだ準備できていないのが現状。学習障害の特徴を持つ子供は、小学校に入ったタイミングで様々なつまづきに直面することが多い。ジンくんの場合も、授業中、教科書の音読がうまくできなかったり、板書をノートに書き写すことができなかったりして、授業についていけずどんどん遅れていった。当時のテスト、丸がついているが全て間違えている。わからなくても必死に回答欄を埋めるジンくんの辛さが、かつて同じ経験をしたカワさんには痛いほどわかった。息子の頑張りを認めてあげたくてあとから丸をつけていたという。苦しくても頑張り続けていたジンくん、小学2年生のある日、ジンくんの机の上に手紙が置いてあった。字が読めないジンくんは何が書いてあるのか教えてもらおうと先生のところに手紙を持っていった。書かれていたのは、「なんでそんなにバカなの?」という心無い言葉。ジンくんはクラスメートを問いただす先生の様子から、何が書かれていたかを知ったという。学ぶ意欲を失ったジンくんが、自分が読み書きが苦手な理由を知ったのは、それから4年後、6年生のとき。学校の先生の勧めで専門医を訪ねた所、学習障害があると診断された。学びたいという気持ちを取り戻しつつあるジンくんだが、中3になった今、悩みは高校進学にある。行きたいと思っているのは勉強に遅れがある生徒を手厚くサポートしてくれる公立高校。まだ自分に合う効果的な勉強方法を見いだせていない。

今回は発達障害の5回目となる。今回は周りに気付かれにくい学習障害について見ていく。現在発達障害を持つ子供の割合は1クラスに4.5%の割合で存在すると言われている。発達障害には注意力等に問題があるADHD、対人関係や物事に強いこだわりがある自閉スペクトラム症、読み書き計算に著しい困難を抱える学習障害が存在する。中でも学習障害は周囲から見えづらいと言われている。スタジオには実際に学習障害の子を持つ親、学習障害を疑う親、傷害を知りたい周囲の親に集まってもらった。

カバさん「私は学習障害で育ってきてるからわかる。他のお母さんはどうしてできないのってなるかもしれない。どれだけ困り感を持っているかわからないわけだから」。診断を受けたことはどう思うか?カバさん「自分を知ることって何より大事。堂々と出来るようになったのでプラスになった。支援をして欲しい事とかいろいろな面で出来てくれてるので彼の持ってる力を出せるお手伝いになったらありがたい」。ラバさん「例えば文章や本を読んであげるとそれは理解できる。だったら試験とかテストの方法も音声で流したりとかそれに口で答えたりとか」。障害者差別解消法(2016年4月より)障害者に対する不当な差別的取り扱いを禁止し学校教育でも配慮が求められるようになった。尾木さん「すごい大事。障害をもつ子供にもそういう対応が求められるようになった。個別主義、個に応じて子供を成長させていくことが教育の原点だと思う。入試でもそういう対応を取らなければならない」。ラピスさん「それで可能性は広がるわけですもんね」。ビバリーヒルズ高校白書(1992~)学習障害のある生徒が先生に問題を読み上げてもらい、別室でテストを受けるというエピソードがあった。ウニさん「20年以上前のアメリカのドラマで見たことがある。学習障害の子が別室で問題を読み上げてもらうというのがあった。誰も不満を言ってない」。尾木さん「教育というのはそうだと思う近視の子はメガネかける。みなさんも老眼鏡に頼るとかそれでいいんですよ。そういう発想が広がってほしい」などと話した。

スタジオには学習障害を持つ子供の母親のきくちゃんと自身も学習障害を持つ母親のカバさんに話を伺う。学習障害について障害に興味のある親のさつきさんは「ADHDは見聞きしているが、学習障害ってなんだろう?」と述べ、同じく興味のある親のウニさんは「今まで出会ってないと思っていたが、出会っていたのではないか」と話していた。きくちゃんは「本人も親も気付いていないケースがあるかもしれない」と述べた。わが子の障害を疑う親の大豆さんは「息子も読み書きに凄く時間がかかる。息子は周りの事同じようにしたいという思いはあるのだが・・・」と話した。では具体的に学習障害のある子供はどのような困難に直面するのか、カバさんの息子さんに話を聞いた。

さつきさんは「中学生の時、ノートが書けないクラスメイトがいて2人分のノートを書いていた。今思うとその子もそうだったのかなと思い出した」と話した。ラピスさんは「障害のせいなんじゃないかなと思い始めたのは1年くらい前。本人はできないことがすごく悔しいだろうし周りにしてみればなんでできないんだろうって」と話した。

学習障害はどのように引き起こされているのか。長年発達障害のある子供を見てきた小児科医の榊原洋一さんによると、「脳の中の『字を読み解く働き』が十分に発達しない状態。『さかな』という文字を見るとこれは海に泳いでいる『さかな』だと。学習障害のある人は字を見てもそこにすぐに結びつかない。もともとそういう脳の機能がうまく働かない特質を持って生まれてくる。読み書きに大きな困難を抱えている人が一定の割合でいることを知ってもらいたい」と話した。

スタジオにて大豆氏は「具体的に上手くいっている例を悩んでいる親御さんが知る事によって勇気が出たり努力をし始める事になる、知る機会を増やして欲しい」とコメントした。出演者の女性は「なかなかそういう場所がないと親も話が出来ないし、1人で抱えてしまっていませんか、実はもっと周りを見たら同じような人がいたりとか、そういう話し合いができるママが増えるとすごく救われる」とコメントした。尾木は「今日は教育の原点が見えた気がします。どうしてあげれば良いだろうねと話し合う、ノートを取ってあげたら?教科書にルビを振ってあげたら?とかいう話になる、そいういう中でならイジメも起きないと思います」とコメントした。

中学3年生のピタくん。自閉症スペクトラムと学習障害の特性がある。学校から帰るとすぐにPCに向かった。塾に行くまでの間学校の復習をする。ピタくんにとってはこのPCがノートと鉛筆の代わり。周囲の声が耳に入らないほど勉強に集中するピタくん。かつては想像できない姿だという。ピタくんの学習障害が目立ち始めたのも小学校に入学してからのこと。文字を読めても書くことができない。計算問題も答えはわかっているのに筆算では答えられない。感じの練習は苦痛以外の何者でもなかった。ピタくんにとって文字を書くことが勉強の妨げになってた。書いてると考えられなくなる。長い量や多く書くと頭の中がパニックになり思考停止してしまう。小5のときタブレット端末を使えば文字にできると知った。僕にはこれがあれば勉強ができるかもしれない。彼の世界がひらけて可能性が出来た。これを使えば勉強ができる。しかし他の子からはずるいと思われるのが心配だった。1年悩んだ末自分の学習障害のことやタブレット端末があれば勉強ができることを説明。「同じように困っている子がいたら使っていい」と先生が話みんなも理解してくれた。書くことの苦しみから開放されたピタくんは勉強が楽しくなっていった。中学に入ってからはノートパソコンを持ち込んで勉強している。今日は中間テストパソコンの中に問題を取り込んでおく。みんなが鉛筆で書く中ピタくんはキーボードで文字を打つ。試験中は先生が付き添い不正がないことを他の生徒に理解してもらう。テストが終わると入力したテストをプリントアウトして提出。ピタくんがPCを使うことはみんなにとって当たり前のこと。かつては学校での時間が苦痛だったピタくん。学ぶ手段ができ今はのびのびと過ごすことが出来ている。勉強をするってことが前より今は好きになった。

きくさん「今日の宿題を仕上げることが目標で、何年もそうやって書かせてきたけどやらせたいのは私書かせたいのは私って。もう手で書く努力をやめようって言ったら僕もやめたいって。ホッとして開放された。彼はあれをつかうことによってイキイキしている」。ラピスさん「逆転の発想は必要。こっち側からやれって言われると本人は苦しいやりたくない。負のスパイラル」。ウニさん「自分はもっとできるかもしれないと、希望を持ってるから努力ができる。子育てとして参考になった」。きくさん「書く努力を辞めたわけではない。本人はやっぱり努力する。パソコンを使い始めたときよりも今は格段に手で書く能力は上がってきた」などと話した。

キーワード
文部科学省
発達障害
学習障害
注意欠如多動性障害
自閉スペクトラム症
障害者差別解消法
ビバリーヒルズ高校白書
自閉症スペクトラム
タブレット
ノートパソコン
パソコン

エンディング (その他)
11:28~

エンディング映像、学習障害があっても生き生きと学べる環境を皆と一緒に作っていこう、との事。次回は尾木ママが熊本で子育ての悩みに応えます!!。

キーワード
学習障害
熊本県
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