日曜美術館 破格のコレクター 大阪にあり〜探訪!藤田美術館の至宝〜

『日曜美術館』(にちようびじゅつかん)は、NHK教育テレビジョンが1976年4月11日に放送を開始した美術関連の教養番組である。NHKワールド・プレミアムでも放送されるほか、2018年12月6日からはNHK BS4Kでも放送がスタートした。

出典:goo Wikipedia

放送日 2019年5月4日(土) 10:15~11:02
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
10:15~

オープニング映像。

藤田傳三郎が集めた絵画や美術品を展示する、藤田美術館の特別展が開かれる。幕末志士の木戸孝允、高杉晋作らと行動をともにしたことでも知られ、明治維新後は実業家となり仏像や茶器の収集にあたった。

キーワード
藤田美術館
国宝の殿堂 藤田美術館展
藤田傳三郎
木戸孝允
高杉晋作

日曜美術館 (バラエティ/情報)
10:17~

大阪市都島区にある藤田傳三郎の邸宅は、今は跡地が公園となっている。藤田美術館はすぐ近くに建てられ、本人やその子孫が集めた美術品約5000点を所蔵。学芸員で5代目の子孫にあたる藤田清さんが館内を案内した。蔵をそのまま使った展示室に、国宝の曜変天目茶碗や鎌倉時代の絵巻物「紫式部日記絵詞」を特別に展示してもらった。

藤田美術館の収集物、続いて「仏功徳蒔絵経箱」は平安貴族が経典を納めた箱。雨を点線のように描く技法は現代のまんがなどにも通じるという。

藤田傳三郎は1841年に今の山口県萩市、酒や醤油を作る商家に生まれる。高杉晋作と木戸孝允は近所に住む仲で、商売で得た金で活動を支援。明治維新後は実業家として大阪で財を成し、日本初の鉄橋や鉄道、「南海電鉄」の母体を作るなど日本の発展にも尽くした。大阪企業家ミュージアムの宮本又郎さんが、今でいうベンチャー企業を多数おこし経済の担い手となったと解説した。私生活では茶道や能をたしなみ、美術品収集では莫大な財をつぎ込んだ。

藤田美術館の収集物、続いて「桜狩蒔絵硯箱」は琳派の巨匠・尾形光琳の作品。他にも絵画、書、美術品など1万点以上を集め、自ら目録を作って管理した。永青文庫館長の竹内順一さんが、ただ買いあさるだけでなく熱心さと美術への造詣があったと解説した。

藤田傳三郎が美術品を保護した背景には、明治に入って西洋化が進み、日本古来の仏像や美術品が廃棄されたことがある。とくに仏像は国が神道を推し進める中で「廃仏毀釈」の運動によって多くが廃棄された。奈良県の興福寺は僧侶全員が春日大社の神官となるなど、寺ごと廃された例も多い。藤田傳三郎は浄土宗に帰依し、京都・知恩院や奈良・東大寺に多額の寄付を行った。

藤田美術館の収集物、続いては快慶作の「木造地蔵菩薩立像」。興福寺から買い取られ、円熟期の傑作と評価されている。取材では、寺では下から見上げるように置かれ、やさしく微笑み返すような表情が描かれていると紹介した。「玄奘三蔵絵」は鎌倉時代の作で、鎌倉時代の宮廷絵師が描き興福寺に受け継がれていたという。

奈良国立博物館で開催中の「藤田美術館展」で見られるとテロップで案内した。

藤田傳三郎の活動の記録は地元の山口・萩市にも残る。萩博物館には、吉田松陰の兄・杉民治にあてた手紙が所蔵されている。手紙には仕事を退き茶道をたしなんでいると記された。藤田美術館には茶室「時雨亭」があり、収集された茶器などが収蔵されている。「本手利休斗々屋茶碗」は千利休、古田織部、小堀遠州が受け継いだ茶碗。

藤田傳三郎が晩年に入手したのは「交趾大亀香合」。藤田家出入りの戸田露朝が9億円で落札、死の10日前の傳三郎に持ち込んだという。竹内順一さんは、よいものを後世に残すという誇りを持った収集活動を行う数少ない収集家だったと述べた。

奈良国立博物館で開催中の「藤田美術館展」で見られるとテロップで案内した。

キーワード
藤田美術館
国宝の殿堂 藤田美術館展
藤田傳三郎
都島区(東京)
曜変天目茶碗
紫式部日記絵詞
仏功徳蒔絵経箱
都島区(大阪)
高杉晋作
木戸孝允
南海電鉄
桜狩蒔絵硯箱
木造地蔵菩薩立像
快慶
興福寺
玄奘三蔵絵
藤田美術館展
奈良国立博物館
萩博物館
杉民治
吉田松陰
本手利休斗々屋茶碗
千利休
古田織部
小堀遠州
戸田露朝

エンディング (その他)
10:59~

奈良国立博物館で開催中の「藤田美術館展」の案内。

エンディング映像。

「日曜美術館」番組ホームページの案内。

奈良国立博物館で開催中の「藤田美術館展」の案内。

キーワード
藤田美術館展
日曜美術館
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