福島をずっと見ているTV vol.63

放送日 2016年11月30日(水) 11:05~11:25
放送局 NHK総合大阪

番組概要

オープニング (その他)
11:05~

明日へつなげよう。NHK東日本大震災プロジェクト。

壁に張り出されているのは、東日本大震災を経験した人たちから今年4月の地震で大きな被害を受けた熊本の人たちへのメッセージ。「自分は役に立たないと思わないこと。生きているだけで喜んでもらえるし、人のことを知らずに支えていることに気が付きました」。「中越地震を経験した新潟出身の友達が『なにかできることがあったら言ってね』と言ってくれて、その一言が不安な気持ちをやわらげてくれました。熊本のみなさん、何かできることがあれば言って下さい」。このメッセージを集めるきっかけとなったのは今年7月に熊本県益城町でラジオ収録をした時、箭内と学校の方との間で、ラジオを聞いている人にできることはないかという話になった。この話を聞いて動き出したのが、福島県郡山市在住の舟部恵さんと渡部曉さん。福島での震災の経験を熊本へとつなぐ181人分のメッセージ。一体どんな思いで集めたのか。

オープニング映像。

キーワード
NHK東日本大震災プロジェクト
熊本県益城町立広安西小学校
熊本県
仙台市(宮城)
福島県

福島をずっと見ているTV (バラエティ/情報)
11:08~

8月下旬。郡山の駅前でブックカフェを経営している舟部さんと渡部さん。お店に掲示板を作り、熊本へのメッセージを集め始めていた。興味を持ってくれる人は多いが、実際に書くとなると難しいようで、思ったほどメッセージは集まっていなかった。そこで友達に声をかけて、どうやってメッセージを集めたら良いのか話し合うことに。震災から5年が経ち、あまり当時の事を語る機会は無くなったという意見がある一方で、だからこそ語りたいという意見もあった。食品工場で働く石塚さんは震災当時、会社に残った食料を物資として配ろうとしたという。しかし、周囲には”お前囲い込んでるんじゃねぇよ”と言われ、信用してもらえないことも多々あった。失敗談や後悔した経験を通じた思いを書いてもらうため、質問を用意するのはどうかという意見が出た。

2016年9月、風とロック芋煮会。箭内さんが毎年開催している音楽イベントで、熊本へのメッセージを集めるブースを用意した。質問は10種類ほどになった。中には、後悔したことはありますか?というような、少しネガティブな質問もあえて用意した。ひとりひとりと話をしながらその人に合った答えやすい質問を選んで書いてもらう。親子でやって来た女性。豪快な笑顔が印象的だが、実は以前番組で取材させてもらった事がある。震災直後カメラに怒りをぶつけていた関根孝子さん。郡山で昔ながらの小さな八百屋さんを開いている。1人息子の瑛介くんを育てている関根さん。放射線の影響を心配して避難を進めてくれた友人の言葉ですら素直に受け入れられない事もあった。それでも近所の人達との温かい関係の中で子供を育てていくと決めた時、気持も前向きに成っていったという。「復興が思うように進まないとイライラしたり、投げ出したりしたくなることもあると思います。でも、どんなに進まないと思えても、必ず少しずつでも復興はしているので、焦らないで下さいね」と書いた。当時3歳だった瑛介くんも小学2年生になった。

同じイベントの会場で、白いご飯を売りにしているブースがあった。岸本恵里子さんは東日本大震災後、福島県に移住し、米作りを始めた。岸本さんが暮らす三島町では、高齢化で使われなくなった田んぼで農業をやってくれる人を探していて、引き受けることにしたという。実は神戸出身の岸本さん、阪神淡路大震災を経験していた。当時は高校3年生で、大学受験を諦めなければならなかったという。熊本の人達へ向けて「地震をきっかけに閉じこもっちゃうというか、自分だけ被害者みたいな閉じこもって辛い思いがあったけど、人と触れ合うことによって自分の価値を見い出すというか、自分にも価値はあるんだっていうことに気づいたので、それを伝えたいと思った」と語った。多くの人たちからメッセージが寄せられる中、1人ブースから離れ佇む渡部さん。いろんなメッセージを見ながら自分の経験を思い出していたという。全部で181人分のメッセージが集まったが、結局渡部さんは自分のメッセージを書くことはできなかった。

2016年11月、熊本県益城町立広安西小学校へやってきた。集めたメッセージを冊子にまとめて直接届けることにした。1ページ1ページ丁寧に目を通してくれた学校の2人。なかなか聞けない後悔の話を見てくれたという。5年後にも傷は癒えていないかもしれない、けど5年たっても私たちはまだそういう立場であってもいいんだってふうには受け止められる、と語った。

キーワード
郡山市(福島)
風とロック芋煮会
東電
白河市(福島)
東日本大震災
阪神淡路大震災
熊本県益城町立広安西小学校
神戸市(兵庫)
三島町(福島)
福島県
熊本県

エンディング (その他)
11:23~

箭内道彦は「先輩後輩って先輩がなんでもして差し上げなきゃいけなくてってことじゃないんだって言うのを見ててすごく感じて、後輩だから先輩の気持がわかるっていう逆の部分ってあるなって。2人を励ましてたもん」と話した。渡部曉は「5年たっても思いを持っていてもまだいいんだ、安心しましたと言っていただいて、それが逆に自分もうれしかったし、本当にやって届けられて良かったと思った。これからもしかしたらもっともっとつながっていくんだっていうのを感じれて嬉しかった」とかたった。

♪青春の光/ひとりぼっち秀吉BAND

次回のこの時間は東北発未来塾。12月5日夜11時。

キーワード
青春の光
ひとりぼっち秀吉BAND

スポット

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